ユーグレナ社、東京栄養サミット2021にてコミットメントを表明 ロヒンギャ難民への食料供給を22年に500万人分目指す

2021 年 12 月 17 日

ユーグレナ社、東京栄養サミット 2021 にてコミットメントを表明
ロヒンギャ難民への食料供給を 22 年に 500 万人分目指す
株式会社ユーグレナ

株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、代表取締役社長:出雲充)は、2021 年 12 月 7~8 日に開催
された「東京栄養サミット 2021(Tokyo Nutrition for Growth Summit2021)」
(https://www.n4g-tokyo2021.jp/)にてコミットメントを表明するとともに、農林水産省のサイドイベ
ントのアクションプランに賛同し、公式サイドイベントにてバングラデシュでの取組発表や各種議論に
参加したことをお知らせします。


「東京栄養サミット 2021」 (Tokyo Nutrition for Growth Summit 2021)は、栄養に関連する[1]健康、
[2]食、[3]強靱性、[4]説明責任、[5]財政、の 5 つのテーマを取り上げ、世界各国の栄養関係者と
ともに課題解決に向けて議論し、取組を発表する場です。東京 2020 オリンピック・パラリンピック競技
大会の開催に合わせ、栄養不良の解決に向けた国際的取組を推進するために、日本政府により 2021 年
12 月に東京で開催されました。
当社は、本サミットにて「社会問題を解決するビジネス」に関するコミットメントを表明するととと
もに、農林水産省が主導する東京栄養サミット 2021 アクションプランの「食」のテーマにおいて賛同
し、公式サイドイベントにてバングラデシュでの取組発表や各種議論に参加しました。




■東京栄養サミット 2021 アクションプランについて
(https://www.maff.go.jp/j/shokusan/seisaku/n4g2021/action_plan.html#a60)
日本の食関係者は、東京栄養サミットのテーマ 2「食:健康的で持続可能な食料システムの構築」に向け
て、4 つの点を重視して取り組みます。
[1]食料システムの変革
[2]食関連産業のイノベーションの推進
[3]個人の栄養に関する行動変容の促進
[4]途上国・新興国の栄養改善への支援
・当社アクションプラン
「社会的課題解決と収益の両立」
グラミンユーグレナ※1 の緑豆プロジェクトを通じて、2022 年にはバングラデシュ小規模農家 7,000 人へ
の雇用創出と収入増を実現し、ロヒンギャ難民への食料 500 万食分を供給します。
※1 グラミンユーグレナは、2006 年にノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス博士率いるグラミングループと当社が、日本の食料
事情改善とバングラデシュで貧困に苦しむ農村地区の所得向上や生活改善を目指すユヌス・ソーシャルビジネスの一環として設立した合
弁企業
■東京栄養サミット 2021 当社コミットメント
「社会問題を解決するビジネス」
バングラデシュの零細農家やロヒンギャ難民が抱える社会問題を解決するために、以下のような事業を
率先して継続、拡大します。
・契約農家を 2020 年の 2,000 人から 2022 年には 7,000 人に増やし、それによりロヒンギャ難民への食
料供給を 2020 年の 100 万人分から 2022 年には 500 万人分に増やすことを目指します。
・現地の農産物の生産性向上とコスト削減のため、選別や加工に関する技術指導や設備投資を実施する
予定であり、地元農家の自立を目指し、長期的かつ継続的に支援します。
・現在、当社のバングラデシュにおける事業活動は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で制限され
ていますが、日本政府機関や国連機関、現地の関係者と協力し、当社のノウハウや経験を活用すること
で、官民連携の理想的なロールモデルとして、新型コロナウイルス感染症拡大の問題を乗り越え、当社
の事業活動の普遍化を目指します。


■当社参加公式サイドイベントについて
・2021 年 12 月 7 日
「Nutrition Olympiad: Let the Youth Lead in Nutrition」
主催・共催:Bangladesh Institute of ICT in Development (BIID)/Global Alliance for Improved Nutrition
(GAIN)/Nutrition Club, Rafia/Ministry of Food, Government of Bangladesh/Youth and United
Nations Global Alliance (YUNGA)/The Food and Agriculture Organization of the United Nations
(FAO)/World Food Forum Act4Food, Act4Change
登壇者:代表取締役社長 出雲充
CFO(Chief Future Officer:最高未来責任者) 川﨑レナ
執行役員 海外事業開発担当(グラミンユーグレナ共同最高経営責任者) 佐竹右行




出雲充 川﨑レナ 佐竹右行
ユーグレナ 代表取締役社長 ユーグレナ CFO ユーグレナ 執行役員 海外事業担当
(Chief Future Officer 最高未来責任者)
: グラミンユーグレナ共同最高責任者



・2021 年 12 月 8 日
コミットメント登録団体・企業プレゼンテーション
主催:農林水産省
登壇者:執行役員 海外事業開発担当(グラミンユーグレナ共同最高経営責任者)佐竹右行
テーマ別セッション
「栄養課題解決に向けた社会システム構築の必要性 ~“日本の栄養改善”を未来につなぐ、イノベーショ
ンで実現する栄養改善の新しい社会システム」
主催:農林水産省
登壇者:執行役員 海外事業開発担当(グラミンユーグレナ共同最高経営責任者)佐竹右行




当社執行役員の佐竹が議論に参加する様子



当社は、バングラデシュにて現地 NGO 等と協力して、子どもたちに栄養価の高いユーグレナ入りク
ッキーを配布する「ユーグレナ GENKI プログラム」※2 を 2014 年 4 月より実施しています。2017 年 12
月にはバングラデシュ政府とダッカ大学の学生の支援のもと、ユーグレナ入りクッキー20 万食分をロヒ
ンギャの難民キャンプへ届けました。
また、当社グループのグラミンユーグレナは、バングラデシュの農村での雇用創出と収入増加を実現
するため、日本の農業技術を用いてバングラデシュで多く食されている緑豆の栽培を支える「緑豆プロ
ジェクト」※3 を 2014 年 10 月より行っています。
これらの取組により、2019 年 2 月、日本企業として初めて国連世界食糧計画(WFP)と事業連携に関
する覚書を締結※4 し、緑豆栽培でのバングラデシュ農家の生計向上支援とロヒンギャ難民への食料支援
を行っています。
※2 「ユーグレナ GENKI プログラム」について https://www.euglena.jp/genki/
※3 「緑豆プロジェクト」について https://www.euglena.jp/businessrd/socialbusiness/grameen/
※4 2019 年 2 月 25 日ニュースリリース「ユーグレナ社、国連世界食糧計画(WFP)と事業連携に関する覚書を締結」
https://www.euglena.jp/news/20190225-2/



今後も当社は、SDGs1「貧困をなくそう」SDGs2「飢餓をゼロに」の達成を目指し、活動していきま
す。
<株式会社ユーグレナについて>
2005 年に世界で初めて微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養技術の確立に成功。
微細藻類ユーグレナ、クロレラなどを活用した食品、化粧品等の開発・販売のほか、バイオ燃料の生産
に向けた研究、遺伝子解析サービスの提供を行っています。また、2014 年より行っている、バングラデ
シュの子どもたちに豊富な栄養素を持つユーグレナクッキーを届ける「ユーグレナ GENKI プログラム」
の対象商品を、
2019 年 4 月より化粧品を含む全グループ商品に拡大。
2012 年 12 月東証マザーズに上場。
2014 年 12 月に東証一部市場変更。
「Sustainability First(サステナビリティ・ファースト)
」をユーグレ
ナ・フィロソフィーと定義し、事業を展開。https://euglena.jp

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