仙台空港のカーポート型太陽光発電所建設における反射光シミュレーションを実施

報道関係者各位
2023 年 4 ⽉ 20 ⽇
株式会社 JDSC


仙台空港のカーポート型太陽光発電所建設における
反射光シミュレーションを実施

株式会社 JDSC(本社:東京都⽂京区、代表取締役:加藤 エルテス 聡志、以下「JDSC」)は、東急不動
産株式会社(本社:東京都渋⾕区、代表取締役社⻑ 社⻑執⾏役員:星野 浩明)が参画する仙台空港お客
様第1駐⾞場内カーポート型太陽光発電所建設事業に際し、太陽光パネル設置時の反射光シミュレーシ
ョンを同社から受注し、実施しましたので、お知らせします。


国⼟交通省が推進する空港の脱炭素化に向け、空港⽤地内および近接地への太陽光パネル設置は今後増
加していくことが予想されています。これらの太陽光パネル設置には、航空機を操縦するパイロットや
管制塔の操作卓でオペレーションを⾏う管制官らへの反射光の影響検討が必要不可⽋であり、⽶国では、
国⽴研究所が開発した検証⽤のアプリケーションが無償公開され、また、欧州や東南アジアでも同様の
アプリケーションや独⾃の解析プログラムが⽤いられています。⼀⽅、⽇本国内では、検証⽅法や整備マ
ニュアルが定められておらず、設置を推進する事業者が独⾃にシミュレーションを実施し、関係各所へ
説明し、合意を得る必要があります。このため、国内の事業者は、海外の事例や建築分野における先⾏研
究を参考に、シミュレーションの設計や評価指標の定義、反射光の影響を視覚的に分かりやすく説明す
るアウトプットの制作が求められますが、これらを事業者のみで完遂することは⾮常に難しいのが現状
です。


今回 JDSC は、これまで培ったデータ活⽤の知⾒を⽣かし、仙台空港の 4 地点(上空の⾶⾏機、A 滑⾛
路、管制塔、仙台空港アクセス鉄道)における 2023 年の各シーズン 4 ⽇程(春分、夏⾄、秋分、冬⾄)
を条件に、正反射光のシミュレーションを実施しました。また、参考指標として、海外では⼤規模な太陽
光パネルを設置する際に使われる、⼈による光の知覚有無や不快度を⽰す「不快グレアの評価指標」を⽤
いたシミュレーションも⾏いました。




A 滑⾛路への影響(2023 年夏⾄) 上空の⾶⾏機への影響(2023 年春分)
報道関係者各位
2023 年 4 ⽉ 20 ⽇
株式会社 JDSC


■正反射光シミュレーションの概要
内容 :仙台空港お客様第1駐⾞場内のカーポート型太陽光パネル設置時の反射光シミュレーション
対象地点:①上空の⾶⾏機、②A 滑⾛路、③管制塔、④空港アクセス鉄道
実施⽅法:正反射光シミュレーション
2023 年春分(3 ⽉ 21 ⽇)、夏⾄(6 ⽉ 21 ⽇)、秋分(9 ⽉ 23 ⽇)、冬⾄(12 ⽉ 21 ⽇)の
4 ⽇程におけるシミュレーションを実施(各⽇とも 15 分単位で算出)


■(参考指標)不快グレアの評価指標シミュレーションの概要
内容 :不快グレアの評価指標 DGP(Discomfort Glare Probability)の算出
対象地点:①管制塔、②空港アクセス鉄道
実施⽅法:複数の想定地点において視線⽅向を設定し、正反射光シミュレーションと同⽇程で実施


JDSC は今後も⾼いデータサイエンスの知⾒をもとに、⾼度なシミュレーションの実施および影響調査を
通じて、空港脱炭素化に貢献していきます。また、AI や機械学習、数理最適化などの先端技術を社会に
実装することで、あらゆる産業全体のアップグレードに貢献していきます。


以 上


■株式会社 JDSC について(https://jdsc.ai/)
JDSC は、物流最適化や需要予測、フレイル検知や教育など、基幹産業を中⼼とした幅広い分野で、⼀気
通貫型の⾼付加価値な AI ソリューションを提供しています。アルゴリズムモジュールの開発とライセン
ス提供事業、IT システムの開発と運⽤事業、データサイエンスに関するビジネスマネジメント事業を⾏
い、業界全体の課題解決に AI を活⽤し、⽇本の産業のアップグレードを⽬指しています。


《JDSC の3つの特⻑》
1. AI アルゴリズムに関する技術⾯での豊富な知⾒
2. AI による解決策の提⽰から実⾏まで⼀気通貫で⽀援するビジネス⾯での⾼い執⾏能⼒
3. ⼤⼿企業との共同開発と産業横展開を両⽴する⽣産性の⾼いビジネスモデル




【本プレスリリースに関するお問い合わせ先】
株式会社 JDSC 広報担当 info@jdsc.ai

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