「ゼロエミッション東京の実現に向けた技術開発支援事業」に選定 -EV蓄電池アグリゲーションによる大規模VPP事業-

2022 年 1 月 14 日
News Release
芙 蓉 総 合 リ ー ス 株式会社
代表取締役社長 辻田 泰徳
東京都千代田区麹町 5-1-1


「ゼロエミッション東京の実現に向けた技術開発支援事業」に選定

~EV 蓄電池アグリゲーションによる大規模 VPP 事業~


芙蓉総合リース株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長 辻田 泰徳、以下「芙蓉リース」)は、今般、
電気自動車(以下「EV」)を使ったカーシェアリングならびに EV エネルギーマネジメント※1 に取り組む、株式
会社 REXEV(東京都千代田区、代表取締役社長 渡部 健、以下「REXEV」)とともに、東京都による令和 3 年度
「ゼロエミッション東京の実現に向けた技術開発支援事業」
(以下「本事業」)に、
「EV 蓄電池アグリゲーショ
ンによる大規模 VPP 事業※2」を申請テーマとして応募し、選定されました。


本事業は、ゼロエミッション東京戦略※3 を実現するため、資金および販路・人材・ブランド等を持つ事業会
社等との、オープンイノベーションの促進により都内のエネルギー/環境系ベンチャー・中小企業が有する課
題(多額の研究開発費用・長期間にわたる実証・ステークホルダーの確保等)を解決に導き、ゼロエミッショ
ンに向けた技術開発を加速させていくことを目的としています。


芙蓉リースグループは、中期経営計画「Frontier Expansion 2021」において、
「エネルギー・環境」を戦略
分野の一つと定め、脱炭素化の実現に向け、国内外で再生可能エネルギー発電事業の普及推進に取組んでいま
す。また、太陽光発電等の再生可能エネルギーは、天候によって発電量が不安定となるため、その普及拡大に
は電力需給バランスの管理が一層求められており、蓄電池や EV の車載蓄電池を活用した電力系統向けの需給
調整事業※4 にも今後注力して参ります。


芙蓉リースグループは、社会課題の解決に積極的に関与し、同時に企業としての成長を目指す CSV(共
有価値の創造:Creating Shared Value)の考えを実践し、持続可能な社会づくりに貢献してまいります。


■本事業の概要
➤期 間 2022 年 1 月から 2025 年 3 月まで
➤場 所 東京都含む 1 都 3 県エリア
➤内 容 ①商品開発:EV 車両管理サービスの拡充/EV エネルギーマネジメント精度向上
②導入推進:事業会社との協業による販売チャネルの拡大
③技術開発:大規模 VPP 実現に向けたシステム開発/新車種対応/電力市場取引ルールに
対応したシステム開発 等



■選定された事業概要
・REXEV のサービスプラットフォームを活用し、都内とその近県に点在する EV の車載蓄電池の充電情報をク
ラウド上で集約管理し、車載蓄電池の充放電を遠隔制御することで、VPP を構築し、EV エネルギーマネジ
メントの実用化を目指します。
・脱炭素社会の実現に向け、EV と同時に発電量が不安定な再エネ電源の普及も進んでいく中で、安定した電
力供給を維持するために、高度な電力需給バランス管理が求められています。本事業では、EV ユーザーに
REXEV の EV 充放電遠隔制御のシステムの採用を促し、そのシステム管理下にある EV を VPP に組み入れる
ことで、将来的に EV 由来の大規模な調整力※5 を提供することを目指します。


■実施体制と主な役割
芙蓉総合リース株式会社 事業会社等として、EV メンテナンス付リースの提供、充放電設備
リースの提供、顧客紹介および営業協力の役割を担う
https://www.fgl.co.jp/
株式会社 REXEV EV エネルギーマネジメントシステムの開発および営業展開の役割
を担う
https://rexev.co.jp/


【VPP イメージ】




※1 EV エネルギーマネジメント/EV が持つ大型蓄電池に着目し、駐車している EV をエネルギーリソースとして利用(地域
の再エネ電源の優先的充電や VPP への活用等)すること。
※2 VPP(Virtual Power Plant)事業/点在する太陽光発電や蓄電池、EV などのエネルギーリソースを IoT 技術で管理・制
御して 1 つの発電所のように機能させる新しい需給調整の仕組み。
※3 ゼロエミッション東京戦略/東京都は、気温上昇を 1.5℃に抑えることを追求し、 2050 年までに CO2 排出実質ゼロに貢
献する「ゼロエミッション東京」の実現を目指すため、2019 年 12 月に「ゼロエミッション東京戦略」を策定・公表。
※4 需給調整市場/2021 年 4 月から開始された、発電所等での電気の需給調整に必要な電力(調整力)を全国一体的な市
場で取引する制度。
※5 調整力/停電や設備機器への支障を発生させないように、電気は常に需要と供給を一致させる必要があり、この需要の
変化に合わせて発電所等で需要と供給を一致させるために必要な電力のこと。



【ご参考】東京都「ゼロエミッションの実現に向けた技術開発支援事業」公式ホームページ
https://zero-emission.tokyo/




以上



お問い合わせ先
芙蓉総合リース株式会社 コーポレートコミュニケーション室 (担当) 木村・山崎
電話番号 03(5275)8891 URL http://www.fgl.co.jp/





6665