アラムコ、ENEOSと合成燃料(e-fuel)に関する三社間MOUを締結

2023 年 8 月 2 日
各 位
会 社 名 出 光 興 産 株 式 会 社
代 表 者 名 代表取締役社長 木 藤 俊 一
(コード番号:5019 東証プライム市場)
問 合 せ 先 経理財務部 IR 室長 茂 木 大 輔
(TEL : 03 - 3213 - 9307)


アラムコ、ENEOSと合成燃料(e-fuel)に関する三社間 MOU を締結

出光興産株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:木藤 俊一、以下「当社」)は、
Saudi Arabian Oil Company(President & CEO:Amin H. Nasser、以下「アラムコ」)およびE
NEOS株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:齊藤 猛、以下「ENEOS」)
と、日本における合成燃料(e-fuel)に関する技術協力および実用化・普及に向けた検討に共同
で取り組むことに合意し、7 月 16 日に日本・サウジアラビア両国政府立会いのもとで MOU を締結
しました。




アラムコ、ENEOS との MOU 調印式の様子
2023 年 7 月 16 日、日本・サウジアラビアの政府要人が出席したビジネスラウンドテーブルにて

合成燃料(e-fuel)は、再生可能エネルギー由来の水素と回収した CO2 を合成することで生成
される液体燃料で、運輸部門の温室効果ガス排出削減に大きな可能性を持つ燃料として注目され
ています。流通にあたり、貯蔵タンクやパイプラインなど既存のインフラの活用や、自動車、船
舶、航空機のエンジンに手を加えることなく利用できる可能性があることから、低炭素化の早期
実現策として期待され、社会実装が求められています。


当社は、合成燃料の早期社会実装に向けて、海外プロジェクトからの合成燃料調達および国内
での実用化・普及に向けた検討を進めています。また、国内のグループ製油所・事業所における
合成燃料の生産検討を進め、2020 年代後半までに合成燃料の生産・供給体制を確立することを目
指しています。
本合意により、当社と同様にこれまで石油の安定供給により日本のエネルギーセキュリティを
支えてきたアラムコ、ENEOSと、それぞれが持つ液体燃料や内燃機関に関する技術・知見を
活かし、次世代型低炭素燃料である合成燃料の導入を加速させます。


当社は 2022 年 11 月に発表した「中期経営計画(2023~2025 年度)」において、下記3つの事
業領域の社会実装を通じ、事業ポートフォリオ転換を推進することを表明しました。




本取り組みは当社が掲げる 2050 年のカーボンニュートラル社会の実現に向けた3つの事業領
域のうち「一歩先のエネルギー」「多様な省資源・資源循環ソリューション」の開発と社会実装
に向けた取り組みと位置付けています。

以上

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