当社子会社における調査結果レポートの発表について

2018 年 12 月 7 日
各 位
スパークス・グループ株式会社
代表取締役社長 グループ CEO 阿部 修平
(東証JASDAQ スタンダード:8739)




当社子会社における調査結果レポートの発表について
日本株式市場の振り返りと展望に関する意識調査 2018 を実施



本日、当社子会社であるスパークス・アセット・マネジメント株式会社(代表取締役社長 阿部 修平)は、標記に関
する下記のプレスリリースを行いましたので、お知らせいたします。

■ 調査内容
今年1年の日本株式市場を総括し、また、来年以降の見通しについて探るため、2018年11月21日~11月26日の6
日間、全国の20~79歳の投資経験者(日本株式、外国株式、公社債、投資信託、REIT、金・プラチナなどの金
融資産への投資経験がある人)を対象に、「日本株式市場の振り返りと展望に関する意識調査2018」をインターネッ
トリサーチにより実施し、1,000名の有効サンプルを集計しました。なお本レポートは、サンプル調査という性質上、実態
を全て反映したものではありません。また、特定の投資商品や個別銘柄の取引を勧誘する目的で作成したものではあ
りません。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)


■ 掲載 URL:https://www.sparx.co.jp/news/uploads/pdf/PressJ181207.pdf

■ 添付資料:
日本株式市場の振り返りと展望に関する意識調査2018
(スパークス・アセット・マネジメント株式会社 調べ)




■ 本件に関するお問い合わせ先
スパークス・グループ株式会社 広報室
TEL : 03-6711-9100 / FAX : 03-6711-9101
2018年12月7日
各位

スパークス・サーベイ -世相をスパッと一刀両断- 《年末号》
日本株式市場の振り返りと展望に関する意識調査 2018
平成最後の“日本株式市場を表す今年の漢字”は「乱」、昨年の「昇」は圏外に去る
投資経験者の 74%が「消費増税による景気後退」を予測
この人が総理なら株式市場が明るくなる! お笑い BIG3 や「池上彰さん」がランクイン
スパークス・アセット・マネジメント株式会社(http://www.sparx.co.jp/)(東京都港区。代表取締役社長 阿部修
平)は、今年1年の日本株式市場を総括し、また、来年以降の見通しについて探るため、2018年11月21日~11月
26日の6日間、全国の20~79歳の投資経験者(日本株式、外国株式、公社債、投資信託、REIT、金・プラチナな
どの金融資産への投資経験がある人)を対象に、「日本株式市場の振り返りと展望に関する意識調査2018」をインタ
ーネットリサーチにより実施し、1,000名の有効サンプルを集計しました。なお本レポートは、サンプル調査という性質上、
実態を全て反映したものではありません。また、特定の投資商品や個別銘柄の取引を勧誘する目的で作成したもので
はありません。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)
▼2018年、投資経験者・投資家の実態 ・・・・・・・・P.2-6
 今年投資を始めた“投資デビュー組” 20代女性投資家では44%
 投資家の半数近くが「投資信託」を活用、昨年より 6.1 ポイント上昇
 20 代投資経験者の 43%が“毎月コツコツ投資する”「積立投資」を利用
 20 代投資経験者の利用率 「ポイント投資」は 34%、「スマホ投資」は 28%
 “ESG 投資”における人気テーマとは? 1 位「再生可能エネルギーの利用」
▼2018年の振り返り ・・・・・・・・P.7-9
 平成最後の“日本株式市場を表す今年の漢字”は「乱」、昨年の「昇」は圏外に去る
 今年の投資損益着地予想 「プラス着地」は 34%
 経済分野における今年の“流行語” 「AI(人工知能)」が 2 年連続の 1 位
▼平成時代の振り返り・・・・・・・・P.10-13
 “平成株式市場を表す漢字”は「乱」「変」「低」「波」
 “30 年後の株式市場を表す漢字”は「平」「不」「低」「上」
 株式市場がより発展しそうな元号は? TOP2 は「上昇」「飛翔」
 株式市場を明るくした平成の総理 1 位「小泉純一郎」
 この人が総理なら株式市場が明るくなる! お笑い BIG3 や「池上彰さん」がランクイン
 平成の“ブラックスワン” 「山一證券破綻」が 3 位にランクイン
▼2019年以降の展望 ・・・・・・・・P.14-17
 投資経験者の 74%が「消費増税による景気後退」を予測
 賛否を問う!「金融緩和を継続すべき」は 60%、「首相公選制を導入すべき」は 65%が賛同
 「カジノ設置を進めるべき」男性は肯定派、女性は否定派が多数
 2020 年 12 月末の日経平均株価 株式投資家による予想の平均は「23,054 円」

◆◆報道関係の皆様へ◆◆
本ニュースレターの内容の転載にあたりましては、
「スパークス・アセット・マネジメント調べ」と付記のうえ、ご使用いただきますようお願い申し上げます。

-1-
▼2018 年、投資経験者・投資家の実態
◆今年投資を始めた“投資デビュー組” 20 代女性投資家では 44%
◆投資家の半数近くが「投資信託」を活用、昨年より 6.1 ポイント上昇

はじめに、全国の 20~79 歳の投資経験者 1,000 名(全回答者)に、現在の投資状況について聞きました。
「現在、投資をしている」と回答した“現役投資家”は 79.1%、「過去に投資をしていたが、現在はしていない」と回答
した“投資離脱者”は 20.9%でした。 【図 1】
[図 1]
◆現在の投資状況 [単一回答形式]


過去に投資を
していたが、
現在はしていない
20.9%


現在、
投資をしている
79.1%




次に、投資の経験年数について聞いたところ、現役投資家(791 名)では「1 年未満(今年、投資を始めた)」が
15.2%、「1~3 年程度」が 19.8%、「4~6 年程度」が 13.7%、「7~9 年程度」が 9.0%、「10 年以上」が 42.4%と
なりました。
性年代別にみると、20 代女性では、投資経験「1 年未満」が 44.0%と、投資デビュー組が多いようです。 【図 2】
投資離脱者(209 名)について、投資の経験年数をみると、「1 年未満」が 22.5%、「1~3 年程度」が 26.3%、
「4~6 年程度」が 12.9%、「7~9 年程度」が 6.2%、「10 年以上」が 32.1%となりました。投資経験 3 年程度ま
で(「1 年未満」と「1~3 年程度」の合計)が 48.8%となり、比較的短期間で離脱した人が多いようです。 【図 3】
[図 2]
◆投資の経験年数 [単一回答形式] 対象:現役投資家
0% 25% 50% 75% 100%

