第118回近畿血液学地方会にてPPMX-T003臨床試験中間報告が行われました

News Release
2023 年 5 月 29 日

会 社 名 株 式 会 社 ペルセウスプロテオミクス
代表者名 代表取締役社長 執行役員 横川 拓哉
(コード番号:4882 東証グロース)
問 合 せ先 取締役執行役員 管理部長 鈴川 信一
(TEL. 03-6264-8224)



第 118 回近畿血液学地方会にて PPMX-T003 臨床試験中間報告が行われました


2023 年 5 月 27 日、大阪国際交流センターで開催された第 118 回近畿血液学地方会におきまして、当
社が実施している抗トランスフェリン受容体抗体 PPMX-T003 の真性多血症(PV)患者さんにおける第 I 相
試験(以下「本治験」)の中間報告が行われましたのでお知らせいたします。


表題: 抗 Transferrin 受容体抗体(PPMX-T003)の PV 患者における P1 臨床治験中間報告
抄録番号: 53
発表者: 関西医科大学 血液腫瘍内科 〇伊藤量基
大阪公立大学 血液内科・造血細胞移植科 高桑輝人、日野雅之、中前博久
株式会社ペルセウスプロテオミクス 勝見恵子、松浦正
発表の概要:
① 本報告は、PV 患者さんにおける目標症例6例の治験の中間報告です。3例目までの治験結果は、既に
終了している健常人(5 群、総数 40 名)の第 I 相試験の結果とほぼ一致するものでした。
② 3例いずれも重篤な副作用はなく、健常人と同様の安全性が確認されました。
③ 症例1と症例3では PPMX-T003 を 0.25mg/kg で1回、症例2では 0.25mg/kg、0.4mg/kg、
0.64mg/kg と投与量を漸増し計 3 回投与しました。3例の患者さんは、治験に参加する前は 4 週間か
ら 9 週間に一度の間隔で瀉血治療を受けていましたが、投与後は 12 週間に渡り、3 例全てで瀉血の必
要がないことが確認され、治験が終了しました。また、PPMX-T003 の投与により、ヘマトクリット(血液に占
める赤血球の割合)及びヘモグロビン(血色素)が減少し、健常人での試験と同様に、赤芽球及び赤血
球が減少する効果が確認されました。


その他、安全性についての詳細なデータや治療効果が期待できるデータも報告されました。以上のことから、
PPMX-T003 は、赤血球が多すぎる疾患である PV に対し、有効な治療薬となる可能性が示されました。


【 本リリースに関するお問い合わせ先 】
株式会社ペルセウスプロテオミクス 管理部
TEL: 03-6264-8224 e-mail: ir@ppmx.com





3044