wet AMDを対象疾患とするRBM-007の治験についてJerry Cagle博士が科学諮問委員会に就任

News Release

2019 年 6 月 26 日


wet AMD を対象疾患とする RBM-007 の治験について
Jerry Cagle 博士が科学諮問委員会に就任


この度、当社は Alcon 社(現ノバルティス ファーマ社)研究開発部門の前上級副社長兼 Chief
Scientific Officer である Jerry Cagle 博士とコンサルティング契約を結んだことをお知らせします。
Cagle 博士には当社の科学諮問委員会(Scientific Advisory Board)のメンバーに就任いただき、そ
の専門的知見を活かして、RBM-007 の滲出型加齢黄斑変性(wet AMD)治療薬の製品開発における
各種助言をいただきます。



RIBOMIC USA CEO の Yusuf Ali 博士は以下のようにコメントしています。「Cagle 博士を当社の科
学諮問委員会に迎えられることを喜んでいます。彼の広範な製品開発や産業界での経験、とりわけ眼
科疾患領域での経験は、当社独自のアプタマー基盤技術を活用するための鍵となるでしょう。当社の
主要パイプラインであり、wet AMD の治療薬候補として現在臨床試験中の RBM-007 の更なる開発
において、彼の専門知識が活かされるものと期待しています。」



就任に際し、Cagle 博士は以下のようにコメントしています。「RIBOMIC チームとともに wet AMD
におけるこの革新的な治療薬の開発を推し進めるのを、非常に楽しみにしています。RBM-007 の新
規な作用、すなわち抗血管新生及び抗線維化の作用は、この重要な疾患の治療において、既存薬では
満たされていないニーズに対処できます。」


Jerry Cagle, PhD.の経歴
Jerry Cagle 博士は、コロンブスのオハイオ州立大学の教員としてその学術キャリアを開始しました。そ
の後 30 年以上にわたり、Alcon 社の研究開発チームの一員として業務にあたりました。その間、医薬品、
手術機器(眼内レンズおよび手術用機器)、コンタクトレンズ/レンズケアなど、Alcon 社の研究開発の
主要分野を全般にわたり担当しました。
Cagle 博士が直接従事し、指揮した分野は、新製品の開発に寄与する主要部署(各研究グループを含む)
に加え、薬理学、毒性学、薬物動態学、分析化学、生物統計学、臨床研究、ポリマー科学、さらに医療機
器開発に関連する工学分野と多岐にわたります。Alcon 社在職中は規制当局と緊密に協力し、Alcon グロ
ーバル規制部門の副社長を数年務めました。1990 年代半ば、Cagle 博士は Alcon 社 研究開発部門の上級
副社長兼 Chief Scientific Officer に任命されました。博士はまた、Texas Society to Prevent Blindness
から"Person of Vision"賞を授与されています。

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