2050年の「太陽エネルギー社会」実現に向けて 東北大学とのビジョン共創型パートナーシップに基づく取組みを開始

2020 年 6 月 12 日
各 位
会 社 名 住友金属鉱山株式会社
代表者名 代表取締役社長 野崎 明
(コード番号 5713 東証第 1 部)
問合せ先 広報 IR 部 草薙 英昭
(TEL. 03-3436-7705) 


2050 年の「太陽エネルギー社会」実現に向けて
東北大学とのビジョン共創型パートナーシップに基づく取組みを開始

住友金属鉱山株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:野崎 明、以下「住友金属鉱山」)と国立大学法人東北
大学(所在地:宮城県仙台市、総長:大野 英男、以下「東北大学」)は、このほど 2050 年に向けたビジョン共創型パ
ートナーシップに基づく取組みを開始いたしました。
「太陽エネルギー社会」の実現というビジョンの達成に向けて、共同研究を通じて研究者が夢を持って取り組むマイ
ンドを育成するとともに、革新的な材料科学の創生による地球規模のエネルギー・環境問題解決への貢献を目指しま
す。

ビジョン共創型パートナーシップとは、“日本および世界が目指すべき未来社会の姿(ありたい姿)と担う役割(ビジョ
ン)の達成”を目的とした取組みです。東北大学は、以前から他の企業との間で同様の取組みを行ってきましたが、今
般、長期的な視野で取組む活動趣旨に鑑み、研究開発や人材育成の面で長年に亘る協働実績のある住友金属鉱山とも、
本取組みを開始することとなりました。

両者は、2018 年度から約 2 年間をかけて議論を重ね、2050 年をターゲットとした「ありたい姿」と「ビジョン」を策
定しました。そこからバックキャストした具体的なステップとして、材料系素材の共同研究・開発に取組み、事業化・
社会実装を実現することで、新たな価値の創造を目指します。

ビジョン: 革新的な材料科学の創生を通して「太陽エネルギー社会」を実現する
ありたい姿:太陽エネルギーで地球のエネルギー需要をまかなう

【添付図参照】

2020 年 4 月より、既に第 1 ステップとなる共同研究を開始しておりますが、ビジョンの達成に向けた取組みは、以
下の 3 ステップで進められます。

①研究シーズ育成:東北大学の若手研究者の有望な研究シーズを、住友金属鉱山の強みを活かす形で取り込み、共同
研究を実施。機能の発現、実用化可能性を検討。
②実用化研究開発:開発した材料を最終用途に使用するのに必要な応用研究を実施。また、他大学や国立研究開発法
人等との連携も含めて、最終用途への橋渡しを企画。
③社会実装: 川下産業と連携し、社会実装と新たな太陽エネルギービジネスの創生を目指す。

両者は、東北大学の材料科学における強み、幅広い知見および発想力と、住友金属鉱山の資源開発から非鉄金属製
錬、機能性材料に至る 3 事業連携の強み、金属系材料の研究開発力を活かし、本取組みを進めてまいります。
また、短期的な成果にとらわれない夢のある研究を通じ、若手研究者のモチベーション向上や人材育成に資すること
を期待するとともに、革新的な材料の開発によるビジョンの達成と社会への貢献を目指してまいります。
以 上
添付図

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