当社グループ会社の(株)ジェネティックラボにおける自己採取HPV検査サービスの北海道利尻町との契約締結について

2018 年 10 月 17 日
各 位
会 社 名 株式会社トランスジェニック
代表者名 代表取締役社長 福 永 健 司
(コード番号 2342 東証マザーズ)
問合せ先 取 締 役 船 橋 泰
(電話番号 03-6551-2601)


当社グループ会社の(株)ジェネティックラボにおける
自己採取 HPV 検査サービスの北海道利尻町との契約締結について


当社グループ会社の株式会社ジェネティックラボ(代表取締役社長:福永健司、北海道札幌市/以下、
ジェネティックラボ)は、子宮頸がん リスク検診である自己採取 HPV 検査に関しまして、このた
※1 ※2

び北海道利尻町と検査委受託契約を締結しましたのでお知らせいたします。

ジェネティックラボは、子宮頸がん検診の普及に取り組む自治体に対して、同社の自己採取 HPV 検
査の提供を通じてその取組みを支援しております。このたびの利尻町との検査委受託契約の締結はその
一環です。
子宮頸がんは、初期の自覚症状がほとんどないため、早期発見するには定期的な子宮頸がん検診が極
めて重要です。しかしながら、日本の受診率は約 40%と先進国の中で最も低く、特に罹患率の高い 20
歳代を中心とした若年齢層の受診率は約 20%と極めて低いのが現状です。この背景としては、 「近隣に
婦人科がない」
「時間がなく病院で検診を受けられない」 「気後れする」 等の様々な理由が考えられます。
ジェネティックラボが提供する自己採取 HPV 検査は、受検者本人が病院に行かなくても自宅などで
検体を自己採取して各自治体の保健所等に提出することで、 検診を受けることが可能です。 当該検査は、
子宮頸がんの原因であるハイリスク型の 14 種類の HPV の有無を高い精度で検出します。


ジェネティックラボは、今後も子宮頸がん検診の普及支援に取り組み、検診受診率の向上、さらに定
期的な検診による罹患の早期発見により、一人でも多くの女性が適切な治療を受けられるよう貢献して
まいりたいと考えております。



【契約概要】
検査項目: 自己採取 HPV 検査(子宮頸がんリスク検診)
対 象: 利尻町に住民登録を有する昭和 44 年 4 月 2 日生まれから平成 9 年 4 月 1 日生まれまで
の女性で、過去 5 年間に利尻町が実施する子宮頸がん検診を受けたたことのない方
契約期間: 平成 31 年 3 月末日まで


◆当社グループ関連サービス:
・子宮頸がんにおける液状細胞診と HPV 核酸検出検査(簡易ジェノタイプ判定)
・自己採取 HPV 検査サービス
◆ご参考
※1 子宮頸がん
子宮の入口の子宮頚部に発生するがんで、その多くに HPV の感染が関連することが報告
されています。子宮頸がんの罹患数は年間約 10,000 人、死亡数は年間約 2,900 人(地域
がん登録全国推計値 2012 年 上皮内がんを除く)です。定期的な子宮頸がん検診は非常
に有効で、進行がんを防ぎ死亡を減らす効果が証明されています。


※2 HPV
ヒトパピローマウイルス(HumanPapillomaVirus)の略で、子宮頸がんの原因とされる
ウイルスです。HPV は、主に性交渉によって感染し、性交渉経験がある約 80%の女性が
50 歳までに一度は感染するといわれていますが、多くの場合、感染してもウイルスが自然
に排除されます。HPV が排除されず感染が続く(数年~十数年)と、一部に子宮頸がん
前がん病変や子宮頸がんが発生すると考えられています。




以上

4433