2021年3月期 決算説明会資料

2021年3月期
決算説明& 新中期経営計画説明資料
東証1部 5121
藤倉コンポジット株式会社



2021年6月14日

代表取締役社長 森田健司
目次 本日お伝えしたいこと

事業概要
– 新社名に託す思い
– 人々の「豊かなくらし」をささえるコンポジット技術

決算説明&業績予想
– 第5次中期経営計画時に主戦市場減速の影響を受けた
収益性の向上が最重要課題

前中計の振り返り、新中計概要
– 前中計のまとめ
– 新中計に向けて



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Ⅰ. 事業概要
新社名『藤倉コンポジット』に託す意図

2019年4月より




複合化技術を生かし、
藤倉の創始者である
ゴムだけにとらわれない
歴史ある名前を引き継ぐ
新しい製品分野に積極的に進出


• 事業内容の広範囲化
ゴルフのカーボンシャフトなど、ゴムを使用しない製品の増加。
• 人材採用
化学分野以外からも人材の採用が望める。

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コンポジットとは?

コンポジット = 複合化
複数の要素を組み合わせること。
当社は、ゴムと布を組み合わせる技術から、金属や樹脂などと組み合わせること
で様々な製品を生み出してきました。現在でも、当技術をゴムだけでなく、様々
な異なった素材を組み合わせて新たな価値の創出に取り組んでおります。



ダイヤフラム など




逆止弁 など



MCI(メタルコンポ
ジットアイアン)など


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“くらし”をささえる

給湯器やトイレをはじめ、住宅のあらゆる設備に製品が使われている

Oリング 衛陶機器用ガスケット 洗濯機用ダイヤフラム




給湯器用Oリング 風呂リモコン用パッキン




ダイヤフラム
ガスメーター用ガスケット ガスコンロ用弁ゴム LPG調整器用ダイヤフラム



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“ものづくり”をささえる
一台の自動車に膨大な数の製品が 液晶や半導体など、日常に欠かせない部品を
使われている 製作する産業機械の中に製品が使われている
インレットチェックバルブ用
ガスケット


Oリング
ダイヤフラム

BFシリンダ
インジェクター用
オイルフィルタ用 Oリング
ガスケット




ウェストゲート
アクチュエータ用
ダイヤフラム 圧力を一定に保ち圧力変化を防ぐ 床からの微振動を制御

オイルプレッシャー用 インテークマニホールド用
ダイヤフラム ガスケット




レギュレータ 除振装置
Li-ion用断熱ゴム ダイレクトイグニッションシステム用カバー


このほか、鉄道・船舶・医療・音響・印刷 等の分野でも製品が使われている
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“エネルギー”をささえる

「発電」「送電」「蓄電」にかかわる製品を製造し“エネルギー”をささえる




非常用マグネシウム空気電池 風力発電機用ブレード保護シート 常温収縮チューブ コンサベータ




多種機能性テープ 各種モールド品




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“いのち” “レジャー” をささえる
「医療」や「救命」に役立つ製品を製造し、 「ゴルフ」「アウトドア」を通して、
“いのち”をささえる “レジャー”をささえる




ゴルフシャフト:Speeder EVOLUTION Ⅶ

レギュレータ 流量制御弁




ゴルフシャフト:VENTUS BLUE ゴルフシャフト:MCI



ラテックス製品 災害用テント




膨脹式救命筏 膨脹式救命胴衣 登山靴・ハイキングシューズ トレッキングポール




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売上高と売上高営業利益率の推移
 売上高は減収ながら、営業利益率は改善を実現
単位:百万円
35,000 12.0%



30,000 10.0%



25,000 8.0% 外



20,000 6.0%



15,000 4.0%



10,000 2.0% 内


5,000 0.0%



0 -2.0%


日本 北米 アジア その他 営業利益率



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Ⅱ. 2021年3月期決算情報




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決算ハイライト



 自動車市場は、下半期回復基調となったが、前年比減収となった。
 制御機器関連企業の設備投資が好調に推移した。
 ゴルフシャフト部門が自社ブランド商品を中心に好調に推移した。


