沖永良部島事業所で初めてのシラスウナギ人工生産に成功しました。

2020 年 9 月 16 日

各 位

会 社 名 株 式 会 社 新 日 本 科 学
代 表 者 名 代表取締役会長兼社長 永 田 良一
(コード番号:2395 東証第一部)
問 合 せ 先 専 務 取 締 役 二反田 真二
電 話 (TEL:03-5565-6216)




沖永良部島事業所で初めてのシラスウナギ人工生産に成功しました。


株式会社新日本科学(本店 鹿児島市、社長:永田良一)は、沖永良部島和泊町(鹿児島県大島郡)の事
業所において、ニホンウナギのシラスウナギ人工生産に成功しましたのでお知らせいたします。

弊社は、2014 年 4 月に鹿児島本店においてウナギ種苗生産の研究を開始し、17 年 11 月に世界で初め
て「人工海水を用いた閉鎖循環システムによるシラスウナギ生産」に成功しました。18 年 9 月には研究
を拡充するために指宿事業所に研究拠点を移設し、19 年 10 月には沖永良部島において、 「清浄度の高い
天然海水によるシラスウナギの人工生産」に取り組んでおりました。

沖永良部島事業所では、 先ず親ウナギの人為的な催熟を開始、今年春頃には孵化した幼生仔魚(レプトケ
ファルス)が得られ、これらを継続して飼育してまいりましたところ、今月で 180 日齢となり、全長 50mm
に達したレプトケファルスに変態を促したところ、シラスウナギを得ることに成功しました。これにより
シラスウナギを天然海水で安定的に生産できる環境構築に目処が立ちましたので、今後はシラスウナギの
生産数を順次増やして行き、大量生産による事業化に向けた展開を図ってまいります。

なお、本件が弊社グループの今期業績に及ぼす影響は軽微であります。

写真:




図 1.人工生産したシラスウナギ
以 上

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