「鋼材生産プロセス改革Part3」精整リエンジ着工について

News Release
2015年10月21日
愛知製鋼株式会社


「鋼材生産プロセス改革Part3」精整リエンジ着工について
愛知製鋼株式会社(本社:愛知県東海市、社長:藤岡高広)は、鋼材生産プロセスをスルーで改革する
「鋼材4Sリエンジ(注)」の一環として,精整工程の生産能力を高める「精整リエンジ」に着手することを
決定し、 本日(10月21日)起工式を執り行った。


鋼材生産プロセス改革としては、先に実施した製鋼工程の大断面連続鋳造機(Part1)、分塊圧延工程のリエンジ
ニアリング設備(Part2)、に続き、鋼材生産プロセスの最終工程である精整工程を改革する。


この「精整リエンジ」では、圧延から精整工程の物流を改善するための鋼材水冷設備、精整工程の生産能力
を高めるための精整ライン(Aライン)を新たに建設する。
圧延から精整工程の物流改善により出荷リードタイムを短縮し、新設する精整ラインでは高度化する市場の要
求品質に対応する最新の検査設備を導入する。


設備投資額は約30億円、2017年1月の稼動をめざす。


建設する設備の概要は以下のとおり。


(注) 4Sリエンジ=Simple Slim Short Straight を目指したプロセス改革



製 鋼 分 塊 圧延 精 整 鍛 造
【溶かす・固める】 【延ばす・半製品】 【延ばす・成品】 【検査】 【たたく】


精錬 大断面 分塊・大形 製品圧延 製品精整 2次精整
スクラップ 電気炉 鍛造
(EF) 連続鋳造 (熱処理、
ヤード (LF/RH脱ガス) 圧延
(3CC) 2次加工)



Part4 Part1 Part2 Part5 Part3


鋼材生産プロセス改革の概要




本日起工式の様子




1.設備名称:
1)「No2.水冷装置」設備
2)「精整Aライン」設備


2.設置場所: 当社知多工場内


3.投資概要:
1)投資額 約30億円
2)着 工 2015年11月1日
3)稼動開始 2017年1月予定
4)生産品目 特殊鋼鋼材
5)生産能力 新設の精整Aライン:13千トン/月


4.仕様:
1)「No2.水冷装置」 - (連続式水冷装置)
(生産性=108 Ton/H)
2)「精整Aライン」 - (サイズ=φ20~60mm)
(生産性=25 Ton/H)


5.主な特徴:
1)・圧延から水冷装置へ搬送設備を新設することによる直接仕掛化(物流改善)
2)・受注が増加しているサイズ域(φ20~60mm)の精整設備を新設することによる
精整工程全体の生産性向上
・最新の表面キズ検査設備、内質検査設備を導入することによる品質保証精度向上


6.効果:圧延との直接仕掛化(物流改善)による出荷リードタイム短縮と最新の検査設備導入による
品質保証精度向上




お問い合わせ先・・・本社/総務部 広報室:052-603-9216

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