電通、データ分析とパフォーマンス・マーケティングに強みを持つインドの有力デジタルエージェンシー「ソクラティ社」の株式51%取得で合意

2017 年 7 月 27 日
株式会社 電 通
代表取締役社長執行役員 山本 敏博
(東証第1部 証券コード:4324)


電通、データ分析とパフォーマンス・マーケティングに強みを持つ
インドの有力デジタルエージェンシー「ソクラティ社」の株式 51%取得で合意


株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:山本 敏博、資本金:746 億
981 万円)の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は、データ分析とパフォーマンス・マ
ーケティングに強みを持つインドの有力デジタルエージェンシー「Sokrati Technologies
Private Limited」(本社:プネー市、共同創業者兼 CEO:Ashish Mehta、以下「ソクラティ
社」)の株式 51%を取得すること、および今後完全子会社化するオプションを当社グループが
有することにつき、同社株主と合意しました。


2009 年に設立されたソクラティ社は、高度なデータ分析とそれに基づく CRM 戦略などをベ
ースに統合的なデジタルマーケティング・サービスを提供しています。4 億人ものモバイルユ
ーザーを抱えるインド市場において、特にモバイル広告や E コマース領域のサービスで高い評
価を得ています。同社は、Deloitte が発表する「Top 50 Technology Companies in India」に
おいて、過去 4 年連続(2013~2016 年)でランクインしており、また Google India の「Best
Quality Accounts 賞」なども連続受賞しています。


本件買収の目的は、データ分析を基に企業のマーケティング活動を支援する当社グローバル
ネットワークブランド「Merkle」※(マークル、本拠地:米国メリーランド州)のインド拠点
の確保による、当社グループの現地デジタル市場における規模およびケイパビリティーの拡充
にあります。この買収により、当社グループのインドにおける従業員数は 3,500 名に達し、そ
のうちの 4 割を超える約 1,500 名がデジタル専門スタッフとなります。


買収後、当社はソクラティ社を Merkle のネットワークに組み込み、ブランド名を「Merkle|
Sokrati」(マークル|ソクラティ)に改称し、グループ各社との連携を密にすることで、イン
ドでの成長戦略を加速させていきます。


なお、本件が当社の 2017 年 12 月期の連結業績に与える影響は軽微です。





※電通の海外事業を統括する「電通イージス・ネットワーク社」(ロンドン)は、10 のグローバルネットワーク・
ブランドを中心に世界でビジネスを展開しています。10 のブランドとは、Carat、Dentsu(Dentsu Brand
Agencies)、dentsu X、iProspect、Isobar、mcgarrybowen、Merkle、MKTG、Posterscope、Vizeum を指
します。




【ソクラティ社の概要】
社 名:Sokrati Technologies Private Limited(ソクラティ社)
本社所在地:インド・プネー市
設 立:2009 年 3 月
株主構成 :株式取得後、電通イージス・ネットワーク 51%
収益(Revenue):2 億 2,500 万インドルピー(約 3.9 億円)(2017 年 3 月期)
代 表 者 :Ashish Mehta(共同創業者兼 CEO)
Anubhav Sonthalia(共同創業者兼エンタープライズビジネス責任者)
従業員数 :138 名
事業内容 :高度なデータ分析とそれに基づく CRM 戦略などをベースに統合的なデジタル
マーケティング・サービスを提供


以 上





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