「お客さま本位の業務運営」に関する取組状況とアクションプランについて

2020 年 6 月 29 日
各 位
会 社 名 株式会社東京きらぼしフィナンシャルグループ
代表者名 代表取締役社長 渡邊 壽信
コード番号 7173 東証第一部
問合せ先 経営企画部長 安田 信幸
(TEL 03-6447-5799)

「お客さま本位の業務運営」に関する取組状況とアクションプランについて


当社の 「お客さま本位の業務運営」
『 に則った対応方針に基づくアクションプラン』における、
当社子会社の株式会社きらぼし銀行(頭取 渡邊 壽信、以下「きらぼし銀行」といいます。)の
2019 年度の取組状況および、2020 年度のアクションプランについて、下記のとおりお知らせい
たします。

1. 2019 年度の取組状況について(別添)
2019年度においては、年度後半における新型コロナウイルス感染症の拡大等がマーケット環境
に大きな影響を与えております。そのため、きらぼし銀行の「お客さま本位の業務運営」に関する
具体的な指標(KPI)についても少なからず影響を受けております。
KPIの1つである投資信託の2019年度末残高(時価評価)については、前年度比10.8%減少して
おりますが、投資信託へのお客さま資産の流入額(お客さまの購入額-お客さまの解約額)は年
度で約100億円の流入超となりました。引続き、長期分散投資を基本にお客さまのニーズに相応し
く、かつ最適な金融商品・サービスを提供してまいります。
また、2018 年度実績より公表している共通KPI である「運用損益別投資信託顧客比率」につい
ては、運用損益がプラスのお客さまは2019年3月末時点では約53%、2019年12月末時点では69%ま
で増えましたが、新型コロナウイルス感染症の影響による経済情勢が悪化する中で、2020年3月末
時点では約26%となりました。投資信託の預かり残高上位20銘柄(※運用期間5年以上のファンド)
における「リスク/リターン」ならびに「コスト/リターン」については、リスク、コストとも低
減を図ることができましたが、リターンにつきましては、期末時点のパフォーマンスは平均値で
マイナスとなりました。


2. 2020 年度のアクションプラン(別添)と今後の銀証連携ビジネスの展開について
当社グループでは、お客さまにご満足いただき、お客さまのこれからの人生を幸せにするため
に、「お客さま本位の業務運営」を引続き徹底してまいります。資産形成層のお客さまには、つ
みたて投資を中心とした長期分散投資のご提案を、富裕層のお客さまには、8月に開業を予定して
いる「きらぼしライフデザイン証券株式会社(以下、「KLD証券」といいます。)」を活用し、資産
運用に関する高い専門性を発揮したご提案を行ってまいります。

<具体的な取組み>
(1) 金融商品販売にかかるきらぼし銀行の営業店の収益目標を全店で廃止
(2) KLD証券の開業にあわせて、お客さま本位の考え方のもと銀行・証券が連携してコンサル
ティング機能を強化
(3) お客さまの利益への貢献や満足度によるきらぼし銀行の営業店評価の導入
以上
2020 年 6 月


きらぼし銀行「お客さま本位の業務運営」
2019 年度の取組み状況

1.お客さまとの対話を重んじ、お客さまの最大の満足を共に目指す指標

・2020 年 3 月末時点における、きらぼし銀行の投資信託および保険の商品数は以下の通
りです。
・幅広い商品の中から、お客さまのニーズに合わせて最適な商品をお選びいただけるよ
う、外部評価機関の商品評価も活用してラインナップの整備を行っております。

【投資信託】 【保険】
一時払い保険取扱商品数 16 商品数比率
円建て 6 38%
定額個人年金 2 13%
取扱ファンド数 129 商品数比率 変額個人年金 0 0%
国内株式 16 12% 終身保険 4 25%
国内債券 3 2% 外貨建て 10 63%
海外株式 32 25% 定額個人年金 3 19%
グローバル 13 10% 変額個人年金 0 0%
先進国 10 8% 終身保険 7 44%
新興国 9 7%
海外債券 23 18% 平準払い保険取扱商品数 14 商品数比率
グローバル 6 5% 個人年金保険 3 21%
先進国 10 8% 終身保険 3 21%
新興国 7 5% 医療・がん保険 6 43%
REIT 13 10% 学資保険 0 0%
バランス型 32 25% 介護保障保険 0 0%
その他資産 10 8% その他 2 14%