全体【n=791】 15.2 19.8 13.7 9.0 42.4

20代男性【n=90】 25.6 45.6 23.3 3.3 2.2

30代男性【n=83】 12.0 20.5 26.5 10.8 30.1

40代男性【n=89】 9.0 6.7 9.0 14.6 60.7

50代男性【n=81】 8.6 8.6 6.2 7.4 69.1

2.8
年 60代・70代男性【n=72】 1.4 9.7 5.6 80.6
代 20代女性【n=84】 44.0 39.3 11.9 3.6 1.2

30代女性【n=81】 23.5 32.1 18.5 14.8 11.1

40代女性【n=73】 9.6 19.2 15.1 11.0 45.2

50代女性【n=62】 8.1 11.3 4.8 9.7 66.1

60代・70代女性【n=76】 2.6 6.6 7.9 9.2 73.7
今年、投資を始めた 1~3年程度 4~6年程度 7~9年程度 10年以上



[図 3]
◆投資の経験年数 [単一回答形式] 対象:投資離脱者 3年以下
で離脱
0% 25% 50% 75% 100% (計)


全体【n=209】 22.5 26.3 12.9 6.2 32.1 48.8


1年未満 1~3年程度 4~6年程度 7~9年程度 10年以上




-2-
現役投資家(791 名)に、現在投資している金融資産を聞いたところ、「日本株式」が 69.0%で最も多く、次い
で、「投資信託(「REIT」以外)」が 47.5%、「外貨 ※FX(外国為替証拠金取引)を含む」が 20.2%、「外国株式」
が 14.2%、「日本公社債(国債/地方債・社債など)」が 13.4%となりました。
性年代別にみると、60 代・70 代女性では、「投資信託(「REIT」以外)」が 65.8%で、他の性年代と比べて高く
なりました。また、20 代男性では「仮想通貨」が 22.2%と、5 人に 1 人以上の割合となりました。

2017 年の調査結果と比較すると、「投資信託」(2017 年 41.4%→2018 年 47.5%)は 6.1 ポイント上昇して
おり、投資信託を活用している人が増えているようです。 【図 4】

[図 4]
◆現在、投資している金融資産 [複数回答形式] 対象:現役投資家

100%
73.2 69.0 2017年 全体【n=799】 2018年 全体【n=791】
75%
47.5
50% 41.4

25% 16.4 20.2 12.3 14.2 13.9 13.4
10.8 11.6 7.9 8.6
3.0 8.1 5.1 6.3 2.5 5.6 0.9 0.9
0%
日 以 ( 投 ( 外 外 ・ ( 日 R ・ 金 仮 ・ ( 外 投 そ
本 外 「 資 F 貨 国 社 国 本 E プ ( 想 社 国 国 資 の
株 ) R 信
X

債 債
公 I ラ ゴ 通
債 債
公 用 他
E を な / ー な /
式 I 託 含 式 ど 地 社 T チ 貨 ど 地 社 不

T む ) 方
債 ナ ド ) 方
債 動
n数 」 ) 債

債 産
全体 791 69.0 47.5 20.2 14.2 13.4 11.6 8.6 8.1 6.3 5.6 0.9
性 男性 415 75.2 43.4 24.3 12.8 11.8 11.8 9.4 9.6 6.0 7.5 1.0
別 女性 376 62.2 52.1 15.7 15.7 15.2 11.4 7.7 6.4 6.6 3.5 0.8
男 20代 90 65.6 37.8 27.8 17.8 10.0 11.1 8.9 22.2 5.6 4.4 1.1
性 30代 83 79.5 44.6 20.5 9.6 9.6 9.6 10.8 13.3 2.4 7.2 -

40代 89 71.9 40.4 31.5 12.4 16.9 13.5 12.4 7.9 9.0 6.7 1.1

代 50代 81 76.5 43.2 25.9 12.3 9.9 8.6 6.2 1.2 6.2 9.9 1.2
別 60代・70代 72 84.7 52.8 13.9 11.1 12.5 16.7 8.3 1.4 6.9 9.7 1.4
女 20代 84 47.6 42.9 15.5 26.2 7.1 2.4 6.0 11.9 2.4 2.4 -
性 30代 81 63.0 42.0 14.8 13.6 6.2 8.6 7.4 13.6 4.9 3.7 -

40代 73 64.4 57.5 19.2 11.0 20.5 20.5 9.6 2.7 4.1 6.8 2.7

代 50代 62 72.6 54.8 17.7 12.9 19.4 17.7 12.9 1.6 9.7 3.2 1.6
別 60代・70代 76 67.1 65.8 11.8 13.2 25.0 10.5 3.9 - 13.2 1.3 -
※数表内の数値は2018年の結果 ・・・全体比+10pt以上 ・・・全体比+5pt以上 ・・・全体比-5pt以下 ・・・全体比-10pt以下 (%)


投資離脱者(209 名)に、過去に投資していた金融資産について聞いたところ、「日本株式」が 56.5%で最も
多く、次いで、「投資信託(「REIT」以外)」が 29.7%、「日本公社債(国債/地方債・社債など)」が 15.8%、「外貨
※FX(外国為替証拠金取引)を含む」が 14.8%、「外国株式」「金(ゴールド)・プラチナ」がどちらも 7.2%となり
ました。 【図 5】
[図 5]
◆過去に投資していた金融資産 [複数回答形式] 対象:投資離脱者
100%

全体【n=209】
75%
56.5

50%
29.7
25% 15.8 14.8
7.2 7.2 5.7 4.3 2.4 1.9 1.9
0%
日 以 ( 投 ・ ( 日 ( 外 外 ・ 金 仮 R ・ ( 外 投 そ
外 「 社 国 F 社 国
本 資 本 貨 国 プ ( 想 E 国 資 の
株 ) R 信
債 債

X
株 ラ ゴ 通 I
債 債
公 用 他
E な / を ー な /
式 I 託 ど 地 社 含 式 チ 貨 T ど 地 社 不

T ) 方
債 む ナ ド ) 方
債 動
」 債 ) )
債 産


-3-
◆20 代投資経験者の 43%が“毎月コツコツ投資する”「積立投資」を利用
◆20 代投資経験者の利用率 「ポイント投資」は 34%、「スマホ投資」は 28%

