HLM0021を用いた第三相臨床試験結果の論文掲載につきまして

平成28年6月29日


各 位


会 社 名 株 式 会 社 ヘ リ オ ス
代表者名 代表取締役社長兼CEO 鍵 本 忠 尚
(コード番号:4593 東証マザーズ)




HLM0021を用いた第Ⅲ相臨床試験結果の論文掲載につきまして

株式会社ヘリオスは、佐賀大学医学部眼科学教室 江内田寛教授、九州大学大学院
医学研究院眼科学分野 石橋達朗教授らによって実施された、 HLM0021(※)の多施設共
同第Ⅲ相医師主導治験の結果が日本眼科学会雑誌 第120巻 第6号に掲載されましたこ
とを、お知らせいたします。

この医師主導治験では、硝子体手術においてHLM0021を硝子体腔に投与し内境界膜
を染色して可視化することの有効性と安全性が評価されました。HLM0021が投与され
た31症例の評価の結果、HLM0021投与は硝子体手術時の内境界膜の可視化に有効かつ
安全であり、手術の容易性向上が確認されております。

なお、本パイプラインは、本邦においてわかもと製薬株式会社にライセンスアウト
されており、同社により上市にむけた開発が進められております。


※ HLM0021
HLM0021は、日本国内における硝子体手術への適応を目的とした眼科手術補助剤の開
発パイプラインです
眼内は、硝子体というゼリー状の物質で満たされており、その奥に網膜があります。
網膜剥離等の手術を行うためには、その前段階として硝子体を切除し、網膜の最表層
部分にあり網膜を固く伸ばす機能を有する内境界膜を剥離しなければなりません。
(このような硝子体の切除を伴う一連の手術を、一般的に硝子体手術といいます。)
ところが、内境界膜は非常に薄く透明な膜であるため、従来は手術経験が豊富な医師
以外には剥離が難しいものでした。そこで当社は、この内境界膜を一時的に青色に染
色し、 硝子体手術をより安全に行うことを可能にする染色剤としてBBG250を含有する
眼科手術補助剤の開発を進めております。

以上


本件に関するお問い合わせ先
株式会社ヘリオス 広報担当
Mail: pr@healios.jp

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