FRONTEO、病院内における転倒・転落を予測する人工知能関連技術について、日本で特許を取得

2016 年 7 月 26 日
報道資料
株式会社 FRONTEO
(コード番号:2158、東証マザーズ)
(ティッカーシンボル:FTEO、NASDAQ)




FRONTEO、病院内における転倒・転落を予測する
人工知能関連技術について、日本で特許を取得
人工知能搭載「転倒・転落予測システム」により、看護の現場の負担を軽減


米ナスダックと東証マザーズに上場し、人工知能を駆使したビッグデータ解析事業を手が
ける株式会社FRONTEO(本社:東京都港区、代表取締役社長:守本正宏)は、病院内にお
ける患者の転倒・転落を予測する人工知能関連技術について、特許査定謄本を日本特許庁よ
り受領いたしました。このたび、特許権の設定登録のための手続きが完了いたしましたの
で、お知らせいたします。

出願番号:特願2015-558257 ※登録番号未付与
特許出願日:2015年11月27日(優先日:2015年1月26日)

今回当社が特許を受けた技術は、電子カルテ内の患者の状態や日々の診療記録など、自由
記述のテキストデータを解析し、インシデント(転倒・転落)の予兆を検知する人工知能関
連技術です。当社が提携する病院との共同研究の結果によれば、転倒リスクを評価する従来
の予測手法と比較して、最大 30~40%の精度向上が期待されます。これにより、インシデン
ト防止に費やされる労力を減らし、看護の現場における負担を大幅に軽減することができま
す。

当社は、2016 年 7 月 13 日~15 日に開催された「国際モダンホスピタルショウ 2016」に
おいて、この技術を実現する人工知能エンジン「KIBIT」搭載の「転倒・転落予測システム」
の試作版を展示し (2016 年 7 月 12 日付けプレスリリース参照) 多くの来場者から大きな反

響を得ました。

当社は、人工知能応用技術の研究開発・知的財産獲得をさらに推進することにより、ヘル
スケア、ビジネス・インテリジェンス、マーケティングなどの領域で、多様なデータ解析ソ
リューションへの展開を目指しており、その実現によって、よりよい未来の創造に邁進して
まいります。なお、本件における通期業績に与える影響は軽微です。

※特許査定は、特許庁審査官による審査の結果、特許出願された発明に対して特許権付与が
承認されることをいいます。特許査定後、出願人が特許料を納付することにより、特許権
が設定されたことが特許原簿に登録されます。これにより、登録番号が付与され、特許権
が発生します。





【FRONTEO について】URL: http://www.fronteo.com/
株式会社 FRONTEO は、独自開発の人工知能エンジン「KIBIT」により、ビッグデータなどの情
報解析を支援するデータ解析企業です。国際訴訟などに必要な電子データの証拠保全と調査・分
析を行う e ディスカバリ(電子証拠開示)や、コンピュータフォレンジック調査を支援する企業
として 2003 年に創業。自社開発のデータ解析プラットフォーム「Lit i View®(リット・アイ・ビ
ュー)、アジア言語に対応した「Predictive Coding®(プレディクティブ・コーディング)
」 」技術な
どを駆使し、企業に訴訟対策支援を提供しています。訴訟対策支援で培った FRONTEO 独自の人
工知能は、専門家の経験や勘などの「暗黙知」を学び、人の思考の解析から、未来の行動の予測
を実現、最近ではヘルスケアやビジネス・インテリジェンス、マーケティングなどの領域に人工
知能を活用し、事業の拡大を進めています。2003 年 8 月 8 日設立。2007 年 6 月 26 日東証マザ
ーズ上場。2013 年 5 月 16 日 NASDAQ 上場。資本金 1,705,931 千円(2016 年 3 月 31 日現在)

2016 年 7 月 1 日付けにて、株式会社 UBIC より社名を FRONTEO に変更しております。


<本件に関するお問合せ先>
株式会社 FRONTEO 広報担当 池内
TEL: 03-5463-6380 FAX: 03-5463-6345





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