スリランカ環境省副局長との意見交換の実施について

2024 年 2 月 14 日
各 位 会社名 株式会社ダイキアクシス
代表者名 代表取締役社長 CIO・CGO 大亀 裕貴
(コード番号:4245 東証スタンダード市場)
問合せ先 取締役 常務執行役員 本田 和博
(TEL:089-927-2222)



スリランカ環境省副局長との意見交換の実施について

株式会社ダイキアクシス(本社:愛媛県松山市、代表取締役社長:大亀 裕貴)の松山本社にス
リランカ環境省の副局長が来社され、弊社製品についての紹介ならびにスリランカにおける浄化
槽の法整備についての意見交換会をおこないましたので、下記の通りお知らせいたします。


1.訪問概要
日時 : 2024 年 2 月 5 日(月)~ 6 日(火) 2 日間
訪問者 : スリランカ環境省 環境保護局 副局長 R.M.S.K.Ratnayake 氏
場所 : 株式会社ダイキアクシス 松山本社

2.スリランカの水環境の現状について
スリランカの下水道普及率は、国全体の約 5%に留まっている状況であり、未処理の生活排水
が河川へ放流され、スリランカの多くの地域で環境基準を大きく超える水質の悪化が発生して
います。その為、人々の安心・安全な生活環境を確保するためには、早急な水インフラの構築
や水環境に関わる法整備が求められています。

3.当社グループとスリランカの関係
スリランカ全土へ下水道設備を導入するコストは莫大かつ、工事を伴う長期的な対応を避け
ることはできません。そこで当社グループの有する浄化槽技術と製品を提案することで、早急
かつ適切な排水処理をオンサイトで対応する為、2022 年 10 月にスリランカ現地に戸建て用の小
型浄化槽の組立工場を設立し、製造を開始いたしました。
そのような中、昨年 11 月には、スリランカ最大の民間主催のビジネスアワードで 4 つの賞
「LANKA BUSINESS AWARD」を受賞した事で、当社グループの取り組みは、製品である浄化槽と
併せ、水環境の保全に有効であると認められ、認知度はますます高まっております。

4.意見交換会の内容について
このようなことから、スリランカ政府関係者の排水処理に関する意識も更に高まっているも
のの、法整備や運用については今後の課題となっており、2024 年 2 月 5 日~6 日の 2 日間にかけ
てスリランカ環境省 環境保護局 副局長である R.M.S.K.Ratnayake 氏が当社に来社され、今後
の課題解決に向けての意見交換をおこないました。

初日は、スリランカの 96%で利用されている機能不全のセプティックタンク(腐敗槽)について、
規制を設ける為に日本の浄化槽法・製品認証制度導入について議論を交わしました。翌日は、
当社松山工場(愛媛県東温市)や当社子会社である株式会社環境分析センター(愛媛県松山
市)、排水処理場(愛媛県松山市)に併設している実験場を見学され、当社製品による排水処
理のより詳細な仕組みについて、また、浄化槽を導入することによるメリットについて説明を
おこないました。





5.スリランカにおける今後の展開について
当社グループは、「環境を守る。未来を変える。」というミッション達成に向けて、「世界
の環境課題を技術とアイデアで解決し、世界の人々の生活を支える」ことを私たちの存在意義
(パーパス)と定めております。海外展開は当社グループの最重要課題として取り組んでおり、
今後もスリランカの人々の生活を支えるべく、製品導入からメンテナンスを通じて、浄化槽技
術の価値を伝えると共に、現地の法整備改革にも寄与してまいります。




スリランカ環境省 環境保護局 副局長 松山工場を見学中の R.M.S.K.Ratnayake 氏
R.M.S.K.Ratnayake 氏(写真左から 2 人目)

以 上

■本件に関するお問い合わせ
株式会社ダイキアクシス 経営企画部
Email:ir@daiki-axis.com





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