新型コロナウイルス拡大による影響

 自動車市場において、上半期受注が低迷した。
 印刷材料部門は、通期で影響を受けた。
 アウトドア用品部門が、度重なる緊急事態宣言発令の影響を受けた。




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2021年3月実績
 全セグメントが世界経済停滞の影響を受けたが、液晶・半導体設備投資とスポーツ用品
が牽引、自動車市場も下期回復
 収益性の面では生産体制の適正化、全社挙げての経費圧縮、継続的な原価低減が効果を
上げ回復
(単位:百万円)

2020年3月期 2021年3月期 2021年3月期 2021年3月期
期初計画比 前期比
実績 1Q段階計画 直近修正計画 実績


売上高 31,999 27,700 28,900 29,275 +5.6% ▲8.5%


営業利益 891 ▲100 800 1,172 - +31.5%


営業利益率
2.7% - 2.7% 4.0% - +1.3P
(%)


当期利益 390 ▲200 700 1,182 - +202.6%


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主要セグメント別実績
(単位:百万円)

2020年3月期 2021年3月期
セグメント 前期比 トピックス
実績 実績
国内において、上期自動車市場停滞の影響
売上高 20,568 19,017 ▲7.5% を受け、セグメント売上減収。

減収の影響を受け、稼働率低下の影響を吸
産業用資材 営業利益 506 380 ▲24.9% 収できず、セグメント利益減益。


営業利益率 2.4% 2.0% ▲0.4P ―


印材を中心に、コロナ禍の影響を大きく受
売上高 5,148 4,203 ▲18.3% け、セグメント売上減収。

印材において、高価格帯製品の受注減の影
引布加工品 営業利益 145 39 ▲73.0% 響を受け、セグメント利益減益。

上記の通り、減収と減益両面の影響から、
営業利益率 2.8% 0.9% ▲1.9P セグメント利益率は大きく低下。


売上高 5,890 5,686 ▲3.5% アウトドア用品がコロナ禍の影響を受けた。


ゴルフ用カーボンシャフトが自社ブランド
スポーツ用品 営業利益 669 1,238 +84.9% 商品の販売好調。

利益率の高い自社ブランドシャフトが好調
営業利益率 11.3% 21.7% +10.4P のため。


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2021年3月期 売上高の増減要因分析
2020年3月期 実績⇒2021年3月期 計画⇒ 2021年3月期 実績
(単位:百万円)



産業用資材
その他
▲2,369 引布加工品 引布加工品 スポーツ用品 ▲223
▲1,049 スポーツ用品 産業用資材 +104 +887
その他
▲1,091 +209 +818




31,999
29,275

27,700




2020年3月期 2021年3月期 2021年3月期
実績 計画 実績
期初想定レート:JPY105/USD、JPY16/CNY

前期実績比 計画比

▲ 4,299百万円 + 1,575万円
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2021年3月期 営業利益の増減要因分析
2020年3月期 実績⇒2021年3月期 計画⇒ 2021年3月期 実績
(単位:百万円)




その他
+413


産業用資材
▲407 1,172
スポーツ スポーツ
引布加工品 用品 用品
892 ▲146 +30 +539
引布加工品
+39

その他
▲469 産業用資材
+281
▲100
2020年3月期 2021年3月期 2021年3月期
実績 計画 実績
期初想定レート:JPY105/USD、JPY16/CNY

前期実績比 計画比

▲ 992百万円 + 1,272百万円
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財務内容
(単位:百万円)

2020年3月期 2021年3月期
内容
期末残高 構成比 期末残高 構成比 増減額

流動資産 20,801 58.3% 20,707 59.3% ▲94 在庫の圧縮を進めたため、
棚卸資産が減少

固定資産 14,825 41.6% 14,168 40.6% ▲656 コロナ禍の影響で
設備投資を抑制

資産合計 35,626 100.0% 34,875 100.0% ▲750 —


流動負債 8,779 24.6% 7,981 22.8% ▲798 手元資金安定、借入金を返済


固定負債 3,033 8.5% 2,074 5.9% ▲958 計画通り借入金を返済


負債合計 11,812 33.1% 10,056 28.8% ▲1,756 ―


純資産合計 23,813 66.8% 24,819 71.1% +1,006 当期純利益の計上により
利益剰余金が増加

負債・純資産合計 35,626 100.0% 34,875 100.0% ▲750 ―

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キャッシュフロー計算書
(単位:百万円)

