関西イノベーション国際戦略総合特区の計画事業認定のお知らせ

2019年3月20日
各 位




会 社 名 J C R フ ァ ー マ 株 式 会 社
代表者名 代表取締役会長兼社長 芦 田 信
(東証1部 コード番号4552)
問合せ先 執行役員経営企画本部長 本 多 裕
(TEL 0797-32-8591)


関西イノベーション国際戦略総合特区の計画事業認定のお知らせ

当社は、この度、神戸医療産業都市における実施事業が関西イノベーション国際戦略総
合特区*の第24回計画事業として認定されましたのでお知らせいたします。

当社は、独自の血液脳関門通過技術「J-Brain Cargo®」を適用した画期的な新薬の創出
を目指し、ハンター症候群治療酵素製剤(JR-141)、ポンぺ病治療酵素製剤(JR-162)、
ハーラー症候群治療酵素製剤(JR-171)を含む15種類のライソゾーム病治療酵素製剤の研
究開発を進めております。中でも、ハンター症候群治療酵素製剤(JR-141)は現在、国内
における第III相臨床試験およびブラジルにおける第II相臨床試験を実施しており、同時に、
今後のグローバル展開を見据えた新たな治験薬製造センターの建設など、製造設備の増強
も図っております。
今般、こうした研究開発における取り組みが国際戦略事業としての評価を受け、神戸医
療産業都市における治験薬製造設備の増強が、関西イノベーション国際総合特区の第24回
計画事業として認定されました。

なお、2013年には、第5回計画事業「高度なドラッグ・デリバリー・システム技術との組
み合わせによるバイオ医薬品の研究開発」の認定も受けております。

当社はこれからも、希少疾病治療薬の開発に取り組むスペシャリティファーマとして、
より多くの患者の皆さんの治療に貢献できるよう取り組んでまいります。

*関西イノベーション国際戦略総合特区:
総合特別区域法に基づき、関西の6自治体(京都府、大阪府、兵庫県、京都市、大阪市およ
び神戸市)が一体となり、ライフサイエンス分野および新エネルギー分野における規制緩
和、税制・財政・金融上の支援措置を通して国際競争力の向上を推進する制度です。
(http://kansai-tokku.jp/)
【語句の説明】
ライソゾーム病
厚生労働省指定難病。小児慢性特定疾患。ライソゾームと呼ばれる細胞内小器官内で、加
水分解酵素や酸素のトランスポーターである膜タンパク等が遺伝子的に欠損または変化す
ることによって、分解できなくなった基質がライソゾーム内に蓄積し、その結果、細胞や
組織に障害が生じる疾患。症状は蓄積する物質によって様々であり、ほとんどの疾患で中
枢神経症状を伴う。

以 上

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