ツクルバ・丸井グループの共創事業「co-coono(コクーノ)上北沢」のリノベーションによる脱炭素効果を見える化 CO2排出量を84%、廃棄物排出量を96%削減

PRESS RELEASE

報道関係各位 2022年12⽉12⽇
株式会社ツクルバ


ツクルバ・丸井グループの共創事業「co-coono(コクーノ)上北
沢」のリノベーションによる脱炭素効果を⾒える化 CO₂排出量を
84%、廃棄物排出量を96%削減
株式会社ツクルバ(本社:東京都⽬⿊区、代表取締役CEO:村上 浩輝、以下ツクルバ)と株式会社丸井グループ(本
社:東京都中野区、代表取締役社⻑:⻘井 浩、以下丸井グループ)は、両社の共創事業として2022年6⽉にオープンし
たワークラウンジ付きコミュニティ型リノベーション賃貸マンションブランド「co-coono(コクーノ上北沢)」につい
て、国⼠舘⼤学 朝吹⾹菜⼦研究室(朝吹⾹菜⼦准教授および学⽣3名)の協⼒を得て、リノベーションによる脱炭素効
果を評価しました。


その結果、既存建物を同規模の新築に建替えた場合と⽐較し、既存建物解体〜建設段階におけるCO₂排出の84%および
廃棄物排出の96%を削減することが確認できました(※1)。




調査結果の概要について

「co-coono(コクーノ)上北沢」の既存建物解体・設計監理・資材製造・建設段階におけるCO₂排出量の削減は、約54
4tとなり、これは杉の⽊約62,000本が1年間に吸収する量(※2)と同程度で、杉林約62ヘクタール分、東京ドーム約1
3個分(※3)に相当します。
当物件のプライベートレジデンス(2〜4F)では、既存建物の仕上や設備の⼀部を補修・クリーニングなどを⾏い、リノ
ベーション後も使⽤(以下、再使⽤)しております。その結果、プライベートレジデンスにおけるリノベーション後の内
装・建具・設備の資材量に対する再使⽤の割合は79%(重量ベース)となり、躯体の再使⽤に加え、仕上や設備におけ
る再使⽤割合の⾼さが、CO₂排出量や廃棄物排出量の削減率向上に繋がりました。


また運⽤段階については、当物件の共⽤部およびシェアレジデンス、ワークラウンジの電⼒は、再⽣可能エネルギーでま
かなわれており、年間電⼒使⽤量は33,200kwhを想定されることから、CO₂排出量は年間約14.4t(※4)の削減⾒込み
です。さらに、太陽光パネルでの⾃家発電に加え、株式会社UPDATERの「みんな電⼒」を採⽤し、⼊居者にも加⼊いた
だくことで、再⽣可能エネルギー電⼒100%をめざしております。


今回の取り組みにより、リノベーションや再⽣可能エネルギーの利⽤が脱炭素社会におけるソリューション提案の⼀つと
なり得ることがわかりました。今後も、「co-coono」ブランドや中古リノベーション不動産の流通の促進を通してCO₂
排出量や廃棄物排出量を削減することで脱炭素社会実現に寄与してまいります。



▼対象物件
1993年に竣⼯した社員寮(東京都杉並区、延べ床⾯積:572.23㎡、規模・構造:地上5階建て・RC造、⽤途:寄宿舎)
を⼀棟リノベーションした、ワークラウンジ付きコミュニティ型リノベーション賃貸マンション



▼リノベーションによるCO₂排出量および廃棄物排出量の削減効果(1棟)




取り組みの背景について

気候変動による環境破壊という喫緊の課題に対し、私たちは「co-coono」というブランドを通して、建物のリノベーシ
ョンによって住まいをサステナブルに、次の世代へつなぎ、持続可能で環境にやさしいストック活⽤型社会への転換をめ
ざしています。取り組みを加速していくために、削減効果を⾒える化し、発信していくことで社会に共感の輪を広げてい
くことが必要だと考え、今回の実証結果の発表に⾄りました。




調査メンバーからのコメント
・国⼠舘⼤学 朝吹⾹菜⼦准教授
「既存建物の部材⼀つひとつについて、修繕などにより使い続けられるかを丁寧に検討したことが、CO₂排出量削減率の
さらなる向上につながっており、このサステナブルな取り組みの今後の展開に期待いたします。」


・国⼠舘⼤学 朝吹⾹菜⼦研究室学⽣
「今回の研究に携わることができてとても嬉しいです。リノベーション事業には、環境・コスト⾯等複合的に魅⼒がある
と感じます。その魅⼒を持ったco-coonoにはニーズがあり、これから先そのニーズが⾼まって⾏くのではないかと、研
究に携わる中で感じました。この研究結果が今後の新たなプロジェクトのきっかけになればと思います。」


<国⼠舘⼤学 朝吹⾹菜⼦准教授プロフィール>
2002年、東京⼤学⼯学部建築学科卒業。2007年、東京⼤学⼤学院新領域創成科学研究科博⼠課程修了。博⼠(環境学)
。国⼟交通省技官を経て、現在、国⼠舘⼤学准教授。建築における資源循環や、建物の改修・解体に伴う環境負荷などを
研究している。『図表でわかる建築⽣産リファレンス』(彰国社)など執筆(共著)。



