九州大学と新日本科学が共同研究契約を締結 - 地熱地域における二酸化炭素貯蔵(CCS)等に関する検討を開始 -

2021 年 9 月 27 日
各 位

会 社 名 株 式 会 社 新 日 本 科 学
代 表 者 名 代表取締役会長兼社長 永 田 良 一
(コード番号:2395 東証第一部)
問 合 せ 先 上 席 執 行 役 員 岩田 俊幸
IR 広 報 統 括 部 長
電 話 (TEL:03-5565-6216)



九州大学と新日本科学が共同研究契約を締結
‐ 地熱地域における二酸化炭素貯蔵(CCS)等に関する検討を開始 ‐

株式会社新日本科学(本店 鹿児島県鹿児島市、社長:永田良一、以下「当社」)は、国立大学法人九州
大学(福岡県福岡市、総長:石橋達朗、以下「九州大学」)と、当社所有敷地内において大気中の CO2 を地中
深くに貯留する CCS(ⅰ)の可能性等を検討することを目的として、組織対応型連携の下、共同研究契約を締結
いたしましたのでお知らせいたします。

当社は鹿児島県指宿市に保有する自然豊かで 100 万坪を超える広大な敷地(メディポリス指宿)を活用して、
政府から純国産ベースロード電源(ⅱ)として期待されている地熱発電事業を展開しており、年間約 1000 万 kWh
の電力生産を通じ、新たに排出される CO2 排出量の抑制に貢献しております。

今回の共同研究では、九州大学大学院工学研究院/カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所の辻健
教授のチームと共に、同敷地内における大気中 CO2 の地中貯留等の可能性を検討してまいります。地熱地域
(火成岩帯)に CO2 を貯留することで、CO2の鉱物化が促進し、安定して CO2 を貯留できることが知られて
います。

当社はこれからも、「環境、生命、人材を大切にする会社であり続ける」の企業理念、「わたしも幸せ、
あなたも幸せ、みんな幸せ」というスローガンのもと、持続可能な社会の実現に貢献すべく、取り組んでまいり
ます。


<ご参考>
i. CCS:
「Carbon dioxide Capture and Storage」の略称で、二酸化炭素(CO2)を回収・貯留する技術。大気に排出
される、もしくは大気中の CO2 を回収し、地中深くの安定した地層に入れることで、CO2 を地中に安定的に
貯留することができる。気候変動の原因とされている大気中の CO2 濃度を減少することができることから
世界的にも関心が高まっている。

ii. ベースロード電源:
発電(運転)コストが、低廉で、安定的に発電することができ、昼夜を問わず継続的に稼働できる電源。
日本政府は第 5 次エネルギー基本計画にて地熱、一般水力(流れ込み式)、原子力、石炭をベースロード
電源として位置付けている。


以 上

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