JICA(独立行政法人国際協力機構)の民間技術普及促進事業にタイでの「大腸がん集団検診普及促進事業」が採択

News Release
平成 29 年 2 月 14 日


各 位

会社名 栄 研 化 学 株 式 会 社
代表者名 代表執行役社長 和田 守史
コード番号 4549 東証1部




JICA(独立行政法人国際協力機構)の民間技術普及促進事業に
タイでの「大腸がん集団検診普及促進事業」が採択


栄研化学株式会社(本社:東京都台東区)が提案しておりました、タイ王国(以下
タイ)における「大腸がん集団検診普及促進事業」が、独立行政法人国際協力機構(以
下 JICA)が公募した「第7回 開発途上国の社会・経済開発のための民間技術普及促進
事業*1」の「健康・医療特別枠」において採択されました。今後はJICAおよび協力機関
であるタイ国立チュラロンコン大学*2と連携を図りながら本事業を進めてまいります。


当社は、「ヘルスケアを通じて人々の健康を守ります。」の経営理念のもと、グロー
バル展開を通じて世界に貢献することを目指しております。特に、大腸がんのスクリー
ニング検査用の便潜血検査用試薬および測定装置は、OCシステムとしてグローバル
に活用されております。
タイは、経済発展に伴い食生活の欧米化と高齢化が進み、大腸がん患者が増えてお
り、大腸がんによる死亡率は全体で 3 位、男性では第 3 位、女性では第 5 位となって
おります。タイ政府は大腸がん対策を重要施策の 1 つに上げておりますが、保健省に
よる全国民を対象にした大腸がん検診はまだ行われていない現状です。


今回採択されました本事業では、タイ国立チュラロンコン大学を中心に、現地での
大腸がん検診の技術研修や住民検診へのテスト導入、本邦での住民検診の視察を通じ、
大腸がん検診に日本式便潜血検査法の採用を目指してまいります。
当社は、本事業により、タイの大腸がん検診普及に貢献していきたいと考えており
ます。


以上
【用語解説】

*1
開発途上国の社会・経済開発のための民間技術普及促進事業
本制度は、JICAが2013年度に開始した公募型事業であり、開発途上国の政府関係者
を主な対象とした日本での研修や現地でのセミナー、実証活動等を通じて、日本の民
間企業等が持つ優れた製品、技術、システム等への理解を促し、開発課題解決への活
用可能性の検討を行うものです。第7回となる今回は、当社を含め10件の案件が採択さ
れております。
詳細:http://www.jica.go.jp/activities/schemes/priv_partner/kaihatsu/index.html

*2
チュラロンコン大学(英語:Chulalongkorn University)
1917 年に設立されたタイ王国において最も古い歴史をもつ、権威ある国立大学です。
現在 19 の学部と多数の研究施設があり、キャンパスはバンコク市街に位置しています。
大学名はチュラロンコン大王(ラーマ 5 世)に由来し、後継者であるワチラーウット王
(ラーマ 6 世)によって設立されました。



本件に関するお問い合わせ先

【ニュースリリースに関するお問い合わせ先】
栄研化学株式会社 広報部
TEL: 03(5846)3379 、e-mail: koho@eiken.co.jp
ホームページ http://www.eiken.co.jp

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