大日本住友製薬より再生医療に使用可能なiPS細胞マスターセルバンクの受領に関するお知らせ

平成28年2月10日


各 位


会 社 名 株 式 会 社 ヘ リ オ ス
代 表 者 名 代表取締役社長 鍵 本 忠 尚
(コード番号:4593 東証マザーズ)



大日本住友製薬より再生医療に使用可能な
iPS細胞マスターセルバンクの受領に関するお知らせ


当社は、平成28年2月9日、当社のiPS細胞由来網膜色素上皮細胞に関する共同開発
の国内パートナーである大日本住友製薬株式会社 (以下、 大日本住友製薬といいます。)
から、再生医療に使用可能なiPS細胞を用いて作製したiPS細胞マスターセルバンクを受
領しましたので、これをお知らせ致します。

当社はiPS細胞を用いた再生医薬品(以下、iPSC再生医薬品といいます。)の開発を
中核的な事業領域と位置付けて事業を推進しております。iPSC再生医薬品の当社第1号
製品は、 目の難病である加齢黄斑変性を対象疾患として、 国内において大日本住友製薬
と共同開発を進めています。
iPSC再生医薬品は、老化等の原因により機能が衰えた細胞を、iPS細胞を分化誘導し
て作製した新しい細胞に置き換えることにより機能回復を図るという新しいコンセプ
トの医薬品です。 加齢黄斑変性は網膜色素上皮細胞の老化が原因と考えられており、 当
社と大日本住友製薬は、iPS細胞を分化誘導して作製した網膜色素上皮細胞を懸濁液と
したiPSC再生医薬品の治験準備を進めています。

大日本住友製薬は平成27年8月6日、再生医療に使用可能なiPS細胞の親株(以下、
親細胞といいます。)を京都大学iPS細胞研究所(所長・山中伸弥教授)から受領して
います。大日本住友製薬で製造されたiPS細胞マスターセルバンクとは、この親細胞を
培養して増殖させた後に小分け貯蔵したものです。 当社は受領後、凍結保存により大切
に保管致します。当社と大日本住友製薬は今後、iPS細胞マスターセルバンクから取り
出したiPS細胞をさらに培養して増殖させたiPS細胞ワーキングセルバンクを作製し、こ
のiPS細胞から前臨床試験や治験用の網膜色素上皮細胞を作製することになります。
今回のマスターセルバンクの受領は、iPSC再生医薬品の原材料となるおおもとのiPS
細胞が準備できたことを意味し、 当社にとって事業ステージの進展につながる重要なイ
ベントと考えております。
以上



本件に関するお問い合わせ先
株式会社ヘリオス 広報担当
Mail: pr@healios.jp

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