2020年3月期 2021年3月期 増減
営業活動によるキャッシュ・フロー 2,719 3,129 +410
投資活動によるキャッシュ・フロー ▲2,169 ▲1,374 +795
財務活動によるキャッシュ・フロー ▲96 ▲1,449 ▲1,353
現金及び現金同等物の増減額 340 251 ▲88
現金及び現金同等物の期首残高 5,188 5,528 +340
現金及び現金同等物の期末残高 5,528 5,780 +251


営業活動によるキャッシュ・フロー
主に「税金等調整前当期純利益」を15億2千5百万円及び「減価償却費」を14億1千4百万円
計上したことによるもの。

投資活動によるキャッシュ・フロー
主に「有形固定資産の取得による支出」14億1千1百万円によるもの。


財務活動によるキャッシュ・フロー
主に「長期借入金の返済による支出」9億3千万円によるもの。


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Ⅲ. 2022年3月期決算予想




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2022年3月期 決算サマリー ~主要な外部環境~

2021年3月期 2022年3月期
分類 2022年3月期の外部環境
の結果 の計画

 中国、北米市場は堅調を維持、ASEAN地域は
海外
前期並みを見込む
自動車
 国内市場は回復しつつあるものの、部品調達難
国内
により回復途上

 インフラ関係は前期に続き低調、住宅設備機器
住宅設備・インフラ
関連は引き続き堅調に推移すると見込む

液晶・
産業機械  関連設備投資は好調が続くと見込む
半導体


医療  引き続き、堅調に推移すると見込む


 国内、海外とも前期下期の好調が継続すると
スポーツ ゴルフ
見込む


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2022年3月期計画
 2022年3月期の世界経済は回復へ向かうものの、地域により格差が生じるものと推測、
コロナ禍以前の水準には戻らない前提で計画。
 各セグメントともこれまでの施策を継続し、収益性の維持に努める。
(単位:百万円)

2021年3月期 2022年3月期 前期比 前期比
実績 計画 (%) (額)


売上高 29,275 31,000 +5.9% +1,724


営業利益 1,172 1,100 ▲6.2% ▲72


営業利益率
4.0% 3.5% ▲0.5P ー
(%)


当期利益 1,182 1,200 +1.5% +18


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主要セグメント別計画

(単位:百万円)

2021年3月期 2022年3月期
セグメント 前期実績比
実績 計画

売上高 19,018 20,500 +7.8%

産業用資材 営業利益 381 900 +136.4%

営業利益率 2.0% 4.4% +2.4P

売上高 4,204 4,300 +2.3%

引布加工品 営業利益 39 100 +154.6%

営業利益率 0.9% 2.3% +1.4P

売上高 5,687 5,500 ▲3.3%

スポーツ用品 営業利益 1,239 900 ▲27.4%

営業利益率 21.8% 16.4% ▲5.4%


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2022年3月期 営業利益の増減要因分析
(単位:百万円)

引布加工品
+61
スポーツ用品 売上構成の変化を反映
産業用資材 ▲339
+519
その他
▲313



国内外とも自動車の
回復が大きく影響
1,172
1,100




2021年3月期 2022年3月期
期初想定レート:JPY105/USD、JPY16/CNY
実績 計画


前期実績比

▲ 72百万円
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2022年3月期 売上高の増減要因分析
(単位:百万円)


引布加工品 スポーツ用品 その他
+96 ▲187 +333
産業用資材
+1,482




関連する全市場での
回復傾向を反映 31,000
29,275




2021年3月期 2022年3月期
期初想定レート:JPY105/USD、JPY16/CNY
実績 計画


前期実績比

+ 1,725百万円
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2022年3月期達成に向けて
セグメント別 課題と対策
2021年3月期 実績 2022年3月期 計画