●ラインナップご紹介用冊子(営業店の窓口にご用意しております。


投資信託 ファンドセレクション 保険ラインナップ




 2018 年 4 月以前の各計数については、合併前の旧東京都民銀行と旧八千代銀行の実績を合算し、きらぼし銀行
の実績として算出しています。


・2020 年 3 月は、新型コロナウィルス感染症拡大による経済活動停滞の影響を受けて、
多くの投資信託の基準価額が下落しました。このため、きらぼし銀行でお預かりして
いる投資信託の 2020 年 3 月末時価評価額は、前年同月比▲10.8%の 1,914 億円にな
りました。
・投資信託保有顧客数については、概ね横ばいで推移しました。

【KPI①】

投資信託の期末残高と販売額、換金額
(百万円)
250,000 残高
残高
214,629 残高
205,315
200,000 191,485


販売額
150,000 131,184 換金額
111,529 販売額 販売額
97,957 換金額 換金額
100,000 92,163
82,777 83,473


50,000 純増額 純増額 純増額
19,655 15,180 8,690

2017年度 2018年度 2019年度


【KPI②】
投資信託保有顧客数
(先)
60,000

48,156 48,312 48,659
50,000

40,000

30,000

20,000

10,000


2018年3月末 2019年3月末 2020年3月末




 2018 年 4 月以前の各計数については、合併前の旧東京都民銀行と旧八千代銀行の実績を合算し、きらぼし銀行
の実績として算出しています。

・きらぼし銀行では、お客さまの資産形成ニーズに応えることを目指して「コア・サテ
ライト戦略」に基づいたポートフォリオ提案を引き続き実践してまいりました。
・分配金受取を求めるお客さまニーズにより、毎月分配型の販売比率が上昇しました。
・資産の安全性を重視するお客さまのニーズにより、比較的値動きが小さい「コアフ
ァンド」の販売比率が上昇しました。

【KPI③】

毎月分配型ファンドの販売比率
60%

47.7%
50% 45.9%


40%
33.7%

30%

20%

10%

0%
2017年度 2018年度 2019年度


【KPI④】

「コアファンド」の販売比率
70%
62.0%
60%

50% 45.2%

40%

30%
22.5%
20%

10%

0%
2017年度 2018年度 2019年度


「コアファンド」とは、長期・分散・積立投資に適うバランス型ファンドや、円建債券等の比較的値動きの少ない安定的な資産へ投資する
ファンドとして、当行が選定したファンドを指します。




 2018 年 4 月以前の各計数については、合併前の旧東京都民銀行と旧八千代銀行の実績を合算し、きらぼし銀行
の実績として算出しています。

・きらぼし銀行における投資信託の平均保有年数は、2019 年度において 2.4 年と前年比
ほぼ横這いで推移しました。引き続き、「コア・サテライト戦略」に則った提案営業を
推進し、お客さまの長期・分散投資のニーズに応えてまいります。

【KPI⑤】

投資信託の平均保有年数
(年)
3.0
2.5
2.4
2.5

1.9
2.0

1.5

1.0

0.5

0.0
2017年度 2018年度 2019年度

投資信託の平均保有年数は、投資信託残高(過去 1 年間の平均)を解約・償還額(過去 1 年間の累計額)で除して算出した数値です。




 2018 年 4 月以前の各計数については、合併前の旧東京都民銀行と旧八千代銀行の実績を合算し、きらぼし銀行
の実績として算出しています。

・2020 年 3 月末において、投資信託を保有している個人のお客さまのうち、保有中の
ファンドの運用損益がプラスのお客さまの割合は 26%でした。
・2019 年 12 月末時点では、運用損益がプラスのお客さまの割合は 68%まで向上して
いましたが、その後新型コロナウィルス感染症拡大の影響で多くの投資信託の基準価
額が下落し、お客さまの運用損益の悪化をもたらしました。
・今後も、良質な商品の提供と長期・分散投資の推進により、お客さまの運用損益の向
上を図ってまいります。


【KPI⑥】比較可能な共通KPI:運用損益別投資信託顧客比率

運用損益別投資信託個人顧客比率 2020年3月末
40.0%

32.8%

30.0% 27.1%
運用損益がプラスのお客さまの割合
26.0%

20.0%



10.0% 8.1% 8.2%
6.1% 6.7% 6.0% 5.1%


0.0%
-50%未満 -50%以上 -30%以上 -10%以上 0%以上 +10%以上 +30%以上 +50%以上
-30%未満 -10%未満 0%未満 +10%未満 +30%未満 +50%未満

