台湾の上場バイテクノロジー企業グループ、Vectorite Biomedical Groupとテラの免疫療法のアジア展開に向けた覚書(MOU)を締結

平成 30 年 7 月 18 日
各 位
会 社 名 テ ラ 株 式 会 社
代 表 者 名 代表取締役社長 CEO 矢 﨑 雄 一 郎
(コード番号: 2191)
問 合 せ 先 代表取締役副社長 COO 遊 佐 精 一
(電話:03-5937-2111)



台湾の上場バイテクノロジー企業グループ、Vectorite Biomedical Group と
テラの免疫療法のアジア展開に向けた覚書(MOU)を締結

テラ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:矢﨑 雄一郎)は、この度、Vectorite
Biomedical Group(所在地:台湾新北市、代表取締役:潘 俊佑、以下「VBG」 と覚書
) (以下「MOU」)
を締結し、樹状細胞ワクチン療法を中心としたがん免疫細胞療法の台湾における開発に向けて協議
を行うことに合意いたしました。


<MOU 締結の背景>
当社は、独自の樹状細胞ワクチン療法を中心としたがん免疫細胞療法の治療技術・ノウハウの提
供を契約医療機関に行っております。また、連結子会社であるテラファーマ株式会社(代表取締役
社長:宮澤準一)を通じ、樹状細胞ワクチンの創薬化にいち早く取り組んでおり、現在、和歌山県
立医科大学附属病院の膵臓がんに対する医師主導臨床試験に樹状細胞ワクチンを提供し、治験を支
援しています。
一方、VBG は、台湾・新北市に本拠地を置くバイオテクノロジー企業グループで、細胞調製・細
胞加工に関する研究開発や免疫細胞のバンキング事業を行っています。グループの中心となる
Vectorite Biomedical Inc(鑫品生醫科技股份有限公司)は、2004 年に設立され、タイペイエクス
チェンジ(TPEx)に上場しています(コード番号 4170)。同社は、がん、感染症、免疫関連疾患を
対象に、免疫細胞を用いた免疫療法技術・医薬品の開発を行っており、主力開発品は養子免疫療法
(adoptive cellular therapy)※技術です。
当社は VBG と技術検討に向けた MOU を締結することで、樹状細胞ワクチン療法を中心としたがん
免疫細胞療法を、台湾を主軸にアジアに展開し、より多くのがん患者のみなさまへ届けることを目
指します。


<協議の内容>
1. 樹状細胞ワクチン療法及びナチュラルキラー細胞療法(NK細胞療法)を中心としたテラのが
ん免疫細胞療法の台湾における臨床研究の検討


2. 樹状細胞ワクチン療法及びナチュラルキラー細胞療法(NK細胞療法)を中心としたテラのが
ん免疫細胞療法の台湾における臨床応用の検討


3. 台湾における治験に関するライセンスアウトの検討





※養子免疫療法
患者の体内に存在するエフェクター細胞を体外で一度培養して増やし、活性化させてから再び体内
に戻すことで免疫反応を増強する治療法。使用されるエフェクター細胞としては、T細胞、ナチュラ
ルキラー(NK)細胞等が代表的です。近年では、腫瘍特異的T細胞受容体遺伝子導入T細胞(TCR-T)
やキメラ抗原受容体導入T細胞(CAR-T)など、遺伝子修飾された腫瘍特異的T細胞を用いる養子免疫
療法が注目を浴びています。


【VBGについて】
■社 名 Vectorite Biomedical Group
■住 所 6F-11, No.97, Sec.1, Xintai 5th Rd., Xizhi Dist., New Taipei City
22175, Taiwan
■電 話 02-2697-1100
■設 立 2004年12月
■資 本 金 421,373,700 新台湾元 (7/17時点のレート:1新台湾元あたり3.68円)
■代 表 者 代表取締役 潘 俊佑
■事業内容 免疫細胞療法に関する保存、応用、治療、治験
■U R L http://www.vectorite.com.tw




以 上





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