続いて、各種の投資方法について、利用状況や利用意向を聞きました。

全回答者(1,000 名)に、積立投資(毎月決まった額をコツコツ投資)をしているか聞いたところ、「している」は
27.8%、「していないが、したいと思う」は 30.8%となりました。
年代別にみると、20 代では「している」が 42.5%、「していないが、したいと思う」は 42.5%と、いずれも他の
年代より高くなりました。“コツコツ投資”が魅力的だと考える人は、20 代に多いようです。 【図 6】
[図 6]
◆積立投資(毎月決まった額をコツコツ投資)をしているか [単一回答形式]

0% 25% 50% 75% 100%

全体【n=1000】 27.8 30.8 41.4


20代【n=200】 42.5 42.5 15.0


30代【n=200】 34.0 36.0 30.0


代 40代【n=200】 31.5 33.5 35.0


50代【n=200】 20.5 23.5 56.0


60代・70代【n=200】 10.5 18.5 71.0

している していないが、したいと思う したいと思わない




また、最長 20 年間という長期にわたり、投資信託で得られた利益が非課税となる“つみたて NISA”が 2018
年 1 月に開始されましたが、このつみたて NISA を利用しているか聞いたところ、「している」は 16.3%、「してい
ないが、したいと思う」は 33.1%となりました。
年代別にみると、「している」が最も高くなったのは 20 代(29.0%)でした。「していないが、したいと思う」も 20
代で 41.5%と高く、今後ますます、つみたて NISA を始める 20 代が増えることも予想されます。 【図 7】
[図 7]
◆つみたてNISAを利用しているか [単一回答形式]

0% 25% 50% 75% 100%

全体【n=1000】 16.3 33.1 50.6


20代【n=200】 29.0 41.5 29.5


30代【n=200】 20.5 39.5 40.0


代 40代【n=200】 14.5 35.0 50.5


50代【n=200】 8.0 27.0 65.0


60代・70代【n=200】 9.5 22.5 68.0

している していないが、したいと思う したいと思わない




-4-
近年、共通ポイントサービスなどで、買い物をしたときなどに貯まるポイントを投資に回すことができる“ポイ
ント投資”が相次いで開始されましたが、このポイント投資を利用しているか聞いたところ、「している」は 16.2%、
「していないが、したいと思う」は 33.4%となりました。
年代別にみると、20 代では「している」が 33.5%と、他の年代より高くなりました。 【図 8】

[図 8]
◆ポイント投資(共通ポイントなどで投資できるサービス)をしているか [単一回答形式]

0% 25% 50% 75% 100%

全体【n=1000】 16.2 33.4 50.4


20代【n=200】 33.5 43.0 23.5


30代【n=200】 20.5 39.5 40.0


代 40代【n=200】 19.5 33.0 47.5


50代【n=200】 5.5 29.5 65.0


60代・70代【n=200】 2.0 22.0 76.0

している していないが、したいと思う したいと思わない




また、スマホだけで手軽に投資を行える“スマホ投資”について、利用しているか聞いたところ、「している」は
10.3%、「していないが、したいと思う」は 28.1%となりました。
年代別にみると、20 代では「している」が 28.0%、「していないが、したいと思う」が 42.5%と、いずれも他の年
代より高くなりました。20 代では、スマホ投資にも積極的な人が多いことが明らかになりました。 【図 9】

[図 9]
◆スマホ投資(スマホだけで手軽に投資を行えるサービス)をしているか [単一回答形式]

0% 25% 50% 75% 100%

全体【n=1000】 10.3 28.1 61.6


20代【n=200】 28.0 42.5 29.5


30代【n=200】 14.0 36.0 50.0


代 40代【n=200】 7.5 28.5 64.0


50代【n=200】 2.0 20.0 78.0


60代・70代【n=200】 0.0 13.5 86.5

している していないが、したいと思う したいと思わない




-5-
◆“ESG 投資”における人気テーマとは? 1 位「再生可能エネルギーの利用」

環境(environment)、社会(social)、ガバナンス(governance)への取り組みを行う企業を重視・選定して投資す
る“ESG 投資”が注目されていますが、この ESG 投資に関して、現役投資家(791 名)に、投資意欲が高まるのは、ど
のようなことに取り組んでいる企業かを聞いたところ、「再生可能エネルギーの利用」が 27.2%で最も多く、次いで、「環
境問題の解決」が 25.5%、「コンプライアンス(法令遵守)体制の整備」が 22.5%、「ワークライフバランスの推進」が
21.0%、「持続可能な開発目標(SDGs)」が 20.0%となりました。再生可能エネルギーが注目されているほか、“コンプ
ライアンス”や“SDGs”、“ワークライフバランス”など、近年報道等で頻繁に耳にするようになった言葉も、投資のキーワー
ドとなっているようです。
年代別にみると、30 代では「ワークライフバランスの推進」(28.7%)が最も高くなりました。従業員の働き方に配慮し
ている企業に投資したいと考える人は 30 代投資家に多いようです。また、60 代・70 代では「健康経営の推進」
(27.7%)が他の年代と比べて高い割合でした。従業員の健康管理を経営的な視点から考える“健康経営”を重視す
る人は 60 代・70 代投資家に多いようです。 【図 10】

[図 10]
◆投資意欲が高まるのは、どのようなことに取り組んでいる企業か [複数回答形式] 対象:現役投資家
※上位10位まで表示
40%
全体【n=791】
30% 27.2 25.5
22.5 21.0 20.0 19.0 18.0 17.1 16.6
20% 15.4

10%

0%
再生可能 環境問題 コンプライ ワーク 持続 働き方 株主との ステーク 健康経営 女性の
エネルギー の解決 アンス体制 ライフ 可能な 改革 対話 ホルダーに の推進 活躍推進
の利用 の整備 バランスの 開発目標 対する
n数 推進 (SDGs) 情報開示
全体 791 27.2 25.5 22.5 21.0 20.0 19.0 18.0 17.1 16.6 15.4
20代 174 28.2 32.8 16.7 22.4 19.0 23.0 19.0 14.9 11.5 19.0
年 30代 164 25.0 21.3 22.0 28.7 20.7 19.5 18.3 20.7 10.4 17.7
代 40代 162 28.4 25.3 24.1 23.5 21.0 18.5 14.8 17.3 19.8 16.0
別 50代 143 20.3 17.5 23.8 14.7 12.6 16.1 21.0 18.2 14.7 10.5
60代・70代 148 33.8 29.7 27.0 14.2 26.4 16.9 16.9 14.2 27.7 12.8
・・・全体比+10pt以上 ・・・全体比+5pt以上 ・・・全体比-5pt以下 ・・・全体比-10pt以下 (%)




