FRONTEO、大学などの教育・研究機関に論文探索AIシステム「Amanogawa(あまのがわ)」の提供を開始

2020 年 8 月 3 日
報道資料
株式会社 FRONTEO


FRONTEO、大学などの教育・研究機関に
あ ま の が わ
論文探索 AI システム「Amanogawa」の提供を開始


株式会社FRONTEO(本社:東京都港区、代表取締役社⾧:守本 正宏、以下FRONTEO)はこの
度、論文探索AIシステム「Amanogawa」のアカデミックプランを発表、大学等の教育・研究機関へ
の提供を開始します。


論文探索AIシステム「Amanogawa」は、PubMed※1とOpen Targets※2に含まれる最新の論文デー
タの中から、キーワードが一致したものだけでなく、概念的に近しい論文も視覚的に探索することが
できるシステムです。研究者が自らの仮説やキーワードを「Amanogawa」に入力すると、仮説と仮
説に関連する最新の論文が位置情報として地図状にプロットされ、参照すべき論文を視覚的に抽出で
きます。




「Amanogawa」の論文探索画面。一つ一つの点が論文を示す。


FRONTEOでは本システムを製薬企業向けに公開してきましたが、今回のアカデミックプランの発
表により、大学等の研究機関でも同じ機能が使えるようになります。教育・研究機関では、創薬研究
のみならず、a)論文を書くために周辺情報を調べる、b)患者さんの症状に対し最適な治療法を探
す、c)診断の難しい症状に関する過去症例を検索する、d)専門領域における最新知識を得るなど、
様々なシーンにおいて論文を検索する機会がありますが、医師は病棟や外来での診療業務に従事する
傍ら、少ない時間で効率的に論文を参照しなくてはなりません。「Amanogawa」は、人では読み込
むことがおよそ不可能と思われる数の論文情報をわずか1日で分析し可視化できるため、こうした教
育・研究機関での論文探索を大幅に効率化することができます。


FRONTEOは、当社の人工知能技術と教育・研究機関における最先端の医学研究の融合が、既存の
手法では考えられないイノベーティブなアイデアの創出に繋がるものと考えます。





※1 PubMed:生物や医学の論文を検索できるデータベース。NLM(米国国立医学図書館)内にあるNCBI(国
立生物科学情報センター)が作成。
※2 Open Targets:官民のパートナーシップによる創薬ターゲット発見のためデータベース


■ Amanogawa について URL: https://lifescience.fronteo.com/aidiscovery/amanogawa/
「Amanogawa(商標・特許出願中)」はFRONTEO独自のAIエンジン「Concept Encoder(登録商
標:conceptencoder®、読み:コンセプト・エンコーダー)」を搭載した論文探索AIシステムです。
PubMedとOpen Targetsの最新のデータベースに存在するすべての論文を「Concept Encoder」によ
って位置情報に変換、研究者が自らの仮説やキーワードを入力すると、仮説と仮説に関連する最新の
論文を位置情報として地図状にプロットします。「Concept Encoder」が論文同士の内容の類似度を
分析しMAP上の位置を定めるため、表示されているエリアによって論文の内容を特定したり、MAP
上をドラッグアンドドロップすることで絞り込み検索をするなど、視覚的な論文探索を可能にしま
す。


■ Concept Encoder について URL: https://lifescience.fronteo.com/technology/conceptencoder/
「Concept Encoder(登録商標:conceptencoder®、読み:コンセプト・エンコーダー)」は、
FRONTEO独自の、ライフサイエンス分野特化型自然言語解析AI(人工知能)です。自由記述のテキ
ストデータを大量に含むメディカルデータを、エビデンスに基づいて有効に解析・活用することを目
的に2018年に開発しました。「Concept Encoder」はテキスト以外のデータとの共解析も可能であ
り、ライフサイエンス領域に蓄積されてきた遺伝子発現情報・バイタルや各種検査値などの数値デー
タとの共解析の研究を進めています。特許登録番号:特許第6346367号


■ FRONTEO について URL: https://www.fronteo.com/
FRONTEOは、自然言語処理に特化した自社開発AIエンジン「KIBIT®」と「conceptencoder®」を用
いて膨大な量のテキストデータの中から意味のある重要な情報を抽出し、企業のビジネスを支援す
る、データ解析企業です。2003年8月の創業以来、企業の国際訴訟を支援する「eディスカバリ(電子
証拠開示)」や、「デジタルフォレンジック調査」というリーガルテック事業をメインに、日本、米
国、韓国、台湾とグローバルに事業を展開してきました。リーガルテック事業で培ったAI技術をもと
に、2014年よりライフサイエンス分野、ビジネスインテリジェンス分野へと事業のフィールドを拡大
し、AIを用いて「テキストデータを知見に変える」ことで、創薬支援、認知症診断支援、金融・人
事・営業支援など、様々な企業の課題解決に貢献しています。2007年6月26日東証マザーズ上場。資
本金2,568,651千円(2020年3月31日現在)。



<報道関係者のお問合せ先>
株式会社 FRONTEO 広報担当 瀬川
Email: pr_contact@fronteo.com

<ライフサイエンス AI 事業に関するお問合せ先>
株式会社 FRONTEO ライフサイエンス AI 事業本部
https://lifescience.fronteo.com/contact





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