産業用資材
上期低調に推移したものの、下 住宅設備は堅調に推移。 地域による回復格差が顕著に表 住宅設備は国内は減退するも海
自動車・ 期は中国、北米市場が牽引し回 インフラ関係は、工事の延期な れているが、回復方向に向かう 外での需要に支えられ、前期並
復した。ASEAN地域は回復途上 どが重なり低調。 も2020年3月期の水準までは戻 みを見込む。インフラ関係は今
住宅設備・ にあり、見通しが立たす。 らない見込み。 期も低調を見込む。
インフラ
収 収 各種施策を継続するとともに、自動化の推
益 原価低減、不良低減等の施策を実施したが、 益
操業停止などカバーしきれず低調 進により原価低減、不良低減をさらに加速
させ改善を加速

産業用資材 • 半導体関連設備投資が好調を維持し堅調に推移し、 • 世界的な半導体不足は継続しており、関連する設
液晶・半導体 収益性も高い水準を維持できた。 備投資も好調を継続すると見込む。

• 今期も堅調に推移、遅れていた開発品の立ち上げ
産業用資材 • 堅調に推移したものの、開発品の立ち上げが遅れ を見込む。
医療 た。 • 昨期実施した設備投資について確実に立ち上げ、
本格稼働できる体制を整える。

• 新型救命筏の開発が完了し市場へ投入し、受注拡
• 救命筏の整備事業が軌道に乗り、安定した受注を 大を図る。
引布加工品
確保できた。 • 新市場として医療用陰圧テントの開発、販売を進
める。

• 大手ゴルフクラブメーカーへのOEM製品の販売が
低迷したものの、北米モデル「VENTUS」、日本モ • 大手ゴルフクラブメーカーへのOEM製品の販売を
スポーツ用品 デル「Speeder EVOLUTION Ⅶ」の販売が好調に推 復調させ、継続してカタログ品の販売に注力する。
移。
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株主還元 1株当たり配当金の推移

(単位:円) 1株当たり配当 配当性向(右軸) (単位:%)
20 90%

18 80%


70%


60%

50%

40%

30%


20%


2 10%


0 0%
2013年3月期 2014年3月期 2015年3月期 2016年3月期 2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期 2021年3月期 2022年3月期
(予想)




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Ⅳ. 中期経営計画
収益性の向上が最重要課題
3ヵ年計画の達成に向け、第5次中期経営計画の施策を確実に結実させていく




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前中期経営計画の振り返り
 各セグメントとも好調なスタートを切れたが後半は米中貿易摩擦の影響を大きく受け、売上、
利益とも減速した。
 設備投資等については一部においては投資環境の変化を鑑み取捨選択し実施した。
 開発品については目途のたったものから実行組織へ移管し、販促活動を開始した。
(医療、電池、センサ)

2020年3月期 2021年3月期
2017年3月期 実績 前中計目標
実績 2017年3月期比 (参考値)

売上高 316.2億円 1,000億円以上 319.9億円 +1.1% 292.7億円


営業利益率 5.4% 8%以上 2.7% △2.7% 4.0%

売上高 営業利益
セグメント 2017年3月期 2020年3月期 2021年3月期 2017年3月期 2020年3月期 2021年3月期
実績 実績 (参考値) 実績 実績 (参考値)

産業用資材 198.6億円 205.6億円 190.1億円 12.9億円 5.0億円 3.8億円

引布加工品 52.0億円 51.4億円 42.0億円 2.1億円 1.4億円 0.3億円

スポーツ用品 61.9億円 58.9億円 56.8億円 6.7億円 6.6億円 12.3億円

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今中計の位置づけ
第6次中期経営計画 20年度-24年度



TRANS FORM
変化にチャレンジし、「変わる」から「変える」へ




成長期

回復期 新中期経営計画 フェーズ 2
22年度-24年度
新中期経営計画 フェーズ 1
20年度-22年度
現在
単位:百万円 売上高 営業利益 営業利益率
売上高:29,275百万円 実績見通 2020年度(142期) 29,000 1,000 3.4%

営業利益:1,172百万円
予算 2021年度(143期) 30,700 1,100 3.5%
予算 2022年度(144期) 32,400 1,600 4.9%
営業利益率:4.0% 予算 2023年度(145期) 33,900 2,000 6.0%
予算 2024年度(146期) 35,400 2,300 6.7%
ROE:4.8%
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中期経営計画 経営目標①