-6-
▼2018 年の振り返り
◆平成最後の“日本株式市場を表す今年の漢字”は「乱」、昨年の「昇」は圏外に去る

投資家にとって、2018 年の 1 年間はどのような年だったのでしょうか。株式投資家(569 名)に、2018 年の日
本の株式市場を表す漢字 1 文字を、自由回答形式で聞きました。
その結果、1 位は圧倒的多数で「乱」(84 名)となり、以降、2 位は「変」(21 名)、3 位は「迷」(18 名)、4 位は「落」
(16 名)、5 位は「下」「上」(いずれも 14 名)となりました。
それぞれの漢字を選んだ理由をみると、『(乱)株式市場の乱高下が激しかったから』、『(変)変化の大きい 1
年間だったから』、『(迷)株価の上昇が激しく先が読めないから』などが挙げられました。 【図 11】
昨年の調査結果では 1 位は「昇」、2 位は「上」、3 位は「高」でした。日経平均株価の上昇傾向が継続した
2017 年とは打って変わり、2018 年は不安定な相場展開が続いたと感じている人が多いようです。 【図 12】


[図 11] [図 12]
≪2017年の調査結果≫
◆2017年の日本株式市場を表す漢字1文字
◆2018年の日本株式市場を表す漢字1文字
[自由回答形式]
[自由回答形式]
対象:株式投資家【n=599】 ※上位10位までを抜粋
対象:株式投資家【n=569】 ※上位10位までを抜粋

順位 漢字 選んだ理由 順位 漢字 選んだ理由
(人数) 一文字 (一部抜粋) (人数) 一文字 (一部抜粋)
株式市場の乱高下が激しかったから 日経平均の続伸が顕著だった


1位

1位
世界情勢に振り回されているから 結果的に上昇基調にあった
(84名) (73名)
何が起こるか先が読めないほど混沌としているから 後半、株価が上昇した
変化の大きい1年間だったから 25年ぶりの高値に回復した

2位

2位
(21名) 株価の変動が大きかったから (59名) 日経平均株価が上がりすぎ
3位 株価の上下が激しく先が読めないから バブル後最高値を更新した
(18名) 迷 どの市場が伸びるか、明確に掴みきれなかったから
3位
(46名) 高 久しぶりに株価が高値を付けている
4位 2017年の上昇相場から一転して、
(16名) 落 何度も相場が下落したから
4位
(22名) 乱 政治の混乱が株式市場に影響を与えた

5位
5位 下 下がった印象が強いから
(15名) 変 変化や異変の多い年だった
(各14名) 6位
上 上昇基調だから
(12名) 迷 方向性が定まらない

7位 7位
(12名)
激 株価の変動が激しかったから
(11名)
無 お金が消えた

高 日経平均が2万円を超え安定しているから 8位 偽 偽装による株価下落銘柄が多かった

8位 混 世界が混乱しているから (各9名)
騰 米朝の応酬で緊張が沸騰、日経平均が連騰
(各9名)
動 高値から急落したことがしばしばあったから 10位 動 動き幅が大きかった

平 上がり下がりがあったが、結局動きは小さかったから (各8名)
良 経済が良くなって来ている




-7-
◆今年の投資損益着地予想 「プラス着地」は 34%

現役投資家(791 名)に、2018 年の投資の損益着地予想を聞いたところ、「大幅にプラス着地」は 3.7%、「や
やプラス着地」は 30.3%で、合計した『プラス着地』は 34.0%となりました。一方、「ややマイナス着地」は 20.9%、
「大幅にマイナス着地」は 14.2%で、合計した『マイナス着地』は 35.0%となり、プラス着地を予想する人とマイ
ナス着地を予想する人が拮抗する結果となりました。『プラス着地』の割合は 2015 年 49.7%→2016 年 27.4%
→2017 年 62.0%→2018 年 34.0%と、飛び抜けて高かった昨年から大幅に下降しました。 【図 13】

[図 13]
◆今年1年の投資の損益着地予想 [単一回答形式]
対象:現役投資家 プラス マイナス
0% 25% 50% 75% 100% 着地(計) 着地(計)
2018年調査
3.7 30.3 31.0 20.9 14.2 34.0 35.0
全体【n=791】

2017年調査 7.8
9.4 52.6 27.2 3.1 62.0 10.9
全体【n=799】

2016年調査
2.0 25.4 27.0 29.3 16.2 27.4 45.5
全体【n=788】

2015年調査
4.2 45.5 30.8 12.3 7.2 49.7 19.5
全体【n=803】

大幅にプラス着地 ややプラス着地 プラスマイナスゼロ着地
ややマイナス着地 大幅にマイナス着地




年代別にみると、『プラス着地』の割合が最も高かったのは 20 代で 42.5%でした。新しい投資サービスに対
する積極的な姿勢などが功を奏したのかもしれません。
また、投資対象別にみると、株式投資家では『プラス着地』が 37.1%、株式には投資していない“その他の投
資家”では 26.1%となり、株式投資家のほうがプラス着地の割合が高くなりました。 【図 14】

[図 14]
◆今年1年(2018年)の投資の損益着地予想 [単一回答形式] プラス マイナス
対象:現役投資家 着地 着地
0% 25% 50% 75% 100% (計) (計)

全体【n=791】 3.7 30.3 31.0 20.9 14.2 34.0 35.0

20代
5.7 36.8 27.6 18.4 11.5 42.5 29.9
【n=174】
30代
3.0 26.8 36.0 19.5 14.6 29.9 34.1
【n=164】

40代
代 4.3 28.4 37.0 21.0 9.3 32.7 30.2
【n=162】

50代
2.1 30.8 32.9 21.0 13.3 32.9 34.3
【n=143】
60代・70代
2.7 28.4 20.9 25.0 23.0 31.1 48.0
【n=148】
株式投資家
4.4 32.7 29.7 19.0 14.2 37.1 33.2
投資 【n=569】
種別 その他投資家
1.8 24.3 34.2 25.7 14.0 26.1 39.6
【n=222】

