「フィブリノゲンを産生するトランスジェニックカイコ」に関する特許出願の米国における特許査定のお知らせ

平成 29 年 6 月 28 日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 免 疫 生 物 研 究 所
(コード番号:4570)
本店所在地 群馬県藤岡市中字東田 1091 番地1
代 表 者 代表取締役社長 清 藤 勉
問 合 せ 先 取締役事業統括推進本部長 中 川 正 人
電 話 番 号 0274-22-2889(代表)
U R L http://www.ibl-japan.co.jp


「フィブリノゲンを産生するトランスジェニックカイコ」に関する
特許出願の米国における特許査定のお知らせ
特許出願の米国における特許査定のお知らせ
米国にお

このたび、当社が米国に出願しておりました発明(発明の名称:FIBRINOGEN-PRODUCING
TRANSGENIC SILKWORM)に関し、米国特許商標庁(USPTO)より特許査定を受けましたので(特
許番号:US 9,447,167 B2)、お知らせいたします。


【概要】
当社は、日本製粉との共同研究により、ヒトフィブリノゲンを生産する遺伝子組換えカイ
コ(トランスジェニックカイコ)を発明し、その後も、研究成果の実用化を目指し、精力的
に研究開発を進めております。
本発明については、平成 28 年 4 月 18 日付けで公表しましたとおり、日本国内では既に特
許権が成立しておりますが、この度、米国においても審査が終了し特許査定を受けることが
できました。
ヒトフィブリノゲンは止血用として医薬品等へ利用されておりますが、現在の製品原料は
ヒトの血液であるため、病原体の感染リスクを完全に排除することができておりません。そ
こで、当社は、遺伝子組換えカイコによるヒトフィブリノゲンの生産を実現させ、感染リス
クの無い安全なヒトフィブリノゲンを社会へ供給したいと考えております。
ヒトフィブリノゲンに関する国内の特許権および今回の米国における特許権の成立に加
え、当社は、遺伝子組換えカイコ関連の様々な知的財産権等を保有しており、これらの知的
財産権を活用した事業展開を積極的に推進しております。
昨年より稼働している前橋研究所
において、ヒトフィブリノゲンをはじめとする組換えタンパク質シーズの開発を進め、遺伝
子組換えカイコによる世界初の医薬品生産の実現を目指します。


以上

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