新規高純度EPA製剤に関するAmarin社との契約締結のお知らせ

2018 年 6 月 12 日
各 位
持田製薬株式会社


新規高純度 EPA 製剤に関する Amarin 社との契約締結のお知らせ

持田製薬株式会社(本社:東京都新宿区、社長:持田 直幸)は、Amarin Corporation plc
(本社:アイルランド国ダブリン、President & CEO: John F. Thero)グループ(以下
「Amarin 社」
)と新規高純度 EPA 製剤に関するライセンス契約を締結いたしましたので
お知らせします。

本契約により、当社は Amarin 社に、当社が保有する新規高純度 EPA 製剤の技術を
利用して、米国および他地域において EPA 製剤を開発および商業化する権利を許諾します。
また、当社は契約の締結に伴う一時金ならびに今後の開発進展などに応じたマイル
ストーン・フィーと製品上市後に販売額に応じたロイヤリティを Amarin 社より受け
取ります。

当社は、医療用医薬品として開発した高純度 EPA 製剤エパデールを 1990 年に世界で
初めて上市しました。 の高度な精製技術と大量生産能力を持つ日本水産株式会社より
EPA
原体の供給を受け、
「高脂血症」
「閉塞性動脈硬化症に伴う潰瘍、疼痛及び冷感の改善」を
適応症として、日本国内の医療の場に届けています。スタチン投与の高脂血症患者に
おけるエパデールの長期投与による冠動脈イベントの発症抑制効果を検討するために、
大規模無作為化比較試験 Japan EPA Lipid Intervention Study(JELIS)が行われており、
その結果は EPA 製剤による治療のエビデンス情報として各種ガイドラインに引用されて
います。
当社は EPA 製剤のリーディング・カンパニーとして、医療への貢献をさらに拡げる
ために、高純度 EPA 製剤の付加価値を高める努力を継続してまいります。

【Amarin 社について】
Amarin 社は、脂質科学における豊富な経験から、多価不飽和脂肪酸の医薬品としての
ポテンシャルに着目した循環器疾患治療薬の商品化と開発に重点を置く医薬品企業です。
同社の最初の FDA 承認医薬品である Vascepa®は、米国において処方箋薬として入手
可能な高純度の EPA 製剤で、重症の高トリグリセリド血症患者の血中トリグリセリド値の
改善に使用されています。Amarin 社は、Vascepa®の臨床開発プログラムの一環として、
同剤の心血管アウトカム研究(REDUCE-IT)を 2011 年より進めています。REDUCE-IT は、
血中トリグリセリド値が高く、心血管リスクの高い患者に対してスタチンに Vascepa®を
追加投与する治療法の効果を確認する大規模臨床試験で、主要評価項目の結果について、
Amarin 社は 2018 年中に発表できるものと見込んでいます。
同社の詳細については、www.amarincorp.com をご覧ください。
以 上
<本件に関するお問い合わせ先>
持田製薬株式会社 経営企画部広報室(TEL.03-3358-7211)

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