第22回日本再生医療学会総会でのeNK細胞及びUDCの研究成果発表のお知らせ

2023 年2月9日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 ヘ リ オ ス
代表者名 代 表 執 行 役 社 長 CEO 鍵 本 忠 尚
( コ ー ド 番 号 : 4 59 3 東 証 グ ロ ース)



第 22 回日本再生医療学会総会での eNK 🄬 細胞及び UDC の
研究成果発表のお知らせ


2023 年3月 23 日から 25 日に国立京都国際会館で開催される第 22 回日本再生医療学
会総会( https://site.convention.co.jp/jsrm2023/ )において、当社が研究開発を進めてい
る eNK®細胞*1 及び UDC*2 の研究成果をポスター発表致しますのでお知らせいたします。
本学会では、eNK 🄬細胞は6演題、UDC は1演題のポスター発表を予定しております。
詳細について下記をご確認ください。



【eNK 🄬細胞】
発表日時: 3 月 23 日(木) 16:50~17:50(予定)
展示会場:国立京都国際会館 1 階(Event Hall)(予定)


①演題番号:P-03-1
三次元自動灌流培養法による遺伝子導入 iPS 細胞由来 NK 細胞(HLCN061)の大量
製造方法の開発

②演題番号:P-03-3
高親和型 CD16(F176V)を発現する iPSC 由来遺伝子導入 NK 細胞 HLCN061 の肺が
んおよび中皮腫に対する抗腫瘍効果

③演題番号:P-03-4
Genetic engineering and quality control of clinical grade iPS cells as a source of HLCN061

④演題番号:P-03-5
iPS 細胞由来 NK 細胞の遺伝子導入による固形がんに対する抗腫瘍機能の強化

⑤演題番号:P-03-6
iPSC 由来遺伝子導入 NK 細胞 HLCN061 の体内動態特性と抗腫瘍効果

⑥演題番号:P-03-7
IFN-γ が遺伝子導入 iPS 細胞由来 NK 細胞(HLCN061)の抗腫瘍効果に与える影響





【UDC】
発表日時:2023 年 3 月 25 日(土) 16:50~17:50(予定)
展示会場:国立京都国際会館 1 階(Event Hall)(予定))

演題番号:P-21-3
Clinical grade genetically engineered hypoimmunogenic human induced pluripotent stem cell
line

以上
※1 eNK®細胞
開発コード:HLCN061(engineered NK cells)
遺伝子編集技術により細胞傷害活性の増強だけでなく、患者免疫細胞のリクルート(呼
び込み) や固形がんへの浸潤特性も強化された、 当社独自の遺伝子編集 iPSCNK 細胞プラ
ットフォームです。当社では、 自社研究の成果として、eNK®細胞の作製に成功するととも
に、eNK®細胞がヒト肺がん細胞生着マウスモデルやヒト肝がん細胞生着モデルマウスに
対して抗腫瘍効果を有することを確認しました。また、国立研究開発法人国立がん研究セ
ンターと現在共同研究にて、国立がん研究センターが保有する複数種類のがん種に由来す
る PDX(Patient-Derived Xenograft:患者腫瘍組織移植片)マウスを用いて eNK®細胞の
抗腫瘍効果等の評価を進めております。さらに、国立大学法人広島大学大学院と eNK®細
胞を用いた肝細胞がんに対するがん免疫細胞療法に関する共同研究を、兵庫医科 大学と
eNK®細胞を用いた中皮腫に対するがん免疫細胞療法に関する共同研究を進めております。
当社は、 治験の開始に向けて、 eNK®細胞が抗腫瘍効果をより発揮しやすい固形がんの種類
の探索・評価を進めています。

※2 UDC
免疫拒絶反応を抑えた他家 iPS 細胞です。通常、移植細胞は患者との HLA 型を一致さ
せない場合には、免疫拒絶反応を起こします。そのため、移植時には免疫抑制剤の投与が
必要となりますが、 患者の負担も大きくなります。 免疫抑制剤の投与を回避するためには、
自らの細胞から作製する自家 iPS 細胞の使用が望ましいものの、この作製には多くの時間
と多額の費用が必要となります。 UDC は、遺伝子編集技術を用い、 免疫拒絶反応の抑制を
可能にする iPS 細胞です。当社の UDC は、他家 iPS 細胞から拒絶反応を引き起こす HLA
遺伝子を除去し、その細胞に免疫抑制関連遺伝子、および安全装置としての自殺遺伝子を
導入した、安全な細胞医薬品の原材料となりうる細胞です。iPS 細胞本来の特長である無
限の自己複製能力や、様々な細胞に分化する多能性を維持しながら、免疫拒絶を抑え安全
性を高めた再生医療等製品創出のための次世代技術プラットフォームです。

■株式会社ヘリオスについて
再生医療は、世界中の難治性疾患の罹患者に対する新たな治療法として期待されている
分野であり、製品開発・実用化へ向けた取り組みが広がり、近い将来大きな市場となるこ
とが見込まれています。ヘリオスは、iPS 細胞(人工多能性幹細胞)等を用いた再生医薬
品開発のフロントランナーとして、実用化の可能性のあるパイプラインを複数保有するバ
イオテクノロジー企業です。 2011 年に設立、2015 年に株式上場(東証グロース:4593)し、
再生医薬品の実用化を目指して研究開発を進めています。 独自の遺伝子編集技術を用い
て 免 疫 拒 絶のリ スクを低 減する次世 代 iPS 細胞 、ユニバ ーサルドナ ーセル(UDC:
Universal Donor Cell)を作製し、がん免疫領域、眼科領域、肝疾患等において、iPS 細胞





技術を用いた新たな治療薬の創出のための取り組みを進めています。iPS 細胞由来の再生
医療等製品としての第一候補である HLCN061 は、 固形がんに対する殺傷能力を遺伝子編
集により強化した次世代の NK 細胞治療薬です。また、体性幹細胞再生医薬品を用いて日
本国内における脳梗塞急性期および急性呼吸窮迫症候群に関する治験を実施し、申請に向
け規制当局との協議を進めています。 https://www.healios.co.jp

本件に関するお問合せ先
IR・財務経理部 ir@healios.jp





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