電力需給の安定につながる系統用蓄電池事業への参入

2023 年 8 月 1 日
各 位
会 社 名 出 光 興 産 株 式 会 社
代 表 者 名 代表取締役社長 木 藤 俊 一
(コード番号:5019 東証プライム市場)
問 合 せ 先 経理財務部 IR 室長 茂 木 大 輔
(TEL : 03 - 3213 - 9307)


電力需給の安定につながる系統用蓄電池事業への参入
レノバ、長瀬産業、SMFL みらいパートナーズと協働、再エネのさらなる導入に貢献

出光興産株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:木藤俊一、以下 当社)は株式会
社レノバ(本社:東京都中央区、代表取締役社長 CEO:木南陽介)、長瀬産業株式会社(本社:東
京都千代田区、代表取締役社長:上島宏之)およびSMFLみらいパートナーズ株式会社(本社:東京
都千代田区、代表取締役社長:寺田達郎)と共同出資を行い、合同会社姫路蓄電所(以下 姫路蓄
電所)を設立し、系統用蓄電池事業(以下 本事業)に参入します。姫路蓄電所の事業運転開始は
2025年10月を予定しています。




系統用蓄電池事業のイメージ

近年、再生可能エネルギーである太陽光・風力発電の増加に伴い、電力需給の不安定さが課題と
なっています。系統用蓄電池は、電力需給の安定化に有効なエネルギー貯蔵設備の一つとして普及
が期待されています。本事業では、当社兵庫製油所跡地内に送配電ネットワークへ直接接続する蓄
電池システムを設置し、時間帯に応じて電力を充放電することで電力需給バランスの調整に寄与し
ます。
このような系統用蓄電池が再生可能エネルギーのさらなる導入につながり、ひいては我が国の
カーボンニュートラル社会の実現に貢献できるものと考えています。当社はこれまで培った電力・
再生可能エネルギー事業のノウハウや人材を活用するとともに、系統用蓄電池を活用した電力事業
の収益モデルの確立を目指します。今後の同事業の実現はもとより、将来の地産地消エネルギーシ
ステム実現を見据えて取り組んでいきます。
※本事業は一般社団法人環境共創イニシアチブが公募する「令和 4 年度補正再生可能エネルギー
導入拡大に資する分散型エネルギーリソース導入支援事業費補助金(系統用蓄電システム・水電解
装置導入支援事業)」の採択を受けて行うものです。


【事業概要】
発電所名 姫路蓄電所
事業主体 合同会社姫路蓄電所
出光興産株式会社:51%
(蓄電所の運用、電力市場での取引およびメンテナンス)
株式会社レノバ:22%
(蓄電所のエンジニアリング全般、資金調達及び合同会社
出資者・出資比率
の運営)
および各社の役割
長瀬産業株式会社:22%
(蓄電池廻りのサポート)
SMFL みらいパートナーズ株式会社:5%
(プロジェクトファイナンス)
所在地 兵庫県姫路市飾磨区妻鹿日田町(当社兵庫製油所跡地)
事業用地面積 約 2,900 ㎡
設備諸元 リチウムイオン電池
蓄電システム出力 15MW
蓄電容量 48MWh
着工(予定) 2023 年 8 月
事業開始(予定) 2025 年 10 月

当社は 2022 年 11 月に発表した「中期経営計画(2023~2025 年度)」において、下記 3 つの事業
領域の社会実装を通じ、事業ポートフォリオ転換を推進することを表明しました。




本取り組みは上記3つの事業領域のうち「一歩先のエネルギー」および「スマートよろずや」の
開発と社会実装に向けた取り組みと位置付けています。

以上

4560