サンバイオ、外傷性脳損傷ワールド・コングレスにおいて外傷性脳損傷患者の経済的負担に関する調査結果を発表

2017 年 4 月 4 日
サンバイオ株式会社



サンバイオ、外傷性脳損傷ワールド・コングレスにおいて
外傷性脳損傷患者の経済的負担に関する調査結果を発表

2017 年 4 月 3 日(日本時間 2017 年 4 月 4 日)、米国カリフォルニア州マウンテンビュー発―神経系疾患
を対象に再生細胞薬の開発・製造を手掛ける当社グループ(サンバイオ株式会社及びその子会社である
SanBio, Inc.) は、2017 年 3 月 31 日に米国ニューオーリンズで開催された外傷性脳損傷ワールド・コングレ
ス(IBIA 2017)で、外傷性脳損傷により慢性期の運動障害を持つ患者の経済的負担に関する調査結果を発
表しました。その調査(以下、「本調査」)によると、外傷性脳損傷患者が負担する医療費は一般疾病患者に
比べて顕著に大きいことが明らかになりました。


外傷性脳損傷患者の負担する医療費は急性期が一番高額になりますが、受傷後 2 年目においても、患者
一人当たりの医療費負担額は平均で約 27,000 米ドルと高額なことがわかりました。これは、対照群に比べて
約 4 倍の水準となっています。日帰りを含む入院治療、救急処置、理学療法、リハビリ、処方箋薬など医療サ
ービスの利用の増加が高額な医療負担につながっていることもわかりました。


当社グループのチーフ・メディカル・オフィサー兼リサーチ・ヘッドであり本調査報告の共同著者であるダミエ
ン・ベイツ医師は、「外傷性脳損傷患者は対照群に比べて、負担する医療費が顕著に大きいことがわかりま
した。この調査により、外傷性脳損傷を対象とする効果的な治療法に対するアンメット・メディカル・ニーズの
高さだけでなく、同疾患がヘルスケアシステム全体にとっても大きな負荷となっているということが明らかにな
りました。外傷性脳損傷の後遺症に苦しむ患者様の経済的負担を減らすための治療が必要なのは明らかで
す。」とコメントしています。




本調査について
「外傷性脳損傷受傷により慢性期の運動機能障害に苦しむ患者の経済的負担について」と題した本調査は、
サンバイオがスポンサーとなり、経済及びヘルスケア分野に強い the Analysis Group, Inc.により実施されま
した。本調査は、2006 年以降に外傷性脳損傷と診断され、受傷後 6 か月以上が経過し運動機能に障害が
残っている 18 歳から 75 歳までの 299 人を対象に行ったもので、外傷性脳損傷患者ではない約 600 人の
患者を対照群とした比較調査です。本調査では、外傷性脳損傷患者と対照群を対象に医療費の負担およ





び医療サービスの利用について調査を行いました。調査対象とした医療費は、患者一人当たりの 6 か月毎
24 か月までの平均医療費で、医療サービスの利用と処方箋代が含まれています。


SanBio, Inc.およびサンバイオ株式会社(以下、当社グループ)について
当社グループは、再生細胞薬の研究、開発、製造及び販売を手掛ける再生細胞事業を展開しています。当
社独自の再生細胞薬である SB623 は、米国においては、米国・カナダ地域における共同開発パートナーで
ある大日本住友製薬株式会社とともに慢性期脳梗塞フェーズ 2b 臨床試験を、また、当社単独では外傷性
脳損傷を対象に日米グローバル フェーズ 2 臨床試験を実施中です。東京を本社とし、米国のカリフォルニア
州マウンテンビューに研究開発の主たる拠点を構えています。




本件に関するお問い合わせ先
サンバイオ株式会社
経営管理部
電話:03-6264-3481





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