第5次 第6次(回復) 第6次(成長)
単位:百万円
計画 実績 計画 計画
連結 100,600 99,397 91,200 102,000
産業用資材 64,000 63,636 60,100 66,500
売上高 引布加工品 15,900 15,568 13,000 14,400
スポーツ用品 19,200 19,058 16,300 19,200
その他 1,500 1,136 1,800 1,900
連結 6,700 3,979 2,600 5,900
産業用資材 6,520 2,424 2,200 4,200
営業利益 引布加工品 250 615 300 700
スポーツ用品 2,100 2,258 2,600 3,300
その他 ▲2,170 ▲1,318 ▲2,500 ▲2,300
営業利益率(%) 6.7% 4.0% 2.9% 5.8%


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中期経営計画 経営目標②
売上高推移

産業用 スポーツ
引布 スポーツ 用品 その他
資材 産業用 引布
加工品 用品 その他 産業用 加工品 +2,900 +100
▲364 資材 引布
▲332 ▲142 ▲364 資材 +1,400
▲3,536 加工品 スポーツ
+6,400
▲2,568 用品
▲2,758 その他
100,600 +664 102,000
99,397
91,200



第5次計画 第5次実績 第6次計画(回復) 第6次計画(成長)




営業利益推移
スポーツ
引布 用品 その他
産業用 加工品
産業用 引布 スポーツ +700 +200
産業用 資材
資材 加工品 用品 +400
資材 引布 スポーツ その他 その他 +2,000
用品 +852 ▲224 ▲315 +342
▲4,096 加工品 ▲1,182
6,700 +365 +158
5,900
3,979
2,600


第5次計画 第5次実績 第6次計画(回復) 第6次計画(成長)


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セグメント計画:産業用資材
売上高 営業利益 セグメント中期計画概要


230億円 16億円
• 自動車及び住宅設備は2021年3月期を底に回復、
現流動品の減少を新規受注を獲得しながら2025
年3月期で完全回復を目指す。
【2025年3月期】 【2025年3月期】
• 液晶・半導体関連の設備投資は2025年3月期ま
で続くと予想され、その後ピークアウト、成長
ドライバーとして事業戦略アイテムの拡販を第
6次中計で軌道に乗せる。
190億円 3億円 • 利益面では前中計で投資を実行した自動化推進
【2021年3月期】 【2021年3月期】 による原価低減、不良低減を確実に実らせ、改
善を図る。



事業戦略の概要
 次世代自動車プロジェクトを推進室とし全社組織へ変更。パワートレイン別に複合技術の強みを生かした戦略を立案
し、将来の事業基盤とする。
 既存の耐火材、摺動材を中心とした高機能材料を住宅設備分野へ販売促進。
 カーボンニュートラルの実現に向けた流れにのり、風力発電ブレード保護シートをグローバルで販売促進。
 WattSatt、アクアチャージを継続販売、防災品としての認知度を高める。
 精密分野において精密シリンダ、精密加圧ヘッド、除振装置で技術を蓄積し、自社装置販売へつなげる。
 医療分野においては量産実績を確実に積み上げ、大型案件の受注と新規開発へのアプローチを強化する。
 荷重センサ、液体検知センサの用途を開拓し積極的なアプローチから実績作りを確実に行う。
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産業用資材:自動車

次世代自動車推進室 金型技術
インジェクターユニット、レギュレータなど 高度な金型技術で
流体を制御し、FCVをささえる様々な部品を提供 バリレス成形を実現




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産業用資材:住宅設備、インフラ

ブレード保護シート 非常用モバイル充電器

ブレード保護シートはエロージョン耐性を
向上させ、メンテナンス周期を長期化させます




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産業用資材:自動化設備

自動化設備

設備の自動化により、原価低減と、品質向上を推進




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産業用資材:液晶・半導体、医療

精密加圧ヘッドユニット 医療用逆止弁自動組立
精密加圧ヘッドユニットにより ディスポーザブル用途として
各種接合に幅広く対応 大量生産が可能な仕様




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セグメント計画:引布加工品
売上高 営業利益 セグメント中期計画概要


