サンバイオ、シニア・ヴァイス・プレジデント(テクニカル・オペレーション担当)にモハンマド・エル・カレイ博士が就任

2017 年 9 月 25 日
サンバイオ株式会社



サンバイオ、シニア・ヴァイス・プレジデント(テクニカル・オペレーション担当)に
モハンマド・エル・カレイ博士が就任



2017 年 9 月 25 日、米国カリフォルニア州マウンテンビュー発-再生細胞薬の開発・製造を手掛
けるサンバイオ(サンバイオ株式会社及びその子会社である SanBio, Inc.を含むサンバイオグル
ープ 2 社を指します)は、今般、テクニカル・オペレーション担当のシニア・ヴァイス・プレジ
デントにモハンマド・エル・カレイ博士(Mohammad EL-Kalay, PhD)が就任したことをお知
らせいたします。同氏は今後、サンバイオグループにおいて、製造プロセス開発、製造、サプラ
イ・チェーン、品質管理、品質保証に至るまで、同社の細胞製品の市販に向けた全オペレーショ
ンを管理します。


同氏は、細胞治療の分野においては開発から製造まで非常に幅広い経歴を有する業界でも屈指の
人材です。同氏は、これまで、アプライド・イミューン・サイエンス社(Applied Immune Sciences,
Inc.) 、オサイリス・セラピューティクス社(Osiris Therapeutics,
、システミクス社(Systemix)
Inc.)など各分野におけるパイオニア企業で重要な役職を歴任したのち、モルフォゲン製薬
(Morphogen Pharmaceuticals, Inc.)、テロス製薬(Telos Pharmaceuticals, Inc.)、マイクロア
イスレット社(MicroIslet, Inc.)においてヴァイス・プレジデントを務め、2006 年には自身で網
膜疾患に特化した細胞治療を手掛けるアイサイト社(EyeCyte,Inc.)を立ち上げ、2013 年まで同
社の最高経営責任者(CEO)を務めてきました。最近では、ステム・セル社(StemCells, Inc.)
においてプロセス開発と製造の責任者を、また、サンガモ・セラピューティクス社(Sangamo
Therapeutics)においては、テクニカル・オペレーションの責任者を務めています。


「細胞治療に情熱を注ぎ、細胞治療が持つ大きな可能性を現実のものとするべく、自身のキャリ
アのほとんどをこの分野に費やしてきました。サンバイオの再生細胞薬のこれまでの臨床結果に
は目を見張るものがありますが、それだけでなく、同社の他家由来の細胞を大量生産するという
事業モデルは、細胞治療の実現に向けた正しい方向性であると考えます。
」とモハンマド・エル・
カレイ博士は述べています。


同氏(スコットランド グラスゴー ストラスクライド大学 Ph.D. 化学・バイオ医薬専攻) には、
( )
これまで多くの企業において製造プロセス及び GMP(*1)基準に沿った製造体制の構築を成し
遂げ、細胞治療の開発をフェーズ1からフェーズ2、フェーズ3へと進めた経験があります。




サンバイオ株式会社の代表取締役社長 森敬太は次のように述べています。
「同氏を弊社に迎える
ことができ大変うれしく思います。細胞治療の製造プロセスに関して、同氏ほど経験豊富な人材
に会ったことはこれまでありません。同氏のサイエンスに対する造詣の深さ、そして、実際の現
場での豊富な経験は、当社のテクニカル・オペレーションを率いるにふさわしく、当社の細胞薬
の事業化に大きく貢献してくれることでしょう。」


森はさらに次のように述べています。
「サンバイオは、他家由来の細胞薬をリーズナブルな価格で
高品質、かつ迅速に提供することにこだわっていますが、この戦略は今後の事業化に際し大きな
アドバンテージになると考えています。当社は細胞薬の実用化に向けた開発では先頭を走ってい
ますが、同氏の就任により、世界中の患者の方々がこの細胞薬で救われる日がさらに近づくこと
と確信しています。




(*1) GMP(Good Manufacturing Practice の略)とは、医薬品等の製造管理および品質管理に関
する基準で、医薬品製造をする者が守るべき内容を定めたものです。



再生細胞薬について
当社グループが手掛ける再生細胞薬は、病気・事故等で失われた身体機能の自然な再生プロ
セスを誘引ないし促進させ、運動機能、感覚機能、認知機能を再生させる効能が期待される
医薬品です。


SanBio, Inc.およびサンバイオ株式会社(以下、当社グループ)について
当社グループは、再生細胞薬の研究、開発、製造及び販売を手掛ける再生細胞事業を展開して
います。当社独自の再生細胞薬である SB623 は、米国においては、米国・カナダ地域における
共同開発パートナーである大日本住友製薬株式会社とともに慢性期脳梗塞フェーズ 2b 臨床試験
を、また、当社単独では外傷性脳損傷を対象に日米で、国際共同フェーズ 2 臨床試験を実施中
です。東京を本社とし、米国のカリフォルニア州マウンテンビューに研究開発の主たる拠点を
構えています。


本件に関するお問い合わせ先:
サンバイオ株式会社
経営管理部
電話:03-6264-3481





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