有機JAS認証を取得

2020 年 8 月 5 日


各位

会 社 名 株 式 会 社 新 日 本 科 学
代 表 者 名 代表取締役会長兼社長 永田 良一
(コード番号:2395 東証第一部)
問 合 せ 先 専務取締役 CFO 二反田 真二
(TEL:099-294-2600)



有機 JAS 認証を取得

弊社所有のメディポリス指宿において、弊社は、2019 年に菌床栽培によるキノコ生産事
業を開始しておりましたが、先月、有機 JAS 認証機関(NPO 法人 日本オーガニック&ナ
チュラルフーズ協会)の検査を受け、7 月 29 日付で有機農産物(認証番号:JN200710FA-
1722)および 7 月 10 日付で有機加工食品(認証番号:JN200710PR-1721)の認証を取得し、
認証事業者の資格を獲得しました。


本事業は、株式会社ハルカインターナショナル(以下「ハルカ社」)からキノコ栽培の技術
を導入しており、現在、国産かつ有機栽培のシイタケ、キクラゲを年間 15 万菌床(シイタ
ケ・キクラゲ合わせて約 100 トン規模)を生産できる体制を確立しました。将来的には 100
万菌床(シイタケ・キクラゲ合わせて約 1000 トン規模)の年間生産量を目指します。加え
て、ハルカ社が商用栽培に成功したキノコの女王とも呼ばれるキヌガサダケの試験栽培も
始めました。


菌床製造及び栽培には、メディポリス指宿の森林資源や温泉熱を活用しており、栽培を終
えた廃棄菌床は、有機堆肥や畜産飼料・敷材として再利用するなど、循環型農林業モデルを
目指すことで、弊社が積極的に取り組んでいる SDGs 達成に寄与いたします。


なお、有機 JAS 認証を取得しているキノコ栽培事業者は、国内には数件しかありません。


備考)
有機 JAS 制度は、1999 年に JAS 法の改正により、有機農産物やその加工食品に関する日
本農林規格が制定されました。これに基づき、「有機 JAS」に適合した生産がおこなわれて
いることを第三者機関(当社では JONA が検査機関)が検査し、認証された事業者に「有機
JAS マーク」の使用を認める制度です。
「有機 JAS マーク」が付されたものでなければ、
「有
機」「オーガニック」又はこれらと紛らわしい表示はできません。



有機 JAS マーク




特定非営利活動法人 日本オーガニック&ナチュラルフーズ協会(JONA)は、1993 年に
設立された日本で最初のオーガニック認証団体であり、日本に限らず、EU、米国、カナダ
向けの有機認証資格を持つ機関です。


株式会社ハルカインターナショナル(岐阜県郡上市和良町横野、井上九州男会長)は、有
機 JAS 認証キノコ類、有機 JAS 乾燥キノコ類の生産、加工、販売及び有機 JAS キノコ菌床
の生産、キノコ種菌の生産、販売を行う企業です。菌床栽培で一番困難とされる菌床の培養
管理工程で、画期的な生産管理をほぼ確立し、低コストで簡易な管理手法は、「菌床の原木
管理型」栽培とも言えるものです。ハルカ社の循環型農林業モデルは、森林資源の調達が容
易で、耕作放棄地が多い過疎地域の自治体にとって、農業志向の企業誘致モデルになるため、
全国の自治体関係者からも大きな注目を集めています。

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