心不全発症後の抗キマーゼ・アプタマーによる治療効果を確認

News Release
平成 30 年 1 月 25 日

各 位

株式会社リボミック

(コード番号:4591 東証マザーズ)



心不全発症後の抗キマーゼ・アプタマーによる
治療効果を確認

当社は、自社創薬品目である RBM003(抗キマーゼ・アプタマー)に関して、大阪医科

大学大学院医学研究科創薬医学教室・高井真司教授らと共同研究を実施してきました。そ

の結果、ハムスターを用いた冠動脈結紮による心筋梗塞急性期モデルにおいて、本アプタ

マーの投与が顕著な心機能改善効果を示すことを報告してまいりました。

この心機能改善効果が、ヒトにおける心筋梗塞の発生に相当する、冠動脈結紮前の投与

(「前投与」、つまり予防効果)によるものか、あるいは冠動脈結紮後の投与(「後投与」、

つまり治療効果)によるものかを判断するために、冠動脈結紮後のみに本アプタマーを投

与するハムスター実験を実施しました。その結果、
「後投与」のみで顕著な心機能改善効果

を示すことが明らかになりました。

この結果は、急性心不全を発症した患者に対して、本アプタマーの「後投与」が十分な

心機能の維持に寄与できる可能性を示したものです。現在、急性心不全に対する医薬品は

限られているので、本アプタマーのライセンスあるいは事業提携によって、RBM003 の臨

床開発を推進していく予定です。



以上の結果については、今年 4 月 11-12 日に英国 Oxford で開催されるアプタマー国際

会議 APTAMERS 2018 において、当社社長が講演する予定です

( http://libpubmedia.co.uk/aptamers-2018/ )




【本件に関するお問い合わせ先 : 経営企画部 03-3440-3745】

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