運用損益率




運用損益がマイナスのお客さまとプラスのお客さまの割合 (2019年3月末から各四半期末毎)


2019年 3月末 47.2% 52.8%



2019年 6月末 47.5% 52.5%



2019年 9月末 47.6% 52.4%



2019年12月末 31.1% 68.9%



2020年 3月末 74.0% 26.0%


40,000 30,000 20,000 10,000 0 10,000 20,000 30,000 40,000
(先数) (先数)
運用損益がマイナス 運用損益がプラス




※「投資信託の販売会社における比較可能な共通 KPI」については、P.13 をご覧ください。

 2018 年 4 月以前の各計数については、合併前の旧東京都民銀行と旧八千代銀行の実績を合算し、きらぼし銀行
の実績として算出しています。

【参考】
運用損益別投資信託個人顧客比率(過去に確定した損益を含む) 2020年3月末
50.0%
運用損益がプラスのお客さまの割合
49.7%
40.0%
34.9% 34.4%

30.0%


20.0%
14.3%
12.9%

10.0%

0.8% 1.7% 0.9% 0.1%
0.0%
-50%未満 -50%以上 -30%以上 -10%以上 0%以上 +10%以上 +30%以上 +50%以上
-30%未満 -10%未満 0%未満 +10%未満 +30%未満 +50%未満

運用損益率




2.お客さまと利益が対立する可能性のある取引の適切な管理

・グループ会社の供給する商品を採用する場合は、外部評価機関の評価を判断基準に加
え、適切な商品選定を行っております。
・金融商品の販売にあたっては、グループ会社の商品であるかどうかに関わらず、お客
さまのニーズに沿った商品を選定し、提案を行っています。




【KPI⑦】

グループ会社のファンドの販売比率
30% 27.0%

25%

20%
14.8%
15%
10.0%
10%

5%

0%
2017年度 2018年度 2019年度




 2018 年 4 月以前の各計数については、合併前の旧東京都民銀行と旧八千代銀行の実績を合算し、きらぼし銀行
の実績として算出しています。

3.お客さまにわかりやすい情報提供

・お客さまへわかりやすく情報を提供することを目的として、情報提供用冊子「マネー
プランガイド」
「投資信託ガイド」等を作成・使用して、丁寧な説明を行っています。


●情報提供用冊子(営業店の窓口にご用意しております。


マネープランガイド 投資信託ガイド




・投資資産の見直し効果を、お客さまへ視覚的にわかりやすくお伝えするツールとして、
「ポートフォリオ提案ツール」を活用しています。
・外訪営業用のタブレット端末を全店に配布し、お客さまのご自宅等を訪問した場合で
も店頭窓口と同様な説明ができる態勢を整備しました。
●ポートフォリオ提案ツールの画面イメージ




※ 画像は、㈱NTT データ・エービック ”Asset Navigator Plus” のポートフォリオ分析画面より抜粋


 2018 年 4 月以前の各計数については、合併前の旧東京都民銀行と旧八千代銀行の実績を合算し、きらぼし銀行
の実績として算出しています。

・2019 年度は、支店長が講師をつとめる資産運用セミナーなど、お客さまをお招きして
銀行全体でのべ 176 回の資産運用セミナーを開催いたしました。
・きらぼし銀行では、 資産運用をはじめとしたさまざまな情報を分かりやすくお伝えする
ために、お客さま向けのセミナーを随時開催しております。
・2020 年 2 月以降、新型コロナウィルス感染症への対策としてセミナーの開催を全面的
に見合わせましたが、 その間は電話等の方法を用いてお客さまへの情報提供を行ってま
いりました。



【KPI⑧】

お客さま向けセミナーの実施回数
(回)













2017年度 2018年度 2019年度




4.お客さまそれぞれに相応しいご提案や販売

・きらぼし銀行がお客さまへ販売している投資信託のコスト、リスクの平均値(注2)
は、前年よりも低下いたしました。
・新型コロナウィルス感染症拡大の影響でファンドの運用成績が悪化し、2020 年 3 月末
時点におけるリターンの平均値はマイナスとなりました。
(注2)平均値の算出にあたっては、 設定後 5 年以上経過した投資信託の残高上位 20 銘柄を対象とし
ています。設定後 5 年未満の銘柄は含まれていません。また、平均値は対象銘柄ごとの残高に
応じた加重平均で算出しています。

