スパークス・グループの「未来再エネファンド」運用開始 トヨタ自動車に加え、中部電力、三井住友銀行、みずほ銀行の出資が新たに決定

2018 年 11 月 9 日
スパークス・グループ株式会社
トヨタ自動車株式会社
中部電力株式会社
株式会社三井住友銀行
株式会社みずほ銀行




スパークス・グループの「未来再エネファンド」運用開始
トヨタ自動車に加え、中部電力、三井住友銀行、
みずほ銀行の出資が新たに決定
スパークス・グループ株式会社(以下、スパークス)は、9 月 19 日にトヨタ自動車株式会社(以下、
トヨタ)と発表した新設の再生可能エネルギー発電所を投資対象とするファンド「未来再エネファン
ド」について、11 月より、スパークス子会社のスパークス・アセット・マネジメント株式会社が運用
を開始したことをお知らせします。出資者には、既発表のトヨタに加え、中部電力株式会社(以下、中
部電力)
、株式会社三井住友銀行(以下、三井住友銀行)
、株式会社みずほ銀行(以下、みずほ銀行)が
出資し、236 億円でファンドを設立しました。最終的にはファンド規模を 300 億円まで拡大することを
目指しています。


国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、10 月に公表した報告書で、2030 年にも世界の気
温が産業革命前に比べて 1.5 度上昇する可能性が高く、その場合、豪雨や洪水、干ばつなどの異常気
象のリスクが高まると警告しました。報告書は、気温上昇を 1.5 度前後にとどめるために、世界の二
酸化炭素(CO2)排出量を 2030 年までに 2010 年比で 45%削減し、2050 年ごろまでに実質ゼロにする
必要があると強調しています。そのためにエネルギー分野では、2050 年までに再生可能エネルギーに
よる発電を世界の総発電量の 70-85%にまで引上げる必要があると分析しています。


また、日本政府は、
「第 5 次エネルギー基本計画」において、2050 年を見据えて再生可能エネルギー
の主力電源化を目指す方針を示しています。


新たにファンドへの出資を決定した中部電力は、グループ全体で企業価値を持続的に高める ESG 経
営を推進しており、再生可能エネルギーの積極的な開発とともに、発電から販売に至る全てのバリュ
ーチェーンで CO2 排出量の削減に取り組んでおります。今回、本ファンドへ出資することにより、日
本国内の再生可能エネルギーの拡大ならびに CO2 排出量の削減に一層貢献できると考えております。


三井住友銀行は、トヨタ及び他の出資者とともに、本ファンド宛出資を通して日本各地における
多様な再生可能エネルギーの普及と利用拡大を目指します。今後とも、金融機関の立場から低炭素
社会の実現を推進することで、グローバル金融グループとしての社会的責任を果たし、持続可能な
社会の発展に努めてまいります。
みずほ銀行は、環境・エネルギー、インフラ、健康、食糧など、グローバルな社会課題の解決に取
り組んでおります。本ファンドへの出資をはじめ、再生可能エネルギープロジェクト及び事業への投
融資等の環境関連ファイナンスなどを通じ、今後も社会の持続可能な発展に一層貢献していきます。


スパークスは、2018 年 9 月末時点、ファンドで、日本全国に 25 件、約 380MWの太陽光・木質バイ
オマス・風力・地熱発電所への投資を行っていて、そのうち、17 件、約 161MWの売電を開始していま
す。ファンドによる再生可能エネルギー発電所への投資実績では国内最大の規模を誇ります。スパー
クスは、今回、日本の多種多様な企業がオールジャパンとなって出資し取り組むファンドの基本理念
に、
「日本各地における再生可能エネルギーの普及と利用拡大を牽引」を掲げ、地球環境配慮、地域経
済発展、そして、日本のエネルギー自給率の一層の向上を牽引していきます。


<新ファンド概要>
基本理念 日本各地における再生可能エネルギーの普及と利用拡大を牽引
ファンド名 未来再エネ投資事業有限責任組合
投資先 日本国内の新設再生可能エネルギー発電所
(太陽光、風力、バイオマス、地熱、水力)
出資者 無限責任組合員:スパークス・グループ株式会社
有限責任組合員:トヨタ自動車株式会社、中部電力株式会社、
株式会社三井住友銀行、株式会社みずほ銀行
ファンド規模 236 億円(2018 年 11 月 9 日時点)
募集金額 300 億円規模
追加募集期間 2018 年 11 月 1 日~2019 年 3 月 29 日
運用期間 2018 年 11 月 1 日から 25 年間



以 上

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