大幅にプラス着地 ややプラス着地 プラスマイナスゼロ着地
ややマイナス着地 大幅にマイナス着地




-8-
◆経済分野における今年の“流行語” 「AI(人工知能)」が 2 年連続の 1 位

では、今年(2018 年)、投資家が注目したのは、どのようなニュースだったのでしょうか。
現役投資家(791 名)に、今年(2018 年)の経済分野の流行語(トレンドワードや新興の分野、技術、産業など)
を聞いたところ、1 位「AI(人工知能)」(95 名)、2 位「仮想通貨」(63 名)、3 位「ゴーン・ショック」(55 名)、4 位「米
中貿易摩擦」(24 名)、5 位「消費税増税」「働き方改革」(いずれも 19 名)となりました。昨年に続き、今年も「AI
(人工知能)」が 1 位となり、関心の高さがうかがえる結果となりました。また、2 位には、今年、色々と世間を騒が
せた「仮想通貨」がランクインしました。 【図 15】

[図 15]
◆2018年、経済ニュースで注目していたキーワード
(トレンドワードや新興の分野、技術、産業など) [自由回答形式]
対象:現役投資家【n=791】 ※上位10位までを抜粋

順位 回答 人数
1位 AI(人工知能) 95
2位 仮想通貨 63
3位 ゴーン・ショック 55
4位 米中貿易摩擦 24
消費税増税
5位 各19
働き方改革
7位 トランプ大統領 17
8位 IoT 11
9位 自動運転技術 10
10位 データ偽装・改ざん 9



次に、今年(2018 年)、積極的に投資を進めようと思うきっかけになったニュースを聞いたところ、1 位は「株価
上昇・株高」(58 名)、2 位は「2020 年東京オリンピック関連」(44 名)、3 位は「トランプ大統領関連」(39 名)、4
位は「消費税増税」(37 名)、5 位は「アメリカの好景気」(32 名)となりました。2018 年 10 月に日経平均株価がバ
ブル後の最高値に到達したことが印象に残っている人が多いほか、2020 年の東京オリンピック開催に期待感を
持っている人も多いようです。
また、今年(2018 年)、投資に対して消極的になるきっかけになったニュースを聞いたところ、1 位は「米中関係
関連」(105 名)、2 位は「トランプ大統領関連」(95 名)、3 位は「日産自動車関連」(82 名)、4 位は「仮想通貨関
連」(48 名)、5 位は「株価下落・株安」(47 名)となり、米中間の貿易等に関する交渉の行方に不安感を持った人
が多いことがわかりました。 【図 16】

[図 16]
◆投資家の心理に影響を与えた2018年の重大ニュース [各自由回答形式]
対象:現役投資家【n=791】 ※それぞれ上位10位までを抜粋

・積極的に投資を進めようと思うきっかけとなったニュース ・投資に対して消極的になるきっかけとなったニュース

回答 人数 順位 回答 人数
1位 株価上昇・株高 58 1位 米中関係関連 105
2位 2020年東京オリンピック関連 44 2位 トランプ大統領関連 95
3位 トランプ大統領関連 39 3位 日産自動車関連 82
4位 消費税増税 37 4位 仮想通貨関連 48
5位 アメリカの好景気 32 5位 株価下落・株安 47
6位 仮想通貨関連 30 6位 消費税増税 41
アメリカの政治関連 7位 災害(台風や地震など) 30
7位 各19
米中関係関連 8位 企業の不正・不祥事関連(日産自動車関連を除く) 25
9位 ゴーン・ショック 18 9位 ブレグジット関連 17
10位 つみたてNISA開始 16 アメリカでの株価下落
10位 各16
中国関連(経済情勢など)


-9-
▼平成時代の振り返り
◆“平成株式市場を表す漢字”は「乱」「変」「低」「波」

平成時代(30 年間)を振り返ると、どのような株式市場だったといえるでしょうか。
全回答者(1,000 名)に、「平成時代(30 年間)」の日本の株式市場を表す漢字 1 文字を、自由回答形式で聞い
たところ、1 位は「乱」(132 名)となり、以降、2 位は「変」(47 名)、3 位は「低」(38 名)、4 位は「波」(37 名)、5 位
は「平」(33 名)となりました。
それぞれの漢字を選んだ理由をみると、『(乱)バブル崩壊、リーマン・ショックと乱高下したから』、『(変)価格
の変動が激しくついていくのに大変だったから』、『(低)バブル崩壊の後遺症で失われた期間が長く、低迷した時
期が長かった印象が強いから』などが挙げられました。消費税導入や消費税増税、バブル崩壊、リーマン・ショッ
ク、IT バブル、アベノミクス、トランプ・ショックなどに翻弄された、平成時代の日本経済を象徴する結果となりまし
た。 【図 17】

[図 17]
◆「平成時代(30年間)」の日本の株式市場を表す漢字1文字 [自由回答形式]
※上位10位までを抜粋


順位 漢字 選んだ理由
(人数) 一文字 (一部抜粋)
バブル崩壊、リーマン・ショックと乱高下したから


1位
波乱に富んでいたから
(132名)
一筋縄ではいかないと思ったから
価格の変動が激しくついていくのに大変だったから
2位
(47名) 変 価値観や技術の進歩によって競争力を持つ企業が大きく変化したから
3位 バブル崩壊の後遺症で失われた期間が長く、低迷した時期が長かった印象が強いから
(38名) 低 低金利時代だったから
4位 日経平均に波があり安定的な運用ができなかったぶん、
(37名) 波 積立投資などをしている人にとっては有利に働いた相場だったから
5位
(33名) 平 可もなく不可もなくという状況だったから

6位
(30名) 上 リーマン・ショックなど悪いときもあったが基本的には上向きの株式市場だったと思うから

7位
(26名) 迷 方向感が見えなかったから

8位
(25名) 下 全体として見るとバブル崩壊からほぼ下がりっぱなしだから

9位
(21名) 落 バブル期を経てひたすら下落の一途を辿ったから

10位
(19名) 昇 日本経済が低迷していたのを脱して少しずつ上り調子になってきたから




- 10 -
◆“30 年後の株式市場を表す漢字”は「平」「不」「低」「上」

続いて、全回答者(1,000 名)に、「30 年後」の日本の株式市場を表す漢字 1 文字を、自由回答形式で聞いた
ところ、1 位は「平」(46 名)となり、以降、2 位は「不」(43 名)、3 位は「低」(27 名)、4 位は「上」(22 名)、5 位は
「安」「変」「落」(いずれも 21 名)となりました。
それぞれの漢字を選んだ理由をみると、「(平)安定した平均的な進歩があると思うから」、「(不)消費税 10%
で経済が不安定になると思うから」、「(低)低位安定している気がするから」、「(上)技術が進歩して経済が良くな
っていそうだから」など、期待感や不安感を反映したコメントがみられました。 【図 18】