基準日 コスト リスク リターン シャープレシオ
2018年3月末 2.00% 13.04% 4.49% 0.34
残高上位20ファンドの平均値
2019年3月末 1.96% 11.69% 6.07% 0.52
2020年3月末 1.94% 10.57% -0.79% -0.07




 2018 年 4 月以前の各計数については、合併前の旧東京都民銀行と旧八千代銀行の実績を合算し、きらぼし銀行
の実績として算出しています。

《 預かり残高上位 20 ファンド(設定後 5 年以上経過ファンド) 》
2019年3月末  預り残高上位20ファンド  銘柄名 コスト(%) リスク(%) リターン(%) シャープレシオ
1 ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)  1.21 8.76 8.41 0.96
2 ニッセイ豪州ハイ・インカム株式ファンド(毎月決算型)  2.44 15.92 2.63 0.17
3 新光US-REITオープン  2.19 15.30 8.98 0.59
4 ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)  2.48 10.85 3.95 0.36
5 MHAM J-REITインデックスファンド(毎月決算型) 1.13 8.73 8.51 0.97
6 ピクテ・アセット・アロケーション・ファンド(毎月分配型) 1.92 4.19 1.58 0.38
7 フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)  2.05 16.02 10.18 0.64
8 グローバル・ソブリン・オープン毎月決算型  1.67 6.34 1.49 0.24
9 ダイワUS-REIT(毎月決算型)Bコース(為替Hなし) 2.18 15.56 9.96 0.64
10 フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド  2.35 10.23 5.44 0.53
11 ラサール・グローバルREITファンド(毎月分配型)  2.16 14.34 7.57 0.53
12 ワールド・リート・オープン(毎月決算型)  2.21 13.99 5.87 0.42
13 野村インド債券ファンド(毎月分配型) 2.50 10.16 6.26 0.62
14 ダイワJPX日経400ファンド  1.14 15.25 6.87 0.45
15 アジア好利回りリート・ファンド 2.41 12.00 10.62 0.89
16 三井住友・豪ドル債ファンド  1.87 8.59 -0.02 0.00
17 次世代米国代表株ファンド 2.21 16.63 10.74 0.65
18 グローバル・アロケーション・オープン Bコース  2.35 11.96 3.65 0.31
19 ファイン・ブレンド(資産成長型)  1.78 4.47 3.41 0.76
20 ニッセイ/パトナム・インカムオープン  2.16 8.14 3.73 0.46


2020年3月末  預かり残高上位20ファンド  銘柄名 コスト(%) リスク(%) リターン(%) シャープレシオ
1 ダイワJ-REITオープン(毎月分配型) 1.23 13.42 -0.16 -0.01
2 ファイン・ブレンド(毎月分配型) 1.93 4.77 1.57 0.33
3 ニッセイ豪州ハイ・インカム株式ファンド(毎月決算型) 2.49 21.19 -8.20 -0.39
4 ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配) 2.53 13.62 0.00 0.00
5 ファイン・ブレンド(資産成長型) 1.82 4.76 1.56 0.33
6 ピクテ・アセット・アロケーション・ファンド(毎月分配型) 1.96 4.83 -0.11 -0.02
7 新光US-REITオープン 2.23 16.59 -2.24 -0.14
8 ダイワUS-REITオープンBコース(為替ヘッジなし) 2.22 16.77 -1.93 -0.12
9 スマート・ラップ・ジャパン(毎月分配型) 1.83 5.61 -0.06 -0.01
10 グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型) 1.71 5.19 -0.56 -0.11
11 グローバル・アロケーション・オープンB(年4・ヘッジ無) 2.40 12.14 -1.58 -0.13
12 ニッセイ/パトナム・インカムオープン 2.20 7.23 -0.18 -0.02
13 MHAM J‐REITインデックスファンド(毎月決算型) 1.16 13.24 0.04 0.00
14 フィデリティ・USリート・ファンド B(為替ヘッジなし) 2.09 17.37 -1.43 -0.08
15 スマート・ラップ・ジャパン(1年決算型) 1.83 5.60 -0.05 -0.01
16 ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンド 2.53 3.58 0.54 0.15
17 ラサール・グローバルREITファンド(毎月分配型) 2.20 17.29 -4.84 -0.28
18 ピクテ・アセット・アロケーション・ファンド(1年決算型) 1.96 4.84 -0.14 -0.03
19 野村インド債券ファンド 2.55 11.15 -0.57 -0.05
20 三井住友・豪ドル債ファンド 1.90 9.24 -3.53 -0.38




