連結子会社におけるリチウムイオン電池リサイクル工場の増設に関するお知らせ

2022年4月27日
会 社 名 株式会社エンビプロ・ホールディングス
代 表 者 名 代表取締役社長 佐 野 富 和
(コード番号:5698 東証プライム)
問 合 せ 先 取締役 管理管掌 竹 川 直 希
(TEL. 0544-21-3160)



連結子会社におけるリチウムイオン電池リサイクル工場の増設に関するお知らせ


この度、当社連結子会社である株式会社VOLTA(本社:静岡県富士宮市、代表取締役社長:今井健太、以下
「VOLTA」)は、リチウムイオン電池リサイクル工場を新設し、ブラックマス製造能力を増強します。


1.工場新設の理由

VOLTAでは、リチウムイオン電池やニッケル水素電池などの充電式電池を低炭素プロセスによってリサイク
ルし、レアメタルの資源循環を確立しています。取扱量の増加に伴い、ブラックマス製造能力の増強、工場倉
庫内の安全・作業効率の向上および取扱量の更なる増加を目的に、工場を新設します。本新設により、VOLTA
全体の敷地面積が約1.5倍に増加します。


2.新工場の概要
(1)名称 :VOLTA富士工場
(2)所在地 :静岡県富士市大野字大野北 55番地1、55番地2
(3)敷地面積 :3,282.48㎡
(4)工場延床面積:1,496.34㎡
(5)開設予定時期:2022年9月
(6)生産品目 :ブラックマス(ニッケル・コバルトの濃縮滓)、
銅、アルミ、カーボン他


3.今後の展望(電池 to 電池のクローズドループ・リサイクルへのチャレンジ)

電池 to 電池のクローズドループの実現には、以下の3つの工程が必要です。

①ブラックマスを回収する前処理工程(放電・乾燥・破砕・選別等)

②回収されたブラックマスから高純度の金属(硫酸コバルト、硫酸ニッケル等)を抽出する製錬工程

③高純度の金属を電池活物質用原料へ加工する前駆体製造工程

VOLTAでは、2025年に湿式製錬工場を稼働、その後の前駆体製造を含めた電池のリサイクルシステムの構築
を計画しています。リサイクル工程を一貫して担うことで、製造から廃棄、廃棄から製造までのトレーサビリ
ティが確保され、動静脈一体となった電池 to 電池のクローズドループによるサーキュラーエコノミーの実現
が可能になります。
図 : リチウムイオン電池リサイクル事業のイメージ


エンビプロ グループは、今後急速に拡大するリチウムイオン電池市場に対して、この分野のサーキュラー
エコノミー(電池 to 電池のクローズドループ)を強い思いで実現していきます。


4.株式会社VOLTA 会社概要

(1) 名 称 株式会社VOLTA

(2) 所 在 地 静岡県富士宮市山宮3507番地の19

(3) 代 表 者 代表取締役社長 今井 健太

(4) 事 業 内 容 リチウムイオン電池やニッケル水素電池等の充電式電池のリサイクル事業

(5) 資 本 金 4億円

(6) 設 立 年 月 日 2018年1月10日

(7) 株 主 株式会社エンビプロ・ホールディングス 100%

(8) URL https://www.env-volta.jp/



5.今後の見通し

本件に関する2022年6月期に与える影響は現段階では軽微ではありますが、今後、開示すべき事項が生じた
場合には、速やかにお知らせいたします。


6.本件に関するお問い合わせ先

株式会社エンビプロ・ホールディングス
TEL:0544-21-3160 / Mail:ir@envipro.jp

4179