兵庫県警察本部で映像通報システム「Live110(ライブイチイチマル)」の本運用を開始

News Release


2020 年 9 月 30 日
各 位
株式会社ドーン

兵庫県警察本部で映像通報システム「Live110(ライブイチイチマル)」の本運用を開始

株式会社ドーン(本社:兵庫県神戸市、代表取締役社長:宮崎正伸)は、2020 年 10 月 1 日より、兵庫
県警察本部において、映像通報システム「Live110」の本運用を開始します。


1 警察で初めての導入
兵庫県警察本部では迅速的確な初動警察活動をより一層強化することを目的とし、昨年 8 月から 9 月にか
けて、実際の 110 番通報の際に通信指令室と通報者との間で「Live110」によるビデオ通話を行う実証実験が
実施されたところ、各種事件事故に対し効果的な事例が認められたため、このたび本運用を開始する運びになり
ました。
通報者から現場の状況をリアルタイムに映像伝送するシステムの導入は、日本の警察で兵庫県警察本部が初
めてとなり、当社は今後、全国の警察での本格導入を積極的に推進してまいります。
2 「Live110」とは
「Live110」は、当社が開発した警察本部向け映像通報システムであり、110 番の通報者がスマートフォンによ
るビデオ通話を行い、通報現場の状況を撮影し警察に伝送するシステムです(※)。
警察の通信指令室は、通報者が撮影する映像から通報現場の詳しい状況を確認し、音声による 110 番通
報だけでは把握が難しい視覚的な情報をリアルタイムに収集することができます。
このシステムの利用は、警察の通信指令室が必要に応じて通報者に依頼し、110 番通報の発信元電話番
号宛に案内されるウェブサイトを通報者が表示することでビデオ通話が開始される方式を採用しています。専用ア
プリを事前にダウンロードする必要がなく、110 番通報の機会が多くない一般の方でも簡単な操作で利用できるよ
う配慮しているため、多くの事案に活用されることが期待できます。

<映像通報システム「Live110」の利用イメージ>




※ 「Live110」は、株式会社ドーンの商標です。
※ 当社報道発表(2019 年 8 月 20 日付):映像通報システム「Live110(仮称)」の実証実験を兵庫県警察本
部で開始(https://contents.xj-storage.jp/xcontents/23030/3a7003ca/34d3/44e2/8b0d/9030a
e45e2e9/140120190820489747.pdf)
3 経緯と今後の展望
近年、行政の災害対応における現場情報の迅速かつ正確な収集が課題となっており、映像伝送による情報
共有ツールへの期待が高まっています。当社は、これまで警察・消防をはじめとする防災分野の情報共有を支援
する様々なシステムを提供しており、その技術やノウハウを活用することで、緊急通報におけるリアルタイムな映像
伝送の仕組みを実現しました。
5G 時代の到来により今後、映像通信の利用の広がりが見込まれるなか、この技術がさまざまなシーンで市民
生活や安全の確保に役立つことが期待されます。

当社は今後も、様々な空間情報技術を活用した新しいサービスの展開を積極的に進め、安心安全な社会の
実現に貢献してまいります。
以 上

<ご参考>株式会社ドーンについて
地理情報システム(GIS)を構築するための基本ソフトウェアやGIS関連システムの開発・販売を事
業の柱とし、近年は防災・防犯分野で使われる空間情報技術を提供するクラウドサービスに注力しています。

<問い合わせ先>
株式会社ドーン管理部 IR 担当
TEL:078-222-9700 E-mail:dawn@dawn-corp.co.jp

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