TB-LAMP GDFカタログに収載

News Release
平成 29 年 12 月 22 日
各 位
会社名 栄 研 化 学 株 式 会 社
代表者名 代表執行役社長 和田 守史
コード番号 4549 東証1部




TB-LAMP GDF カタログに収載


当社が開発した結核菌群を検出する遺伝子検査 TB-LAMP 製品がこの度、GDF;Global Drug
Facility のカタログに収載されました。TB-LAMP は、昨年、WHO の推奨を受け、HUMAN(本
社:ドイツ)が販売しております。

GDF は、ストップ結核パートナーシップ※1 の重要なプログラムであり、各国に高品質の医薬品
と診断ツールを、入手しやすい価格帯で提供することを可能にするものです。この GDF カタログ
収載により、世界中の検査所がより簡単に当製品を入手できるようになります。

現在、結核が蔓延している高結核負担国においては、インフラ整備、人材の確保、検査技術の
習得、並びに資金不足などの理由で主に喀痰塗抹顕微鏡検査のみで結核が診断されていますが、
感度が低く、その精度は検査者の経験と技量によるところが大きいという課題があります。
この度の GDF カタログ収載により、このような高結核負担国の末端検査センターにおいても、
感度が高く、多くの検体を迅速に検査することができる TB-LAMP が利用可能になり、2016 年に
WHO が推奨した「喀痰塗抹顕微鏡検査から TB-LAMP への置き換え(http://sho.rtlink.de/lamp)」
が促進されるものと期待されます。

結核は、世界三大感染症の一つであり、毎年 1040 万人が新たに発病し、170 万人が命を落と
しています※2。結核の感染拡大を防ぎ発生率を減少させるためには、正確な早期診断とその結果
を踏まえた適切な治療が重要です。当社は、今後も HUMAN 社と共に結核撲滅のためのプログラ
ム推進と、LAMP 法の普及に注力してまいります。

以上




※1 ストップ結核パートナーシップ

世界の結核を制圧するために 2000 年に世界保健機関(WHO)で設立される。様々なパートナーと結核対策を行

う連携機関、マルチセクター・パートナーシップ(連合体)。http://www.stoptb.org/about/


※2 (参考)WHO Fact sheet Updated October 2017
<参考>

GDF: https://berkleycenter.georgetown.edu/programs/global-drug-facility


HUMAN:
160 カ国以上に臨床検査薬、装置、研究用製品を開発、製造、販売しているドイツのグローバ
ル企業。HUMAN に関する情報は、以下 URL をご参照ください。
http://www.human.de/en/index.php

TB-LAMP の詳細 http://www.human.de/lamp




【本件に関するお問い合わせ先】
栄研化学株式会社 経営企画部広報課
TEL: 03(5846)3379 e-mail: koho@eiken.co.jp
ホームページ http://www.eiken.co.jp

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