当社関連会社の医化学創薬(株)における「GlyPAdoc」サービス開始についてのお知らせ

2018 年2月 13 日
各 位
会 社 名 株式会社トランスジェニック
代表者名 代表取締役社長 福 永 健 司
(コード番号 2342 東証マザーズ)
問合せ先 取 締 役 船 橋 泰
( 電 話 番 号 03-6551-2601)


当社関連会社の医化学創薬(株)における
「GlyPAdoc™」サービス開始についてのお知らせ


当社関連会社の医化学創薬株式会社(代表取締役社長:伊藤勝彦、札幌市 以下、医化
学創薬)は、糖ペプチド抗原ラインアップである GlyPAdoc™サービスを本日開始いたします
ので、お知らせいたします。




ヒトの細胞膜タンパク質には、G タンパク質共役受容体(GPCR)やイオンチャンネル、
トランスポーター、成長因子受容体などがあります。それらは医薬品ターゲットの宝庫と
なっています。近年、細胞膜タンパク質の 90%以上に糖鎖が付加されており(翻訳後修飾)

この糖鎖修飾がタンパク質の重要な機能に関わっていることが明らかになってきました。
GlyPAdoc™ は、さまざまな疾患とリンクするこれらの膜タンパク質を標的とし、細胞外
の糖鎖修飾部位に焦点を当てて抗原糖ペプチドをデザインしラインアップしたものです。


今回、 GlyPAdoc™シリーズ 第 1 弾とし て GPCR-GlyPAdoc™をご用 意いたしました 。
GPCR-GlyPAdoc™では、14 疾患領域における 154 種の GPCR を対象としており、それらの情
報は GlyPAdoc™リストに掲載しております。今回に限り、当社が合成した抗原の権利を主張
することなくご提供します。数量限定のサービスとなりますので、ぜひお早めにお問い合
わせください。
本サービスの詳細はこちら


医化学創薬は、本サービスを通じて、製薬企業における抗体医薬の研究開発やアカデミ
アにおける研究目的での利用に寄与してまいりたいと考えております。
◆ご参考: ※1 G タンパク質共役受容体(GPCR)
GPCR は 7 回膜貫通型の構造を有する受容
体です。生体内に約 800 種類の存在が知
られており、現在市販されている低分子
医薬品の 40%程度は約 60 個の GPCR が標
的となっていますが、抗体医薬で市販さ
れたものは未だ少数に過ぎません。抗原
として良いものを得るのが難しいことが
要因の 1 つとなっています。GPCR の 9 割
程度は糖鎖修飾を受け、細胞外の N-末端
と細胞外ループ(ECL-1, -2, -3)[右図]
の一定部位 1~30 ヶ所が主に N-結合型糖
鎖で修飾され GPCR の機能に関わってい
ます。
以 上

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