[図 18]
◆「30年後」の日本の株式市場を表す漢字1文字 [自由回答形式]
※上位10位までを抜粋


順位 漢字 選んだ理由
(人数) 一文字 (一部抜粋)
安定した平均的な進歩があると思うから


1位
良いにしろ、悪いにしろ、落ち着いていると思うから
(46名)
大きな波が来なければ平な経済状況だと思うから
消費税10%で経済が不安定になると思うから
2位
(43名) 不 経済状況が予測不可能だから
3位 低位安定している気がするから
(27名) 低 人口が減り、働き手が減る影響があると思うから
4位
(22名) 上 技術が進歩して経済が良くなっていそうだから


安 安定していると思うから

5位
(各21名) 変 時代がもっと複雑になっていると思うから


落 超少子高齢社会で、社会全体に活力がなくなり、株式市場は縮小していると思うから


未 様々な条件で市場の状況は変わることもあり、まさに未知の「未」だと思ったから

8位
(各20名) 下 株価の下落率が高そうだから


明 迷走の時代から明るい時代へなっていると思うから




- 11 -
◆株式市場がより発展しそうな元号は? TOP2 は「上昇」「飛翔」

来年 2019 年 5 月には改元が予定されていますが、全回答者(1,000 名)に、日本の株式市場がより発展しそ
うな元号を、自由回答形式で聞いたところ、1 位は「上昇」「飛翔」(いずれも 19 名)、3 位は「発展」(14 名)、4 位
は「平和」(12 名)、5 位は「安寧」「未来」(いずれも 11 名)となりました。
それぞれについて理由をみると、『(上昇)景気が上向きになるように願っているから』、『(飛翔)飛び立って伸
びていくイメージがあるから』など、文字通り経済が上向きに伸びていくことを願ったコメントが目立ちました。また、
『(平和)平和あっての経済だと思うから』や『(安寧)平和であれば発展もあると思うから』など、平和で穏やかな
世の中をイメージした回答も多くみられました。 【図 19】

[図 19]
◆日本の株式市場がより発展しそうな元号 [自由回答形式]
※上位5位までを抜粋
順位 漢字 選んだ理由
(人数) 二文字 (一部抜粋)
景気が上向きになるように願っているから

1位 上昇 いいイメージだから
(各19名) 飛び立って伸びていくイメージがあるから
飛翔 もっと上がってほしいと願っているから
3位
(14名) 発展 様々な分野が登場し、さらなる経済発展がみられると思うから

4位
(12名) 平和 平和あっての経済だと思うから


5位 安寧 平和であれば発展もあると思うから

(各11名)
未来 希望を持てる人が増えると思うから




- 12 -
◆株式市場を明るくした平成の総理 1 位「小泉純一郎」
◆この人が総理なら株式市場が明るくなる! お笑い BIG3 や「池上彰さん」がランクイン

続いて、全回答者(1,000 名)に、平成時代の総理大臣のうち、日本株式市場を明るくしたと思う人を聞いたと
ころ、1 位「小泉純一郎」(31.1%)、2 位「安倍晋三」(30.6%)、3 位「竹下登」(8.2%)、4 位「小渕恵三」(6.1%)、
5 位「麻生太郎」(6.0%)となりました。2001 年 4 月から 2006 年 9 月まで、3 期にわたり総理大臣を務めた小泉
氏の“聖域なき構造改革”や、現総理大臣である安倍氏の“アベノミクス”といった政策が印象に残っている人が多
いのではないでしょうか。 【図 20】

[図 20]
◆日本株式市場を明るくしたと思う平成時代の総理大臣
[複数回答形式] ※上位10位までを抜粋


順位 回答 %
1位 小泉純一郎 31.1
2位 安倍晋三 30.6
3位 竹下登 8.2
4位 小渕恵三 6.1
5位 麻生太郎 6.0
6位 福田康夫 4.9
7位 橋本龍太郎 4.8
8位 鳩山由紀夫 3.6
9位 宇野宗佑 3.5
10位 宮澤喜一 2.9



また、この人が総理大臣になったら、平成の次の時代の日本株式市場を明るくしてくれそうだと思う“芸能人”を
聞いたところ、1 位は「ビートたけしさん」(84 名)、2 位は「明石家さんまさん」(59 名)、3 位は「タモリさん」(37 名)
となり、日本を代表するベテランお笑い芸人の 3 人が上位に並びました。そのほか、4 位にはジャーナリストの
「池上彰さん」(33 名)、7 位には元プロテニスプレイヤーの「松岡修造さん」(17 名)、9 位にはタレントの「マツコ・
デラックスさん」(14 名)がランクインしました。 【図 21】

[図 21]
◆この人が総理大臣になったら、平成の次の時代の日本株式市場を
明るくしてくれそうだと思う芸能人 [自由回答形式]
※上位10位までを抜粋

順位 回答 人数
1位 ビートたけし 84
2位 明石家さんま 59
3位 タモリ 37
4位 池上彰 33
5位 橋下徹 29
6位 所ジョージ 27
7位 松岡修造 17
8位 東国原英夫 15
マツコ・デラックス
9位 小泉孝太郎 各14
松本人志




- 13 -
◆平成の“ブラックスワン” 「山一證券破綻」が 3 位にランクイン

続いて、全回答者(1,000 名)に、平成時代の出来事の中で、日本経済に悪影響を与えた“想定外の出来事”だ
と思うことを聞いたところ、1 位「リーマン・ショック(2008 年)」(70.5%)、2 位「サブプライム・ショック(2007 年~
2009 年)」(31.2%)、3 位「山一證券破綻(1997 年)」(30.0%)、4 位「トランプ・ショック(2016 年)」(22.5%)、5
位「ライブドア・ショック(2006 年)」(18.2%)となりました。アメリカのリーマン・ブラザーズ・ホールディングスの経
営破綻に始まり、世界的な金融危機となった「リーマン・ショック」を挙げる人が圧倒的多数となりました。6 位には、
日産自動車元会長カルロス・ゴーン氏が逮捕された衝撃的な出来事「ゴーン・ショック(2018 年)」(18.1%)がラン
クインしました。 【図 22】

