本田技術研究所とELV由来プラスチックの再資源化に向けた実証実験を開始

2024 年3月 28 日
各 位
会 社 名 出 光 興 産 株 式 会 社
代 表 者 名 代表取締役社長 木 藤 俊 一
(コード番号:5019 東証プライム市場)
問 合 せ 先 経理財務部 IR 室長 茂 木 大 輔
(TEL : 03 - 3213 - 9307)


本田技術研究所と ELV 由来プラスチックの再資源化に向けた実証実験を開始

出光興産株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:木藤 俊一、以下「当社」)は、株式会
社本田技術研究所(本社:埼玉県和光市、代表取締役社長:大津 啓司、以下「本田技術研究所」)と共
同で、ELV 由来プラスチック※1の再資源化(油化ケミカルリサイクル※2)に向けた実証実験を開始しまし
た。


当実証実験では、本田技術研究所が使用済み自動車(End-of-Life Vehicle 以下、ELV)から回収し
たプラスチックを原料として、当社の子会社であるケミカルリサイクル・ジャパン株式会社が、油化ケミカ
ルリサイクル技術により生成油を生産します。当社は、ELV 由来プラスチックを原料とした生成油を石油
化学製品や燃料油の原料として利用可能かを確認するとともに、ELV 由来プラスチックの再資源化の
可能性について検証します。
将来的には、ELV 由来プラスチックの生成油を原料に、当社の石油精製・石油化学装置を活用して
「リニューアブル化学品」や「リニューアブル燃料油」※3 の生産を目指します。




当取り組みを通じて目指す姿
当社は 2050 年カーボンニュートラル社会の実現に向け、2030 年ビジョン「責任ある変革者」、2050 年
ビジョン「変革をカタチに」を掲げています。2022 年に発表した中期経営計画(対象年度:2023~2025 年
度)では、下記の「3 つの事業領域」の社会実装を通して「人々の暮らしを支える責任」と 「未来の地球環境
を守る責任」を果たしていくことを表明しました。




ELV 由来プラスチックの再資源化の取組は、出光興産が中期経営計画にて表明した3つの事業領域の
うち「多様な省資源・資源循環ソリューション」の社会実装に向けた取り組みの一環です。


当社は当実証実験を通じて、カーボンニュートラルおよび循環型社会の実現に向けて取り組んでまいり
ます。


※1 ELV 由来プラスチック:使用済み自動車から回収したプラスチックのこと(ELV:end of life vehicle の
略)。


※2 油化ケミカルリサイクル:使用済みプラスチックを油化して、生産した生成油を原料に「リニューアブル
化学品」や「リニューアブル燃料油」を製造する再資源化の手法。以下のリリースをご参照ください。
2023 年 4 月 20 日付
使用済みプラスチックを原料とした油化ケミカルリサイクル商業生産設備への投資決定について


※3 リニューアブル化学品、リニューアブル燃料油:使用済みプラスチックを原料として油化ケミカルリサイ
クルを行い、生産した生成油から製造された化学品や燃料油のこと。


【会社概要】
■株式会社本田技術研究所
本社 :埼玉県和光市中央 1-4-1
代表者 :代表取締役社長 大津 啓司(本田技研工業株式会社 執行役常務)
主な事業内容:新技術の基礎応用研究と技術開発、新価値商品の研究開発




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■ケミカルリサイクル・ジャパン株式会社
本社 :東京都中央区新富 1-18-8 RBM 築地スクエア 6 階
代表者 :代表取締役社長 岡村 仁彦
主な事業内容 :出光興産株式会社の子会社として、使用済みプラスチックの調達、自社設備を用い
た油化ケミカルリサイクル、生成油の販売
ウェブサイト :https://cr-japan.co.jp/company/


【参考】
当社の使用済みプラスチックリサイクルに関する取り組みについて
・使用済みプラスチックのリサイクル
・Idemitsu が挑む 3 つの事業領域

以 上




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