50億円 3億円 • 引布加工品は官需による安定受注、救命いかだ
整備事業の拡大、産業資材での新規獲得で堅実
【2025年3月期】 【2025年3月期】 な成長を目指す。


• 印刷材料はグローバルブランドを投入し、ブラ
ンドイメージの回復を図り、売上増加を目指す。
42億円 0.3億円
【2021年3月期】 【2021年3月期】




事業戦略の概要
 新型筏により競争力を向上しつつ、整備事業契約獲得の増加を目指し、中長期的な収益基盤の安定化
を図る。
 エアーテントの既存技術を活用し、医療用陰圧テントの開発、販売を目指す。




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引布加工品:引布・加工品


救命いかだ 医療用陰圧式エアーテント

安全性とともに小型・軽量・省スペース化など エアー充気のみで自立する感染対策
顧客ニーズに対応するため、 医療用陰圧式エアーテントを市場投入
2021年度、新製品を市場投入




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セグメント計画:スポーツ用品
売上高 営業利益 セグメント中期計画概要


68億円 12億円 • ゴルフシャフトは国内における市場シェアを維
持しつつ、北米拠点と協働でグローバルでのブ
ランディング戦略を実行する。
【2025年3月期】 【2025年3月期】
• 産業用品はこれまでの多様な商品開発から「選
択と集中」を実現し、第6次中計中に大型量産
案件を立ち上げ、収益基盤を確実なものとする。

56億円 12億円 • 利益面では現在の収益性を維持しつつ、各拠点、
協力会社の役割を明確にして増減に柔軟な対応
【2021年3月期】 【2021年3月期】
ができる体制を構築する。




事業戦略の概要
 継続してグローバルでのブランディング戦略を推進する。
 産業用品においてEV及びFCV、無人飛行機、ロボットの市場に絞り込み複合技術を生かしながら事業
化を目指す。
 新カテゴリーシューズ【CRV】を2022年初春に販売開始する。登山にとらわれないライトアウトドア
を意識した商品群でカジュアルや靴市場でのシェア獲得を目指す。



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スポーツ用品:ゴルフシャフト

ゴルフシャフト




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スポーツ用品:アウトドア用品

登山靴・トレッキング・ハイキングシューズ




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事業戦略


サステナビリティ経営の実現に向け
「変化にチャレンジし、変わるから変えるへ」


事業ポートフォリオの再認識と再構築 業務改革推進室の設置
部分最適化の業務改善から
収益性、継続性を加味して
全体最適化の業務改革へ
関係会社を含めた再認識、分析、再構築へ
DX投資に向け着実なステップを踏む




SDGs推進委員会 健康経営の推進

健康経営プロジェクト、
優先課題が決定、KPI設定のフェーズへ
2021年スポーツエールカンパニー継続認定




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ROE向上に対する考え方

2020/3 2021/3 2023/3 ROE向上のための施策
(実績) (実績) (目標)



ROE 1.6% 4.8% 5.6%  7%以上を目指して各施策を着実に進める




(収益性)
①売上高純利益率  事業戦略を進め、高付加価値品の売上高
1.2% 4.0%
を向上させることで、収益性改善を実現
当期純利益÷売上高



(資産効率性)
②総資産回転率  生産体制最適化推進により、資産効率性
1.1回 1.2回 の向上を実現させる
売上高÷総資産




③財務レバレッジ  最適資本構成の追求を行うものの、現状
1.5倍 1.4倍 水準維持の想定
総資産÷自己資本



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設備投資計画
第5次中期経営計画 第5次中期経営計画 第6中期経営計画
計画 結果 計画
 環境規制の改正により第3期工事
 中国 予定地の契約を解除
安吉藤倉生産能力増強・フルキャ
パ生産  第1、2期工場に生産設備を増強し
フルキャパ生産  地政学的リスクを最小化するため
 ベトナム  事業再編により不採算事業の撤退
地産地消推進を基本方針とし、米
海外拠点補強 FCH生産能力増強投資・事業再編 を完了、生産能力増強投資も完了 国、中国、ベトナム、第5生産拠
しフルキャパ生産 点すべてを加味した再配置を計画
実施
立案
 国際情勢の変化により検討を一時
 第5生産拠点検討 凍結、中国拠点の再編に合わせ再
検討