[図 22]
◆平成時代の出来事の中で、日本経済に悪影響を与えた
“想定外の出来事”だと思うもの [複数回答形式]
※上位10位までを抜粋


順位 回答 %
1位 リーマン・ショック(2008年) 70.5
2位 サブプライム・ショック(2007年~2009年) 31.2
3位 山一證券破綻(1997年) 30.0
4位 トランプ・ショック(2016年) 22.5
5位 ライブドア・ショック(2006年) 18.2
6位 ゴーン・ショック(2018年) 18.1
7位 イギリスEU離脱決定(2016年) 16.3
8位 アジア通貨危機(1997年) 13.4
9位 ギリシャ・ショック(2010年) 11.4
10位 チャイナ・ショック(2016年) 10.6




- 14 -
▼2019 年以降の展望
◆投資経験者の 74%が「消費増税による景気後退」を予測

では、来年 2019 年以降の社会情勢や、政治・経済の先行きについては、どのような展望を持っている人が多いので
しょうか。
全回答者(1,000 名)に、2019 年、「消費税 10%」への増税により日本の景気は後退すると思うか聞いたところ、
『そう思う』(「非常にそう思う」「ややそう思う」の合計、以下同じ)は 74.2%、『そう思わない』(「全くそう思わない」「あまり
そう思わない」の合計、以下同じ)は 25.8%となりました。食料品を対象にした軽減税率適用やキャッシュレスで買い物
をした場合のポイント還元といった消費税増税対策が議論されていますが、投資経験者の大半が消費税増税による
景気悪化を予想しているようです。 【図 23】

[図 23]
◆2019年、「消費税10%」への増税により日本の景気は後退すると思うか [単一回答形式] そう思
そう思う
わない
0% 25% 50% 75% 100% (計)
(計)
全体【n=1000】 28.0 46.2 23.3 2.5 74.2 25.8

20代【n=200】 29.5 46.0 21.5 3.0 75.5 24.5

30代【n=200】 29.0 46.5 21.0 3.5 75.5 24.5

代 40代【n=200】 29.5 43.0 24.5 3.0 72.5 27.5

50代【n=200】 24.0 46.5 28.0 1.5 70.5 29.5

60代・70代【n=200】 28.0 49.0 21.5 1.5 77.0 23.0

非常にそう思う ややそう思う あまりそう思わない 全くそう思わない




次に、2018 年に始まった米中間の貿易摩擦や保護主義の台頭は、日本に悪影響をおよぼすと思うか聞いたところ、
『そう思う』は 78.5%、『そう思わない』は 21.5%となりました。年代別にみると、『そう思う』は 60 代・70 代では 91.0%と
際立って高い割合となりました。シニア層ほど米中貿易摩擦や保護主義の台頭が、景気後退の引き金になってしまうと
考えているようです。

また、2019 年のイギリスの EU 離脱は日本に悪影響をおよぼすと思うか聞いたところ、『そう思う』は 55.1%、『そう思
わない』は 44.9%となり、悪影響をおよぼすと考える人が多数派となりました。 【図 24】

[図 24]

◆2019年の展望 [各単一回答形式] そう思
そう思う
わない
0% 25% 50% 75% 100% (計) (計)
・2018年に始まった米中間の貿易摩擦や保護主義の台頭は、日本に悪影響をおよぼす
全体【n=1000】 28.2 50.3 19.8 1.7 78.5 21.5
20代【n=200】 27.0 43.0 27.0 3.0 70.0 30.0
30代【n=200】 28.5 51.0 19.0 1.5 79.5 20.5

代 40代【n=200】 22.0 50.5 25.5 2.0 72.5 27.5

50代【n=200】 20.5 59.0 19.5 1.0 79.5 20.5
8.0
60代・70代【n=200】 43.0 48.0 91.0 9.0
1.0
・2019年のイギリスのEU離脱は日本に悪影響をおよぼす
全体【n=1000】 9.9 45.2 42.1 2.8 55.1 44.9
20代【n=200】 14.5 42.0 40.5 3.0 56.5 43.5
30代【n=200】 10.0 46.5 40.5 3.0 56.5 43.5

代 40代【n=200】 10.0 42.0 44.5 3.5 52.0 48.0

50代【n=200】 7.0 46.5 44.5 2.0 53.5 46.5
60代・70代【n=200】 8.0 49.0 40.5 2.5 57.0 43.0

非常にそう思う ややそう思う あまりそう思わない 全くそう思わない




- 15 -
◆賛否を問う!「金融緩和を継続すべき」は 60%、「首相公選制を導入すべき」は 65%が賛同
◆「カジノ設置を進めるべき」男性は肯定派、女性は否定派が多数

続いて、金融緩和の継続や首相公選制の導入、カジノ設置について、賛否を聞きました。

全回答者(1,000 名)に、日本は、2019 年も金融緩和を継続するべきだと思うか聞いたところ、『そう思う』は 59.7%、
『そう思わない』は 40.3%となりました。デフレ脱却のために 2013 年より行われている金融緩和政策ですが、2019 年も
引き続き行うべきだと考えている人が多いようです。 【図 25】

[図 25]
◆日本は、2019年も金融緩和を継続するべきだと思うか [単一回答形式] そう思
そう思う
わない
0% 25% 50% 75% 100% (計)
(計)


全体【n=1000】 14.7 45.0 33.1 7.2 59.7 40.3



非常にそう思う ややそう思う あまりそう思わない 全くそう思わない




次に、日本は、首相公選制を導入するべきだと思うか聞いたところ、『そう思う』は 65.2%、『そう思わない』は 34.8%と
なりました。首相を国民の直接選挙によって選ぶ制度である首相公選制を導入すべきとの意見が多数派となりました。
【図 26】

[図 26]
◆日本は、首相公選制を導入するべきと思うか [単一回答形式] そう思
そう思う
わない
0% 25% 50% 75% 100% (計)
(計)


