日本通信、携帯電話の通信障害安心サービスを新発売

2018 年 12 月 11 日
各 位
東京都港区虎ノ門四丁目1番 28 号
日本通信株式会社
代表取締役社長 福田 尚久
(コード番号:9424)
問合せ先 広報室長 堀江 祐子
電話 03-5776-1700



日本通信、携帯電話の通信障害安心サービスを新発売


日本通信株式会社(以下、「当社」という)は、非対面クレジットカード決済に用いるクレジットカ
ード情報の「非保持化対応タブレット・ソリューション」を、携帯電話ネットワークを用いて提供して
まいりましたが、先般の携帯事業者による大規模な通信障害を受けて、安心サービスの第1弾、2つの
携帯電話網で使える「デュアルSIM化サービス」を来年1月より順次、提供開始いたします。


「非保持化対応タブレット・ソリューション」とは、改正割賦販売法(2018年6月施行)により、ク
レジットカード決済を非対面で行うメールオーダー・テレフォンオーダー加盟店(以下、「MO・TO加盟
店」という)に義務付けられた新たな規制に対応した決済システムで、2018年3月より順次、GMOペイメ
ントゲートウェイ加盟店、SMBCファイナンスサービス加盟店、三菱UFJニコス加盟店などへ出荷を開始
しています。


具体的には、セキュリティ基準を満たした専用タブレット端末及び回線をワンストップで提供するも
ので、MO・TO加盟店は、従来カード情報を入力していたパソコン等を本専用タブレットに置き換えるだ
けで、受付オペレーションの大きな変更なく、クレジットカード情報の非保持化を実現できます。


しかしながら、本ソリューションはソフトバンク回線又はドコモ回線を利用しており、先週のソフト
バンク株式会社による大規模な通信障害(2018年12月6日発生)により、ソフトバンク回線をご利用の
お客さまには、クレジットカード決済が停止し、多大なご迷惑をおかけいたしました。


本件への対応として、安全・安心な通信サービスの提供を標榜する当社は、来年1月より順次、2
つの携帯電話網で使える「デュアル SIM 化サービス」を提供することといたしました。


これにより、通常使用している回線に通信障害が発生した場合でも、他方の回線の SIM に入れ替え
ることで、クレジットカード決済に支障をきたすことなく、ご利用いただくことが可能となります。
なお、セキュリティ対策の一環として、Wi-Fi や Bluetooth への接続を遮断し、当社が提供した SIM
以外は一切つながらない仕組みであり、専用ネットワークによるセキュリティを担保しています。


当社は従来より、デュアルネットワーク戦略として、1つのルータに 2 枚の SIM をさしてドコモ網
とソフトバンク網の両方を使う業務用「2SIM ルータ(トゥー・シム・ルータ)」を提供しております
が、この度の「デュアル SIM 化サービス」は SIM を差し替えることで業務をとめることなく利用可能
とするものです。


当社は今後も、長年かけて働きかけた携帯通信分野における規制緩和を最大限に活かして、Secure
& Reliable、安全・安心な通信サービスの提供事業者を目指した取り組みを行なってまいります。




■日本通信について
日本通信は 1996年5月24日、モバイルが実現する次世代インターネットを活用して日本の次世代経済の基盤
を構築する総務省の方針を実現する会社として設立されました。当社ビジネスモデルはのちにMVNOと命名
され、2009 年3月、総務省の携帯市場のオープン政策のもとNTTドコモとの相互接続を実現しました。こ
れにより「格安SIM」が生まれ、携帯事業者以外から携帯通信(SIM)が買える市場が誕生しました。次は、
携帯電話以外の産業が、 自社サービスにモバイルを組み込み、 産業全体がモバイルを活用し成長する番です。
MVNO ルールメーカ、世界初のMSEnabler としての強い技術ビジョンと高い遂行力によって、日本発の経
済創出の一翼を担うべく次世代プラットフォームの構築に取り組んでいます。東京、米国コロラド州および
フロリダ州、アイルランドダブリンに拠点を置き、東京証券取引所市場第一部に上場(証券コード:9424)
しています。当社のコーポレートガバナンスのポリシーとして、社外役員が 過半数で、全社外役員は独立役
員です。

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