大阪大学とアンジェス株式会社が手掛ける新型コロナウイルス感染症(COVID-19)向けDNAワクチン共同開発に医薬品開発支援機関として当社の参画のお知らせ

2020 年 4 月 21 日

各 位

会 社 名 株 式 会 社 新 日 本 科 学
代 表 者 名 代表取締役会長兼社長 永 田 良一
(コード番号:2395 東証第一部)
問 合 せ 先 専 務 執 行 役 員 角﨑 英志
電 話 (TEL:099-294-2600)



大阪大学とアンジェス株式会社が手掛ける
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)向け DNA ワクチン共同開発に医薬品開発支援機関として
当社の参画のお知らせ

国立大学法人大阪大学(大阪府吹田市、総長:西尾章治郎、以下「大阪大学」)とアンジェス株式会社(大
阪府茨木市、代表取締役社長:山田英、以下「アンジェス」)が 2020 年3月5日に発表した「プラスミド
DNA 製造技術を用いた新型コロナウイルス感染症向け予防用 DNA ワクチンの共同開発」において、開発を
促進するため、医薬品開発支援機関として当社が参画することが決定いたしました。
弊社は、同ワクチンの安全性等の検証を含む非臨床試験について、大阪大学・アンジェスと協働して計画
した上で実施し、最短で臨床試験が行われるよう支援して参ります。


【プラスミド DNA 製造技術を用いた新型コロナウイルス感染症向け予防用 DNA ワクチンの開発および製造
プロジェクト概要】~3月5日以降に配信されたアンジェスのニュースリリースからの参考情報~
(アンジェス社ホームページ:https://www.anges.co.jp/)


 大阪大学(臨床遺伝子治療学・健康発達医学)およびアンジェスが有するプラスミド DNA 製品の開発
実績を生かし、コロナウイルスの予防用 DNA ワクチンを共同開発
 DNA ワクチンの製造は、不活化ウイルスをワクチンとする方法(弱毒化ワクチン)や遺伝子組換えウイ
ルスタンパク質をワクチンとする方法に比べて、短期間で製造プロセスを確立することが可能
 製造はプラスミド DNA の製造技術と製造設備を有するタカラバイオ株式会社(滋賀県草津市、代表取
締役社長:仲尾功一)が担当
 株式会社ダイセル(大阪府大阪市、代表取締役社長:小河義美)は、新規投与デバイスによる皮内への
遺伝子導入法を開発し、その臨床応用を目指した研究を大阪大学(先進デバイス分子治療学、健康発達
医学)が推進
 新規投与デバイスを使用することにより、皮内での遺伝子発現効率および抗体産生力を高めることが期
待されるため、より有効性の高い DNA ワクチン開発が可能
 人への投与を行う臨床試験について、運営と管理を行い、臨床開発を促進するため、医薬品開発支援機
関として EPS ホールディングス株式会社が参画
 ペプチド研究所が、抗体価測定のためのペプチド合成研究を担当


【DNA ワクチンとは】
DNA ワクチンは、危険な病原体を一切使用せず、安全かつ短期間で製造できる特徴があります。対象とする
病原体のたんぱく質をコードする環状 DNA(プラスミド)を接種することで、病原体たんぱく質を体内で生
産し、病原体に対する免疫を付与します。弱毒化ワクチンとは異なり、病原性を全く持たないため、安全で
す。
以上

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