 自動化推進による原価低減、不良
 生産技術センタープロジェクト発  設備投資を完了し、生産技術部を
稼ぐ力の強化 足・設備投資・本稼働 組織化、運用開始
低減を確実に実らせ収益性を向上、
全社へ横断的に展開


 プロジェクトから実行部隊の事業  開発フェーズから量産フェーズへ
 医療推進プロジェクト発足 部へ移管を完了、量産設備の導入 移行、市場実績を確実に積み上げ
新規事業開拓 ・ISO13485取得・生産設備投資 も完了  新規引き合い獲得から追加投資を
 ISO13485取得済み 実行


 業務改革推進室を設置し、DX投
業務改革の推進 ー ー 資に向けた計画立案、業務改革を
実行


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新LIM棟が完成いたしました
中期経営計画の基本戦略の一つとして、福島県南相馬市にあります原町工場の敷地
内に工場建屋を新設いたしました。
新建屋へは医療用ゴム製品を含むLIM 製品(Liquid Injection Molding)の生産設備を
移管し、生産効率を改善することが目的です。また、移管後の空いたスペースには、
品質管理体制をより強化させるために生産技術センターを設置いたしました。




設備投資額 1,081百万円(建屋他)
新LIM棟
延べ床面積 4,562.53㎡(2階建て)


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ESG(E:環境 ・ S:社会)


E S
“くらし” “ものづくり” “エネルギー” “いのち” “レジャー”
をささえる をささえる

 製品の供給をとおして環境負荷低減に  製品の供給をとおして社会の課題解決に
貢献します。 貢献します。
(次世代自動車、省エネ住宅設備、 (医療機器、救命いかだ、ゴルフシャフト、
再生可能エネルギー関連部品 など) ノルディックウォーキングポール など)


 生産活動をとおして廃棄物、VOCの削減  労働環境の改善に積極的に取り組みます。
に努めます。 (長時間労働削減に向けた取り組み、
テレワーク推進環境の整備・運用 など)


Environment Social



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ESG:SDGs目標

藤倉コンポジットが注力する7つのSDGs目標




健康経営 工業用ゴム部品
スポーツエールカンパニー UV印刷
医療機器部品 いかだ
ゴルフシャフト、ノルディックウォーク、スポーツ吹き矢 廃棄物削減

電気自動車
ガス・電気・電力関連製品 廃棄物・化学物質削減
省エネ、再生可能エネルギー 不良低減
現地調達

安全衛生
CO2排出削減
長時間労働削減、テレワーク
不良低減
雇用促進、高齢者・障碍者雇用
災害対策製品
従業員教育


半導体関連製品
自動化
資源利用効率の向上


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ESG(G:ガバナンス)


G
当社はコーポレート・ガバナンスに関する
基本方針を立てております。
(基本方針)
引き続き、ステークホルダーとの適切、かつ継続的な協力関係のもと、中
長期的な企業の存続、企業価値の向上を実現するため、より実効性の高い
コーポレート・ガバナンスを目指してまいります。

 投資家との積極的な対話を強化します。
 SDGs推進委員会を発展させることで、サステナビリティ委員会の設置を
検討していきます。
 ROE目標達成を目指すことで、資本効率を意識した経営を実現していき
ます。

Governance


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ご清聴ありがとうございました




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免責事項

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資料の内容につきましては細心の注意を払ってはおりますが、掲載された
情報の誤りおよび当資料に掲載された情報に基づいて被ったいかなる損害
についても、当社及び情報提供者は一切責任を負いかねます。

また、当資料に記載されている当社の現在の計画、戦略などは、当社が現
時点で入手可能な情報を基礎として作成した見通しであり、これらの将来
予測には、リスクや不確定な要因を含んでおります。
そのため、実際の業績につきましては、記載の見通しと大きく異なる結果
となることがあり得ます。従って、当社として、その確実性を保証するも
のではありませんのでご了承ください。


藤倉コンポジット株式会社
人事総務部 総務広報チーム
TEL:03-3527-8412 FAX:03-3527-8330

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