 2018 年 4 月以前の各計数については、合併前の旧東京都民銀行と旧八千代銀行の実績を合算し、きらぼし銀行
の実績として算出しています。

(ア)取扱いファンドのコスト・リターン

【KPI⑨】比較可能な共通KPI :投資信託の預かり残高上位20銘柄のコスト・リターン
《 2019 年 3 月末 》
残高上位20ファンドのコスト・リターン
(設定後5年以上経過ファンドのみ) 2019年3月末
(高)
15.0




10.0





タ 5.0




0.0




-5.0
(低) 0.0 1.0 2.0 3.0
(低) (高)
コスト


リターン コスト
◆ 残高加重平均
6.07 1.96
《 2020 年 3 月末 》

残高上位20ファンドのコスト・リターン
2020年3月末
(設定後5年以上経過ファンドのみ)
(高)
5.0




0.0







-5.0




-10.0
(低)
0.0 1.0 2.0 3.0
(低) (高)

コスト


リターン コスト
◆ 残高加重平均
-0.79 1.94


※「投資信託の販売会社における比較可能な共通 KPI」については、P.13 をご覧ください。

 2018 年 4 月以前の各計数については、合併前の旧東京都民銀行と旧八千代銀行の実績を合算し、きらぼし銀行
の実績として算出しています。

(イ)取扱いファンドのリスク・リターン

【KPI⑩】比較可能な共通KPI:投資信託の預かり残高上位20銘柄のリスク・リターン
《 2019 年 3 月末 》
残高上位20ファンドのリスク・リターン
(設定後5年以上経過ファンドのみ) 2019年3月末
(高)
15.0




10.0





タ 5.0




0.0




-5.0
(低)
0.0 5.0 10.0 15.0 20.0
(低) (高)
リスク

リターン リスク
◆ 残高加重平均
6.07 11.69
《 2020 年 3 月末 》

残高上位20ファンドのリスク・リターン
(設定後5年以上経過ファンドのみ) 2020年3月末
(高)
5.0




0.0







-5.0




-10.0
(低) 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0
(低) (高)

リスク



リターン リスク
◆ 残高加重平均
-0.79 10.57


※「投資信託の販売会社における比較可能な共通 KPI」については、P.13 をご覧ください。

 2018 年 4 月以前の各計数については、合併前の旧東京都民銀行と旧八千代銀行の実績を合算し、きらぼし銀行
の実績として算出しています。

5.お客さまそれぞれに相応しいご提案や販売・アフターフォロー

・きらぼし銀行では、保有する投資信託に一定以上の損失を抱えるお客さまへ、定期的
にお客さまフォローを実施しています。
・2020 年 1 月から 3 月まで、保有ファンドの情報をより多くのお客さまへお伝えする
ことを目的として、 定期的なフォローとは別に約 2 万 2 千先のお客さまを対象とした
アフターフォローを実施いたしました。
・2019 年度を通して延べ 24,072 先をアフターフォローの対象先としました。 期間内に
お客さまと接触し、フォローを行ったお客さまは対象先の約 84%でした。




【KPI⑪】

アフターフォローの対象件数と実施率
(件)
25,000 100.0% 24,072 100%
97.0%
95%
20,000 90%
84.8% 85%
15,000 80%
75%
10,000 9,238 70%
8,242
65%
5,000 60%
55%
0 50%
2017年度 2018年度 2019年度
件数(左軸) 実施率(右軸)




 2018 年 4 月以前の各計数については、合併前の旧東京都民銀行と旧八千代銀行の実績を合算し、きらぼし銀行
の実績として算出しています。

( 掲載指標の一覧 )
指 標 の 内 容
KPI ① 投資信託の残高、販売額、換金額
KPI ② 投資信託の顧客数
KPI ③ 毎月分配型ファンドの販売比率
KPI ④ 「コアファンド」の販売比率
KPI ⑤ 投資信託の平均保有年数
KPI ⑥ 運用損益別投資信託顧客比率 *
KPI ⑦ グループ会社のファンドの販売比率
KPI ⑧ お客さま向けセミナーの実施回数
KPI ⑨ 残高上位 20 ファンドのコスト・リターン *
KPI ⑩ 残高上位 20 ファンドのリスク・リターン *
KPI ⑪ アフターフォローの対象件数と実施率
*・・・「投資信託の販売会社における比較可能な共通KPI」に該当

