FRONTEO、Wi-Fiからの情報漏洩の調査に向け株式会社スプライン・ネットワークと協力

2020 年 8 月 20 日
報道資料
株式会社スプライン・ネットワーク
株式会社 FRONTEO




FRONTEO、Wi-Fi からの情報漏洩の調査に向け
株式会社スプライン・ネットワークと協力
スプライン・ネットワークのWiSASソリューションパートナーとして
安全で快適なWi-Fi利用社会の実現を目指す



株式会社FRONTEO(本社:東京都港区、代表取締役社長:守本正宏、以下 FRONTEO)と、Wi-
Fiセキュリティのパイオニア 株式会社スプライン・ネットワーク(所在地:東京都渋谷区、代表取締役
社長 雪野洋一、以下 スプライン・ネットワーク) は、FRONTEOのAIを用いたテキスト解析技術を
含むデジタルフォレンジック技術と、スプライン・ネットワークが提供するWi-Fiの診断分析および常時
監視サービスを連携し、平時からのWi-Fi環境の監視と、Wi-Fi経由の不正通信の検知と防止、情報
漏洩インシデント調査での脆弱性診断分析について、協力体制を構築したことを発表します。

背景
家庭内、企業内での利用から公衆インフラ化、スマートフォンの普及によるWi-Fiオフロードと、時
代と共に徐々に普及・拡大を続け、今では社会基盤として大きな役割を果たしている公衆無線LAN
(以下、Wi-Fi)ですが、便利である一方、セキュリティ対策をきちんと講じないまま利用を続けると、
Wi-Fi経由で家庭内や企業内のネットワークに不正侵入され、通信内容の盗聴やなりすまし、不正な
アクセスポイントの設置など、無線ネットワーク網による隠れチャネル経由での情報漏洩の被害に発
展してしまいます。これまではWi-Fiサービスの提供者によって、暗号化や認証の導入といった対策
が取られてきましたが、実際に不正侵入や通信傍受されてからでは、侵入経路や漏洩した内容を特
定するのは困難でした。

協業内容
この度スプライン・ネットワークのWiSASソリューションパートナーになることで、FRONTEOのフォ
レンジック調査サービスと組み合わせた、Wi-Fi経由での情報漏洩調査が可能となりました。有事発
生時の「WiSAS (Wi-Fi Security Assurance Series) :特許申請中」を用いた診断分析サービスで
ある環境スキャン、環境最適化支援、脆弱性診断に加え、不正侵入を即座に検知または防止する常
時監視サービス(非認可の不正アクセスポイントを常時監視可能)も提供可能となります。





両社の強み
 スプライン・ネットワーク
これまで情報漏洩経路として認識の低かった Wi-Fiを対象とした本格的なセキュリティソリュー
ションを提供。A5サイズの小型デバイス(WiSAS専用センサー)を対象エリアに設置し、電源を
入れるだけで、既存環境に一切変更を加えることなく、エリア内のWi-Fiをスキャンして常時監視
できるなど、これまで実用に耐える製品がなかったWi-Fiへの不正アクセスの即時検知や防止を
手軽に実現。特に、フルリモートのマネージドサービスを提供することで、パンデミックやディザス
ター時でも物理的な訪問を必要とせず、安心快適なWi-Fi環境を構築できます。スポットでの脆
弱性診断や常時監視サービスでは、既に数多くの実績を上げています。

 FRONTEO
FRONTEOは、独自開発したAIエンジン「KIBIT®」による大規模テキストデータの解析技術と、
17年にわたって蓄積してきたデジタルフォレンジック技術を用いて、これまで主に社内不正の検
出・調査に携わってきました。この度のスプライン・ネットワークとのWiSASソリューションパート
ナー契約により、様々な外部リスクの中でも特に無線ネットワーク網を対象としたWi-Fiリスク診
断が強化され、内部・外部からのリスクに対する包括的なソリューションが提供できるようになり
ました。




FRONTEOのサービス対応範囲(赤で囲った部分が今回の強化分)



株式会社スプライン・ネットワーク 代表取締役 雪野洋一氏のコメント
「この度 FRONTEO が、安全で快適な Wi-Fi 利用社会を目指すという当社のビジョンに共感して
WiSAS ソリューションパートナーになったことは非常に心強く、心から嬉しく思います。Wi-Fi が益々
普及し、Wi-Fi 絡みの情報漏洩事件が増加の一途を辿る一方で、Wi-Fi の脆弱性はほとんど放置
されているという現況を FRONTEO と共に打破していきたいと考えています。」

株式会社FRONTEO 代表取締役 守本正宏のコメント
「FRONTEO のテキスト解析 AI をベースとしたフォレンジック調査、内部リスク分析を補完すべく、
ここ数ヶ月で積極的にサイバーセキュリティ専門企業と協力し、外部リスクの調査能力も高めてきま
したが、この度、スプライン・ネットワークと協業することにより、近年情報漏洩ルートの中でも、割合

を増しつつある Wi-Fi 経由のデータ流出事案に FRONTEO で対応できるようになりました。今後も
デジタルフォレンジックのリーディングカンパニーとして、サイバーセキュリティに関するリスクマネジメント
ソリューションの開発に力を注いでまいります。」




■ 株式会社スプライン・ネットワークについて URL: https://www.spline-network.co.jp/
2002年1月設立。セキュリティやプリンティングの領域において、様々なソフトウェアソリューションを
自社で手掛け、開発からマーケティング、販売、サポートまで一貫したビジネスを展開。独自の視点
で生みだしたユニークなソリューション群は、導入企業から高い評価を得ています。

2017年より、脆弱性が放置されているWi-Fi通信ネットワークが多数散在する状況を前に、Wi-Fi
ネットワークを可視化し、Wi-Fi環境の最適化を支援、Wi-Fi不正利用を防止し、サイバー攻撃による
情報漏洩を防止するソリューション「Wi-Fiセキュリティ アシュアランス シリーズ」(WiSAS)の開発
に着手、2020年1月、WiSAS全てのサービスを提供開始致しました。今後はさらにWiSASのブラッ
シュアップを推し進め、快適でセキュアな Wi-Fi 環境の普及拡大の支援に集中して事業展開を行
っていきます。

■ FRONTEO について URL: https://www.fronteo.com/
FRONTEOは、自然言語処理に特化した自社開発AIエンジン「KIBIT®」と「conceptencoder®」を用
いて膨大な量のテキストデータの中から意味のある重要な情報を抽出し、企業のビジネスを支援す
る、データ解析企業です。2003年8月の創業以来、企業の国際訴訟を支援する「eディスカバリ(電
子証拠開示)」や、「デジタルフォレンジック調査」というリーガルテック事業をメインに、日本、米国、
韓国、台湾とグローバルに事業を展開してきました。リーガルテック事業で培ったAI技術をもとに、
2014年よりライフサイエンス分野、ビジネスインテリジェンス分野へと事業のフィールドを拡大し、AI
を用いて「テキストデータを知見に変える」ことで、創薬支援、認知症診断支援、金融・人事・営業支
援など、様々な企業の課題解決に貢献しています。2007年6月26日東証マザーズ上場。資本金
2,568,651千円(2020年3月31日現在)。




<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社 FRONTEO 広報担当 瀧川
FAX: 03-5463-6345 Email: pr_contact@fronteo.com





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