九州大学と持田製薬が組織対応型連携契約を締結　本学先端融合医療創成センターに共同研究部門を設置し橋渡し研究を推進

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PRESS RELEASE（2018/06/01） URL:http://www.kyushu-u.ac.jp


九州大学と持田製薬が組織対応型連携契約を締結
本学先端融合医療創成センターに共同研究部門を設置し橋渡し研究を推進

国立大学法人九州大学(総長：久保 千春、所在地：福岡県福岡市、以下 九州大学)と持田製薬
株式会社(代表取締役社長：持田 直幸、本社：東京都新宿区、以下 持田製薬)は、2018 年 6 月 1
日より本学先端融合医療創成センター(センター長：赤司 浩一)内に創薬アセット応用共同研究部
門を設置し、病院 ARO 次世代医療センターと連携の下、基礎研究の成果を一般医療の実用化につ
なげる橋渡し研究の推進に関する共同研究事業を開始します。
新薬創製の成功確率は 3 万分の１と言われていますが、 近年その難易度はさらに高まっており、
それに伴い長期間の研究開発と莫大なコストが必要となっています。本共同研究部門では、九州
大学の研究資源とネットワークをフル活用して、持田製薬が有する創薬アセットの橋渡し研究を
強力に推進し、画期的な新薬創製につなげる創薬研究開発の合理化を目指した研究を行います。
九州大学と持田製薬は、本共同研究部門を産学連携および学術的研究活動の拠点と位置付け、
ライフサイエンス研究の発展と医薬品等研究開発の効率化に貢献していきます。
注）アセット：研究成果物


背景
九州大学では組織対応型連携の研究事業の枠組みにより、共同研究部門を設置し、組織的かつ長期的
に民間企業等と実用化に向けた産学連携を推進する事業に取り組んでおります。
先端融合医療創成センターは、医薬分野と他分野との医療に関する先端的融合研究を実施するととも
に、当該研究分野における産学官連携およびオープンイノベーションを推進し、人々の健康維持と安心
安全な社会の実現に資することを目的として、2009 年 8 月 1 日に設立されました。
一方、持田製薬ではオープンイノベーション推進による創薬研究の加速ならびに開発パイプラインの
充実に向けて積極的に取り組んでおります。

共同研究部門の概要
設置部局：九州大学先端融合医療創成センター
共同研究部門名：創薬アセット応用共同研究部門
期間：2018 年 6 月 1 日より 3 年間
教員：五十嵐順悦 教授 協力教員：杉山大介 教授
研究事業：持田製薬の創薬アセットを用いた複数の研究事業

～共同研究部門よりひとこと～
九州大学先端融合医療創成センターARO 橋渡研
究推進部門／病院 ARO 次世代医療センターは、アジ ～持田製薬よりひとこと～
アの橋渡し研究推進拠点として、 ネットワーク対応 本共同研究部門については、情報収集・
型の開発を推進しています。 これまで、産学共同研 学術研究・産学連携を推進するためのアカ
究は学術的な観点では多くの成果をあげてきまし デミア拠点のひとつと位置付けています。
た。しかしながら、 実用化に至る事例が多くない状 医療ニーズに応える画期的新薬の創製を
況を鑑みると、新しいオープンイノベーション戦略 目指して、九州大学と基礎・創薬・臨床
が必要です。本共同研究部門では、日本医療研究開発 に向けた橋渡し研究に関する連携事業に
機構も推奨する、「産」in「学」の新しい形を目指 取り組み、持田製薬の創薬アセットと九
して、持田製薬の創薬アセットと当部門が保有する 州大学の技術と叡智を融合した効率的な
ネットワークをフル活用し、 社会実装につながる開 医薬品の研究開発を行ってまいります。
発指向の高い共同研究を展開します。


【お問い合わせ】 九州大学 学術研究・産学官連携本部 持田製薬株式会社
産学官連携推進グループ 経営企画部広報室
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