「インフォテリア」とシンガポールのフィンテック企業「Dragonfly(ドラゴンフライ) Fintech(フィンテック)」が事業提携

報道発表資料
2016 年 4 月 18 日
インフォテリア株式会社
Dragonfly Fintech Pte Ltd


「インフォテリア」とシンガポールのフィンテック企業
ド ラ ゴ ン フ ラ イ フィンテック
「Dragonfly Fintech」が事業提携
~ 金融決済ソリューション「TEPS」と ASTERIA シリーズが連携 ~


インフォテリア株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:平野洋一郎、証券コード:
3853、以下、インフォテリア)は、シンガポールに本社を置くフィンテック企業 Dragonfly
Fintech Pte Ltd(読み:ドラゴンフライ フィンテック、本社:シンガポール、CEO:Lon
Wong、以下、Dragonfly)と、金融サービス業における決済ソリューションを強化する事業提携
に合意したことを発表します。


■ 事業提携の背景と狙い
Dragonfly は、東南アジアを中心に金融ソリューションサービス事業を行うフィンテック企
業で、複数国間の決済ソリューション「Transaction Ecosystem Platform Solution」(以下、
TEPS)などの金融サービスを手がけています。TEPS は、高パフォーマンスを誇るプライベー
ト・ブロックチェーン「mijin」※後述 を基盤として構築されています。今回の事業提携は、この
TEPS を金融機関に導入する際に、インフォテリアのデータ連携ミドルウェア ASTERIA シリ
ーズを用いて既存のシステムとの自動連携基盤の構築を図るというパートナーシップです。
具体的には、TEPS と金融機関の基幹システムなど既存のシステムとの連携基盤の構築でデ
ータ連携が必要な場合に ASTERIA シリーズを用いると、ノンプログラミングでの連携基盤の
構築が可能となります。これにより、開発期間が短縮されるとともに、TEPS とデータ分析ツ
ールやマネーロンダリング対策となる解析ツールなどとの自動連携基盤も容易に開発できる環
境の提供を目指します。

■ 今後の展開
インフォテリアでは、2015 年 12 月にプライベート・ブロックチェーン「mijin」を製品化
しているフィンテック企業であるテックビューロ株式会社(本社:大阪府大阪市、社長:朝山
貴生)と事業提携し、国内外におけるブロックチェーンの普及・啓発活動に注力しています。
フィンテックサービスの多くは、何らかの形で既存のシステムとも連携させる必要がありま
す。連携基盤の構築において、ノンプログラミングであり開発工数の削減にも貢献できる
ASTERIA シリーズは、フィンテックの導入メリットを最大化する上で不可欠なミドルウェア
であると考えています。今後も、フィンテックの導入において、開発リソースの削減に貢献
し、熟練した専門知識がなくても開発できるような環境を創出することで国内外の金融機関に
おけるフィンテックの導入促進に貢献していく方針です。

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■「Dragonfly Fintech Pte Ltd」について( Web サイト http://www.dfintech.com )
シンガポールで設立されたフィンテック企業のスタートアップ。創業者 Lon Wong はシリアル
テクノプレナーであるとともに、フィンテックビジネス手法の考案者でもあります。また、Wong
氏は nem オープンソースプロジェクトのコアチームメンバーであり、ブロックチェーン技術の発
展にも貢献しています。



■「Transaction Ecosystem Platform Solution(TEPS) 」について
( Web サイト http://www.dfintech.com/static/teps.pdf )
「mijin」を使った高速トランザクションエンジンによるプライベート・ブロックチェーン技術
を用いた先駆的なソリューション。金融業界に特化した仕様で、既存の銀行の基幹システムに対
して大きな変更を伴うことなく導入することができ、デジタルマネーという新しい決済・清算形
態を実現します。従来の複数国間での精算処理では、膨大な決済処理をまとめて行うリアルタイ
ム・グロス決済を行いますが、TEPS ではグロス処理の必要性を無くし、T+0 のリアルタイム決
済を実現し煩雑な財務管理の手間を自動化するなど、決済・精算手法において新しい展望を導き
出す画期的なソリューションです。

■「mijin」について( Web サイト https://mijin.io)
テックビューロ株式会社によって開発された、国産初のプライベート・ブロックチェーン構築
プラットフォーム。国際的オープンソースプロジェクト「nem」のコアデベロッパー3 人が合流し
て開発を行っています。2016 年 4 月に国内大手銀行での実証実験において、世界に先駆けて勘定
システムへの適用が実証されました。

■「ASTERIA シリーズ」について( Web サイト https://www.infoteria.com/jp/asteria)
ASTERIA シリーズは、「ASTERIA WARP」を中心とするデータ連携ミドルウェア製品群で、
導入社数は 5,300 社以上(2015 年 12 月末現在)、企業向けデータ連携製品(EAI/ESB 製品)の
国内市場において 9 年連続市場シェア No.1 を獲得しています。主力の「ASTERIA WARP」


は、異なるコンピューターシステムのデータを、ノンプログラミングで連携できる特長を持って
います。メインフレームやクラウド上のサーバーから表計算ソフトまで、様々なシステム間の接
続とデータの変換を行うロジックを複雑なプログラミングなしで行えることが評価されていま
す。

※テクノ・システム・リサーチ社「2015 年ソフトウェアマーケティング総覧 EAI/ESB 市場編」

■「インフォテリア株式会社」について( Web サイト https://www.infoteria.com/ )
1998 年に国内初の XML 専業ソフトウェア会社として設立されたインフォテリア株式会社は、
企業内の多種多様なコンピューターやデバイスの間を接続するソフトウェアやサービスを開発・
販売しています。主力製品の「ASTERIA」は、異なるコンピューターシステムのデータをプログ
ラミングなしで連携できるソフトウェアで、大企業、中堅企業を中心に 5,305 社(2015 年 12 月
末現在)の企業に導入されています。また、 「Handbook」は、営業資料や商品カタログ、会議資
料などあらゆる電子ファイルをスマートフォンやタブレットで持ち運べるサービスのスタンダー
ドとして、現在 971 件(2015 年 12 月末現在)の企業や公共機関で採用されています。


<プレスリリース 掲載 URL>
https://www.infoteria.com/jp/news/press/2016/04/18_01.php


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【プレスリリースに関するお問い合わせ先(報道機関窓口)】
インフォテリア株式会社 広報・IR室:長沼史宏
TEL:03-5718-1297 / FAX:03-5718-1261 / E-mail: press@infoteria.com

インフォテリア、ASTERIA、Handbook はインフォテリア株式会社の登録商標です。
Dragonfly、TEPS は Dragonfly Fintech Pte Ltd の商標です。
本文中の商品名は、各社の商標または登録商標です。





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