興徳クリーナー(大阪府岸和田市)がPlatioを導入 「工場日常点検アプリ」でISO認証に対応する報告業務のDXを実現

報道発表資料
2022 年 12 月 22 日
アステリア株式会社

産業廃棄物処理を手掛ける 興徳クリーナー(大阪府岸和田市)が Platio を導入
「工場日常点検アプリ」 で ISO 認証に対応する 報告業務の DX を実現!
プログラミング未経験者が 3 日でアプリを作成し 年間 400 時間の報告業務を削減

アステリア株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:平野洋一郎、証券コード:3853、以
下 アステリア)は、ノーコード※1のモバイルアプリ作成ツール「Platio(プラティオ)」が、産
業廃棄物の中間処理を手掛ける株式会社興徳クリーナー(本社:大阪府岸和田市、代表取締役:
片渕 昭人、以下 興徳クリーナー)に導入され、ISO 認証に対応する報告業務の DX を実現し、年
間 400 時間の報告業務を削減したことを発表します。

「工場日常点検アプリ」画面イメージ 現場からアプリを使って報告する様子




点検内容ごとに分類 選択式で手軽に報告

・自動入力・リスト選択式入力で入力工数を削減
・自動計算や入力漏れ防止設定で正確なデータ蓄積を実現 ・スマホアプリの表示項目に従い現場で報告内容を入力
・報告データの CSV 出力で ISO や行政の手続に柔軟対応 ・オフラインでも利用できるため場所を問わず報告を完結
・報告業務やデータ分析による改善計画策定等の効率化へ


■興徳クリーナーが「Platio」を導入した背景と効果
汚泥や廃油など産業廃棄物の中間処理を手掛ける興徳クリーナ
ーでは、環境保護を目的とした ISO14001 と、安全な労働環境を
整えるための ISO45001 の認証を取得しています。ISO 認証を継
続するには工場での点検作業や、データ収集・報告を毎日行う必
要がありました。
ISO 認証で必要な点検項目は臭気や水道利用量の測定など 100 従来は紙で報告書を記録・保管
項目以上にのぼります。現場での点検内容は紙へ記入した後、事務
所で Excel へ入力。入力データの記載漏れや計算ミスの確認、記入用紙の保管などの作業が発生
し、日常業務の中で大きな割合を占めていました。さらに作業現場で記録することでの紙の汚れ
や、報告者による情報粒度の差など、データの取りまとめにも課題を抱えていました。
そこで興徳クリーナーは、報告業務の DX による効率化の検討を開始。現場でスマホからスム
ーズに報告が可能なことや、作業員にスマホ世代が増加していることから、ノーコードでアプリ
を作成し、データ管理・活用が効率的な Platio の導入を決定しました。
Platio の導入により、プログラミング未経験の安全管理推進担当者が、ISO 認証に必要な 100
項目以上の報告ができる「工場日常点検アプリ」を 3 日で作成。約 25 名の作業員による報告デー
タの記録から収集、蓄積までをワンストップで完結しました。また、紙での記録やデータ入力作
業を全廃したことで、点検作業時間が 1 時間から 20 分に短縮、年間約 400 時間の工数削減を実現
しました。




