戦略的イノベーション創造プログラムのプロジェクト研究「昆虫(カイコ等)による有用タンパク質・新高機能素材の製造技術の開発・実用化」への参画について

平成 31 年 1 月 15 日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 免 疫 生 物 研 究 所
(コード番号:4570)
本店所在地 群馬県藤岡市中字東田 1091 番地1
代 表 者 代 表 取 締 役 社 長 清 藤 勉
問 合 せ 先 取締役事業統括推進本部長 中 川 正 人
電 話 番 号 0274-22-2889(代表)
U R L http://www.ibl-japan.co.jp



戦略的イノベーション創造プログラム第 2 期課題として実施される
プロジェクト研究「
研究「昆虫(カイコ等)による有用タンパク質・
プロジェクト研究「昆虫(カイコ等)による有用タンパク質・
新高機能素材の製造技術の開発・実用化」への参画について
新高機能素材の製造技術の開発・実用化」への参画について

当社は、内閣府 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第 2 期の研究開発計画の
1つである「スマートバイオ産業・農業基盤技術」の課題として、国立研究開発法人農業・
食品産業技術総合研究機構(NARO)が研究代表機関となり実施するプロジェクト研究「昆
虫(カイコ等)による有用タンパク質・新高機能素材の製造技術の開発・実用化」へ、コン
ソーシアムメンバー(コンソーシアム名:昆虫生産系ものづくりコンソーシアム)として参
画することになりましたので、お知らせいたします。


【概要】
SIP は、総合科学技術・イノベーション会議が自ら司令塔機能を発揮して、府省の枠や旧
来の分野の枠を超えたマネジメントに主導的な役割を果たすことを通じて、科学技術イノベ
ーションを実現するために創設されたプログラムです。
NARO が研究代表機関となり組織された昆虫生産系ものづくりコンソーシアムは、SIP
第 2 期の研究課題として「昆虫(カイコ等)による有用タンパク質・新高機能素材の製造
技術の開発・実用化」を提案し、平成 30 年 10 月 23 日付けで採択されました。当社は、本
プロジェクト研究へコンソーシアムメンバーとして参画します。
本プロジェクト研究は、カイコが有するタンパク質生産バイオプロセスとしての高いポテ
ンシャルを活用し、「カイコでしかできない」高機能性または低価格生産性を備えたタンパ
ク質群を生産し、製品化することを目的としています。本プロジェクト研究において当社が
実施する研究内容は、以下のとおりです。


◆研究課題名:昆虫(カイコ等)による有用タンパク質・新高機能素材の製造技術の開発・
実用化
◆実施期間:2018 年度~2022 年度
◆研究費配分額:1,500 万円/年(予定)
◆当社実施内容:ヒト抗体医薬品の GMP 対応製造技術開発


当社は、平成 28 年 6 月 16 日付けで公表したとおり、GMP パイロットプラントである「前
橋研究所」を新設し、遺伝子組換えカイコによる医薬品製造を実現させるための研究開発を
推進しております。また。平成 30 年 3 月 16 日付けで公表したとおり、株式会社 CURED
と、抗 HIV 抗体の事業化を目的とした共同開発契約を締結し、HIV 感染症を治癒に導く安
全で安価な抗体医薬品の開発をおこなっています。
本プロジェクト研究では、当社が有する GMP パイロットプラントを活用し、GMP 対応
の遺伝子組換えカイコ飼育技術やヒト抗体医薬品の抽出・精製技術の開発を実施します。こ
れにより、抗 HIV 抗体を含むヒト抗体医薬品の開発速度を加速させ、遺伝子組換えカイコ
による世界初の医薬品製造の早期実現を目指します。


以上

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