当社グループチーフ・メディカル・オフィサー兼リサーチ・ヘッドのダミエン・ベイツ医師らによる共同論文がStroke誌に掲載

2018 年 5 月 16 日
サンバイオ株式会社



当社グループチーフ・メディカル・オフィサー兼リサーチ・ヘッドの
ダミエン・ベイツ医師らによる共同論文が Stroke 誌に掲載

神経系疾患を対象に再生細胞薬の開発・製造を手掛ける当社グループ(サンバイオ株式会社及びその
子会社である SanBio, Inc.) は、この度、American Heart Association(米国心臓協会)が発刊している
専門誌 Stroke に、当社グループのチーフ・メディカル・オフィサー兼リサーチ・ヘッドのダミエン・ベイツ医
師らが監修した共同論文「慢性期脳梗塞への治療法(Cell Therapy for Chronic Stroke)」が掲載されま
したので、お知らせいたします。この論文は、昨今の脳梗塞治療薬の研究・開発に関する動向等につい
て総括しており、当社グループが開発している再生細胞薬 SB623 についても、その開発状況や今後の
可能性について触れています。これら研究・開発の動向は、それぞれの治療および治療薬の事情に触
れ、特に、慢性期脳梗塞分野においては、細胞源や投与経路の違いによる細胞薬の特徴、長所、およ
び 成果などをまとめています。その他、現在世界中で行われている慢性期脳梗塞の臨床試験の進捗状
況も総括しています。


今回の論文の掲載にあたって、ダミエン・ベイツ医師は、「この論文の掲載が慢性期脳梗塞の再生細胞
薬の研究に対して注目を高め、米国および世界中の慢性期脳梗塞患者に対する効果的な治療薬の確
立が大幅に進むことを期待しています。」、また 当社グループが開発している SB623 についても、
「SB623 の臨床試験が順調に進んでいる中、上市に向けての準備を進め、米国および世界中のアンメッ
ト・メディカル・ニーズの高まりに対処できるようになることが我々の希望です。」とコメントしています。


なお、当社グループでは、米国での慢性期脳梗塞プログラムの臨床試験フェーズ 1/2a の結果に基づい
て、現在 臨床試験フェーズ 2b が進行中です。163 名の被検者の組入れは、すでに完了しており、この
臨床試験の結果は、12 か月の経過観察期間を経て、2020 年 1 月期前半(2019 年 2 月~2019 年 7 月)
に公表される予定です。また、同じ細胞薬を用いた外傷性脳損傷プログラムの臨床試験フェーズ 2 も現
在 61 名の被験者の組入れは完了しており、その結果は、2019 年 1 月期(2018 年 2 月~2019 年1月)
中に公表される予定です。


参考資料
平成 30 年3月 13 日付リリース『再生細胞薬「SB623」の開発進捗総括の更新について』
平成 30 年4月 23 日付リリース『(訂正) 「再生細胞薬「SB623」の開発進捗総括の更新について」の一
部訂正について』


SanBio, Inc.およびサンバイオ株式会社について
当社グループは、再生細胞薬の研究、開発、製造及び販売を手掛ける再生細胞事業を展開しています。
当社独自の再生細胞薬である SB623 は、米国においては、米国・カナダ地域における共同開発パート
ナーである大日本住友製薬株式会社とともに、慢性期脳梗塞を対象にフェーズ 2b 臨床試験を、また、
当社単独では外傷性脳損傷を対象に日米グローバル フェーズ 2 臨床試験を実施中です。東京を本社
とし、米国のカリフォルニア州マウンテンビューに研究開発の主たる拠点を構えています。


本件に関するお問い合わせ先
サンバイオ株式会社
経営管理部
電話:03-6264-3481

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