さらに興徳クリーナーでは、作業員の働く環境改善を目的とした Platio の利用も開始していま
す。熱中症予防のため紙で管理していた「暑さ指数(WBGT)※2管理」をアプリ化。テンプレー
トを活用した検温・アルコールチェックアプリ、ヒヤリハット報告アプリを 1 時間で作成するな
ど、計 5 個のアプリを運用しています。今後は、工場の現場データを収集するハブとして Platio
を使いながら、他のシステムとの連携も視野に入れ、データ利用の幅を拡大していく計画です。
アステリアは SDGs や環境負荷軽減に取り組む企業を業務効率化で支援するため、産業廃棄物
処理業をはじめとした現場で活用できるアプリのテンプレート拡充にも力を入れる方針です。
■興徳クリーナーによるユーザーコメント
これまで現場では何種類もの報告用紙を使い分けており、年間で膨
大な量の紙を保管していました。見返すのも大変で、印刷やファイリ
ングなどの手間もかかっていました。
Platio は、簡単なアプリなら 1 時間、複雜なものでも 3 日あれば作
れるため、すぐに「脱紙」を実現できました。今では、困ったらまず
Platio でアプリ化できないかを考える「Platio ファースト」が定着し
ており、検温&アルコールチェックアプリやヒヤリハットアプリも作
成し活用しています。今後は、工場の様々な現場データを収集するハ
ブとしてより多くの用途で Platio を使いつつ、他のシステムと連携さ
せてデータ活用の幅を広げていきたいと考えています。
株式会社興徳クリーナー 取締役 統括部長 営業部 業務部: 片渕 一真 氏
業務部 業務課 安全管理推進センター: 砂田 将吾 氏

※1:ソースコードを書かなくてもソフトウェアやアプリ等の開発ができる仕組み。ノーコードで開発することができる
Platio は、プログラミング言語に関する専門的な知識がなくても、必要とする機能の実装や現場の運用に合わせた
アプリ仕様の調整等が可能。

※2:WBGT(湿球黒球温度)Wet Bulb Globe Temperature の略。熱中症予防を目的に、人体と外気との熱のやり
とりに着目した指標。

<事例掲載 URL:Platio> https://plat.io/ja/case/kotoku
-------------------------------------------------------------------------------------
■『株式会社興徳クリーナー』について( Web サイト https://www.kotoku-g.co.jp/ )
高度な技術力を駆使して産業廃棄物の中間処理を行っています。世界の環境保全に貢献することを使命として掲
げています。
■『アステリア株式会社』について( Web サイト https://www.asteria.com/ )
アステリア株式会社(2018 年 10 月にインフォテリアから社名変更)は、企業内の多種多様なコンピューターや
デバイスの間を接続するソフトウェアやサービスを開発・販売しています。主力製品の ASTERIA Warp は、異な
るコンピューターシステムのデータをノーコードで連携できるソフトウェアで、大企業、中堅企業を中心に 9,809
社(2022 年 9 月末現在)の企業に導入されています。また、Handbook は、営業資料や会議資料などあらゆる電
子ファイルをスマートフォンやタブレットで持ち運べるサービスのスタンダードとして、1,670 件(2022 年 9 月
末現在)の企業や公共機関で採用されています。
■『Platio』について( Web サイト https://plat.io/ )
Platio は、誰でも簡単に自社の業務にフィットするモバイルアプリをノーコードで作成し、活用できるクラウド
サービスです。誰もが自社の業務に合った最適なアプリを活用することで、ビジネスの現場における IT 化を推進
し、人手に頼っていた業務プロセスを効率化します。Platio で作成したアプリは、すぐに配信して現場で使い始め
られます。現場担当者がアプリから入力したデータはクラウド上に保管、管理者へリアルタイムに共有され、タイ
ムリーに現場の状況を把握できます。また、入力データの変化を自動で検知し、管理者へ通知する検知機能によ
り、異常にいち早く対応できます。複雑かつ高価格になりがちな業務用アプリを、手軽に作れるソリューションで
あることが評価され「2018 年度 グッドデザイン賞」を受賞しています。
---------------------------------------------------------------------------------------
【プレスリリースに関するお問い合わせ先(報道機関窓口)】
アステリア株式会社 広報・IR 部:齋藤ひとみ・小出朱莉
TEL: 03-5718-1297 / 携帯電話: 080-2158-2167(小出)/ E-mail: press@asteria.com
【製品に関するお問い合わせ先】
アステリア株式会社 マーケティング本部
TEL: 03-5718-1250 /E-mail: platio-pm@asteria.com
アステリア、ASTERIA、Handbook、Platio はアステリア株式会社の登録商標です。
本文中の商品名は、各社の商標または登録商標です。


9422