Satsuma Pharmaceuticals, Inc.が経鼻偏頭痛薬(開発コード:STS101)の臨床第3相有効性試験(SUMMIT試験)において、最初の患者が登録されたことを発表

2021 年 8 月 2 日
各 位

会 社 名 株 式 会 社 新 日 本 科 学
代 表 者 名 代表取締役会長兼社長 永 田 良 一
(コード番号:2395 東証第一部)
問 合 せ 先 上 席 執 行 役 員 岩田 俊幸
IR 広 報 統 括 部 長
電 話 (TEL:03-5565-6216)



Satsuma Pharmaceuticals, Inc.が経鼻偏頭痛薬(開発コード:STS101) の臨床第 3 相有効性試験
(SUMMIT™試験)において、最初の患者が登録されたことを発表しました

当社の重要投資先である Satsuma Pharmaceuticals, Inc. 1)(本社:カリフォルニア州 South San Francisco))は、
2021 年 7 月 29 日(日本時間)に、偏頭痛患者を対象とした、改良を施した経鼻デバイスを用いた STS1012)の
新たな臨床第 3 相有効性試験(試験名:SUMMIT 試験)において、最初の患者が登録されたことを発表
しました。トップライン結果の公表は 2022 年下半期(米国基準、12 月まで)を予定しております。


詳細については Satsuma 社プレスリリースをご参照ください。


<ご参考>
1) Satsuma Pharmaceuticals, Inc.について
当社トランスレーショナルリサーチ(TR)事業の一環として、当社独自の経鼻投与・製剤基盤技術を応用
した経鼻偏頭痛薬(経鼻ジヒドロエルゴタミン、開発コード:STS101)を開発するために、2016 年に米国に
設立された開発会社。2019 年 9 月に米国ナスダック市場に上場(Nasdaq: STSA)。


2) STS101 について
米国における偏頭痛患者は、約 3,900 万人おり、その市場規模は 2017 年の時点で約 1,800 億円にも
及ぶと報告されています。本疾患は 20~40 歳代の比較的若い就労年齢層に多いことが特徴で、日常生活
の中で不安の種となる頭痛に速効する薬剤の開発が強く望まれております。ジヒドロエルゴタミン(DHE)は、
第一選択薬であるトリプタン製剤が効かない患者にも有効ですが、市販の DHE 点鼻剤(水溶液)は、吸収
速度が遅いために効果発現までに 30 分ほどかかり、また薬剤吸収がバラつき易く確実な臨床効果が
得られにくいことが課題となっております。当社の経鼻投与・製剤基盤技術を応用し、Satsuma 社が開発中
の DHE 粉末経鼻剤である STS101 は、速やかで高い吸収が可能になるため、市場ニーズへの合致が
大きく期待されます。




以 上

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