(※1)既存建物解体・設計監理・資材製造・建設段階におけるCO₂排出量と既存建物解体・建設段階における廃棄物排
出量の⽐較「co-coono」 出典:『co-coono上北沢における⼆酸化炭素排出量および廃棄物排出量の削減効果』
(okos・国⼠舘⼤学 朝吹⾹菜⼦研究室)
(※2)適切に⼿⼊れされている36〜40年⽣のスギ⼈⼯林1ヘクタール(1,000本の⽴⽊)が1年間に吸収する⼆酸化炭
素の量を約8.8トンと推定(林野庁試算)
(※3)東京ドーム(建物全体)は4.67ヘクタール
(※4)想定使⽤量×排出係数(環境省公表値0.000433t-CO₂/kWh)で算出
(※5)評価は、既存建物及びリノベーションの竣⼯図⾯、⾒積書から資材の種類・物量を算出し、⼀般社団法⼈⽇本建
築学会が公開する「⼀般建築物⽤LCAツールVer5.01」を⽤いてCO₂排出量を算出
(なお集合住宅は⾮常に多種類の資材で構成されるため、物量が⼩さくCO₂排出量の少ない資材は⼊⼒を省略し、外構・
植栽は評価対象外とした)
(※6)評価は、既存建物の図⾯およびリノベーション⼯事の廃棄物実績を⽤いて、建物本体に由来する廃棄物の種類・
物量を算出




「co-coono上北沢」について

ツクルバと丸井グループとの共創により誕⽣した「co-coono」は、「⼀⼈暮らしの時間をあなたらしくする、住むこと
で⾃分らしいチャレンジができる賃貸住宅」というコンセプトのもと、おもにZ世代と呼ばれる若い世代をターゲットに
した、ワークラウンジ付きコミュニティ型リノベーション賃貸マンションです。


▼ 物件概要
物 件 名 :「co-coono(コクーノ)上北沢」
所 在 地 :〒168-0074 東京都杉並区上⾼井⼾3-1-3
アクセス  :京王線「上北沢駅」徒歩6分
構   造 :鉄筋コンクリート造
規   模 :地上5階建て
総 ⼾ 数 :19⼾(1R:14⼾、シェアハウス:5⼾)
間 取 り :1R…19.31〜22.22㎡
シェアハウス…7.12〜12.40㎡
家賃  :54,000円〜73,000円
共益費 :7,000円〜9,000円
ワークラウンジ利⽤料:(税込)2,200円/⽉
デザイン監修:株式会社ツクルバ
施⼯    :株式会社エイムクリエイツ
管理会社  :株式会社マルイホームサービス
コワーキング運営:株式会社okos・株式会社ツクルバ


「プライベートレジデンス」(1R:19.31〜22.22㎡)




⼈とシェアする時間だけでなく、⾃分と向き合う時間も⼤切にしたい⽅向けに、専有部として1Rのプライベート空間を
確保。専⽤部内にトイレ・シャワー・キッチンが⽤意されております。


「シェアレジデンス」(7.12〜12.40㎡)




⽣活空間も隣⼈とシェアしたい⽅向けに、専有部の設備は最⼩限にしつつ、隣⼈とリラックスして過ごせる共⽤部を併設
しております。


「ワークラウンジ」




「意思を持った多様な仲間たちとのちょうど良い距離感のつながり」を⽣み出すワークスペースです。


▼ 詳細・お申し込みはこちら
https://co-coono.com


▼ co-coono
インスタグラム: https://www.instagram.com/co_coono
Twitter: https://twitter.com/co_coono
▼ マルイホームサービス
https://www.marui-hs.co.jp/


▼ 丸井グループ
https://www.0101maruigroup.co.jp/


■丸井グループについて
丸井グループは、時代やお客さまのニーズの変化にあわせた⼩売・⾦融⼀体の独⾃のビジネスモデル・事業構造を⾰新し
ている企業です。お客さまの⽣活実態に応じたニーズを拾い上げ、きめ細やかなサービスを提供することを⽬指し、⼀⼈
ひとりのお客さまに寄り添うビジネスを展開しています。なかでも、700万⼈以上の会員を擁する「エポスカード」を中
⼼としたフィンテック事業は、年平均16%で成⻑を続けており、30代以下の若者が半数以上を占める会員構成に特徴が
あります。


■株式会社 丸井グループ (東証プライム:8252)会社概要
商号:株式会社 丸井グループ
設⽴:1937年3⽉
代表者:代表取締役社⻑ 代表執⾏役員 CEO ⻘井 浩
所在地:東京都中野区中野4丁⽬3番2号
URL:https://www.0101maruigroup.co.jp/


■株式会社ツクルバ (東証グロース:2978)会社概要
「『場の発明』を通じて欲しい未来をつくる」というミッションのもと、デザイン・ビジネス・テクノロジーをかけあわ
せた場のデザインを⾏っています。主な事業として、中古・リノベーション住宅の流通プラットフォーム「cowcamo(
カウカモ)」、家を売りたい⼈と買いたい⼈のマッチングサービス「ウルカモ」、あらゆるチャレンジを応援する、シェ
アードワークプレイス「co-ba(コーバ)」などのシェアードワークプレイス事業を展開しています。
商号:株式会社ツクルバ
設⽴:2011年8⽉
代表者:代表取締役CEO 村上 浩輝
所在地:東京都⽬⿊区上⽬⿊1丁⽬1­5 第⼆育良ビル2F
URL:https://tsukuruba.com/



当プレスリリースURL
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000110.000043247.html
株式会社ツクルバのプレスリリース⼀覧
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/43247



【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
株式会社ツクルバ 広報担当:上堀
電話:080-3501-3853 メールアドレス:press@tsukuruba.com

11673