○ 投資信託の販売会社における比較可能な共通 KPI について
「投資信託の販売会社における比較可能な共通 KPI」 とは、2018 年 6 月 29 日に金融庁が
公表した、長期的にリスクや手数料等に見合ったリターンがどの程度生じているかを「見え
る化」するために、比較可能な共通 KPI と考えられる以下の3つの指標のことを指します。
(1)運用損益別顧客比率
(2)投資信託預かり残高上位 20 銘柄のコスト・リターン
(3)投資信託預かり残高上位 20 銘柄のリスク・リターン

○ 指標の内容について
(1)運用損益別顧客比率
きらぼし銀行で投資信託を保有しているお客さまについて、基準日(毎年 3 月末)時点
で保有している投資信託に係る購入時以降の累積の運用損益を算出し、運用損益率(運用
損益の金額÷基準日時点の時価評価金額)別に口座数の比率を示した指標です。基準日ま
でに全部売却・償還された銘柄は含まれません。

(2)投資信託預かり残高上位 20 銘柄のコスト・リターン
きらぼし銀行でお預かりしている設定後5年以上の投資信託の預かり残高上位 20 銘柄
について、銘柄毎及び預かり残高加重平均のコストとリターンの関係を表した指標です。
コスト 基準日時点の販売手数料率(消費税込み)の1/5と信託報酬率(同左)の合計値
リターン 過去5年間のトータルリターン(年率換算)

(3)投資信託預かり残高上位 20 銘柄のリスク・リターン
きらぼし銀行でお預かりしている設定後5年以上の投資信託の預かり残高上位 20 銘柄
について、銘柄毎及び預かり残高加重平均のリスクとリターンの関係を表した指標です。
リスク 過去5年間の月次リターンの変動(年率換算)
リターン 過去5年間のトータルリターン(年率換算)
以 上


 2018 年 4 月以前の各計数については、合併前の旧東京都民銀行と旧八千代銀行の実績を合算し、きらぼし銀行
の実績として算出しています。

東京きらぼしフィナンシャルグループ
「お客さま本位の業務運営に関する取組方針」に則った対応方針に基づくアクションプラ
ン(2020年度)


1.東京きらぼしフィナンシャルグループでは、お客さまに喜んでいただき、お客さまの
これからの人生を幸せにするために、「お客さま本位の営業体制」を引き続き徹底してまい
ります。
資産形成層のお客さまにはつみたて投資を中心とした長期分散投資の提案を、富裕層のお
客さまにはグループ内に設立する証券会社を活用し資産運用に関する高い専門性を発揮し
た提案を行ってまいります。


2.提案する商品の選定や情報提供においては、グループ運用会社の商品や手数料などに
とらわれることなく、お客さまに相応しい金融商品・サービスのご提案を行います。
投資信託については、長期の運用実績があることや、低リスク・低コストであること、誰
にでも分かりやすくシンプルな商品であること等を選定の基本方針とします。


3.お客さまに提供する金融商品・サービスの内容に相応しい商品説明や情報提供を行い
ます。お客さまの投資判断に資するよう、銀行・証券会社それぞれの手数料等の透明性を
高めるとともに、丁寧な説明に取組みお客さまの誤認を招かないようにいたします。


4.お客さまへの情報提供や提案に際しては、タブレット等のさまざまなツールを活用し
たコンテンツを充実させ、より分かりやすく説明いたします。また、オンラインのお客さ
まセミナーなど、情報提供手段の多様化を進め、より多くのお客さまへ投資判断に資する
適切な情報提供に努めます。


5.金融商品全般にわたりお客さまへのフォローを強化し、適切な情報提供を実施してま
いります。また、銀行・証券会社が連携してコンサルティング機能の強化につとめるとと
もに、資産運用の専門家となる人材を育成し、お客さまのご相談に的確に応えられる体制
を整備してまいります。


6.業績評価制度において、営業店の金融商品に関する収益目標をすべて廃止し、「お客さ
ま本位の営業体制」の実効性向上を図ります。また、今年度から、お客さまの運用損益の
改善状況や、お客さまの満足度を評価に取り入れます。


以上

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