全体【n=1000】 31.8 33.4 27.2 7.6 65.2 34.8



非常にそう思う ややそう思う あまりそう思わない 全くそう思わない




また、日本は、カジノ設置を進めるべきだと思うか聞いたところ、『そう思う』は 40.9%、『そう思わない』は 59.1%となり、
カジノ反対派がやや多くなりました。
男女別にみると、男性では『そう思う』が 51.2%で半数を超え、女性では『そう思わない』が 69.4%で優勢となりました。
カジノへの意識には男女差があるようです。年代別にみると『そう思う』の割合が最も高かったのは 20 代(56.0%)、最も
低かったのは 60・70 代(26.5%)でした。若い世代では、カジノ設置歓迎派が多いようです。 【図 27】

[図 27]
◆日本は、カジノ設置を進めるべきと思うか [単一回答形式] そう思
そう思う
わない
0% 25% 50% 75% 100% (計)
(計)
全体【n=1000】 14.4 26.5 31.8 27.3 40.9 59.1

性 男性【n=500】 20.2 31.0 24.6 24.2 51.2 48.8
別 30.6 69.4
女性【n=500】 8.6 22.0 39.0 30.4
20代【n=200】 20.0 36.0 30.0 14.0 56.0 44.0
30代【n=200】 20.5 29.0 30.0 20.5 49.5 50.5

代 40代【n=200】 11.0 21.5 42.0 25.5 32.5 67.5

50代【n=200】 12.0 28.0 33.0 27.0 40.0 60.0
60代・70代【n=200】 8.5 18.0 24.0 49.5 26.5 73.5

非常にそう思う ややそう思う あまりそう思わない 全くそう思わない




- 16 -
◆2020 年 12 月末の日経平均株価 株式投資家による予想の平均は「23,054 円」

来年以降の日経平均株価はどのように変動するか、株式投資家の予想を聞きました。
まず、株式投資家(569 名)に、約 1 年後の 2019 年 12 月末の日経平均株価の予想を聞いたところ、「15,000
円~20,000 円未満」(17.9%)や「20,000 円~21,000 円未満」(17.4%)、「22,000 円台」(13.9%)に回答が集ま
り、平均(「わからない」と回答した人を除いて算出、以下同じ)は 21,832 円となりました。昨年(2017 年)の調査結果
(22,919 円)と比べて 1,087 円ダウンしました。2019 年の消費税増税や米中貿易摩擦の影響を懸念する株式投資
家が多いのではないでしょうか。

次に、日本企業が本来の実力を発揮し、株式市場で正当に評価された場合、という条件を加えて同じ質問をしたと
ころ、「25,000 円~30,000 円未満」(24.8%)が最も高く、平均は 25,431 円と、条件なしの場合と比べて 3,599 円
高くなりました。 【図 28】

(参考:調査期間中の日経平均株価 最安値 21,243 円 38 銭~最高値 21,838 円 10 銭)
※「日本株式市場の振り返りと展望に関する意識調査 2017」
https://www.sparx.co.jp/news/uploads/pdf/PressJ171208.pdf


[図 28]
◆日経平均株価の予想 [各単一回答形式]
対象:株式投資家【n=569】
2019年12月末
日本企業が本来の実力を発揮し、株式市場で正当に評価された場合の、2019年12月末
50%

≪平均(「わからない」と回答した人を除いて算出)≫

40% ・2019年12月末 21,832円
・日本企業が実力を発揮し、正当に評価された場合の、2019年12月末
25,431円
30%
24.8

20% 17.9 17.4
13.9
11.1
10.2 9.8 9.7 10.7 9.0
10% 8.1 8.8 7.7 7.4
6.9 6.2
5.4
3.9 3.2 2.8 3.2
0.9 0.5 0.7
0%
15,000 15,000 20,000 21,000 22,000 23,000 24,000 25,000 30,000 35,000 40,000 わから
円未満 円~ 円~ 円台 円台 円台 円台 円~ 円~ 円~ 円以上 ない
20,000 21,000 30,000 35,000 40,000
円未満 円未満 円未満 円未満 円未満




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続いて、約 2 年後、2020 年(東京五輪開催年)12 月末の日経平均株価の予想を聞いたところ、「25,000 円~
30,000 円未満」(18.3%)が最も高く、平均は 23,054 円となりました。2019 年 12 月末の予想(21,832 円)より
1,222 円高く、五輪景気に対する株式投資家の期待が感じられる結果となっています。

また、日本企業が本来の実力を発揮し、株式市場で正当に評価された場合、という条件で同じ質問をしたところ、
「25,000 円~30,000 円未満」(21.6%)が最も高く、平均は 24,089 円でした。 【図 29】

(参考:調査期間中の日経平均株価 最安値 21,243 円 38 銭~最高値 21,838 円 10 銭)


[図 29]
◆日経平均株価の予想 [各単一回答形式]
対象:株式投資家【n=569】
2020年(五輪イヤー)12月末
日本企業が本来の実力を発揮し、株式市場で正当に評価された場合の、2020年12月末
50%

≪平均(「わからない」と回答した人を除いて算出)≫

40% ・2020年(五輪イヤー)12月末 23,054円
・日本企業が実力を発揮し、正当に評価された場合の、2020年12月末
24,089円
30%

21.6
20% 18.3

13.7 13.5
11.6 11.6
10.4 10.2
9.7 9.1 9.1 9.8 8.6
10% 7.7
6.3 5.4 5.8
4.2 3.7 4.4
1.4 1.2 0.4 2.1
0%
15,000 15,000 20,000 21,000 22,000 23,000 24,000 25,000 30,000 35,000 40,000 わから
円未満 円~ 円~ 円台 円台 円台 円台 円~ 円~ 円~ 円以上 ない
20,000 21,000 30,000 35,000 40,000
円未満 円未満 円未満 円未満 円未満




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■■調査概要■■



◆調査タイトル :日本株式市場の振り返りと展望に関する意識調査2018

◆調査対象 :ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする
全国の20歳~79歳の投資経験者
(日本株式、外国株式、公社債、投資信託、REIT、金・プラチナなどの
金融資産への投資経験がある人)

◆調査期間 :2018年11月21日~11月26日

◆調査方法 :インターネット調査

◆調査地域 :全国

◆有効回答数 :1,000サンプル
(有効回答から男女×20代・30代・40代・50代・60~70代が均等になるように抽出)

◆実施機関 :ネットエイジア株式会社




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