インドネシア・日本・他国にまたがるデジタル・バンキング及び通信の共同プロジェクト発足- 1億4千万人以上のメンバーを軸に展開 -
2019 年 11 月 19 日
PT ALL ACCESS AREA
HIS Impact Finance 株式会社
日本通信株式会社
インドネシア・日本・他国にまたがるデジタル・バンキング及び通信の
共同プロジェクト発足
~ 1 億 4 千万人以上のメンバーを軸に展開 ~
インドネシアおよびマレーシアを中心にデジタル・トランスフォーメーション(DX)を推進する PT
ALL ACCESS AREA(以下、
「AAA(トリプルエー) 、HIS のグループ企業で Fimple Bank の名
」という)
称でバンキングサービスを提供する HIS Impact Finance 株式会社(以下、
「HIF」という)
、および安全な
通信プラットフォームを提供する日本通信株式会社(以下、
「日本通信」という)は、スマートフォンによ
る新たな統合的デジタルサービスの提供を目指すことについて意見が一致し、本日、基本合意書を締結い
たしましたので、お知らせいたします。
この3者は、サブ SIM を用いた FPoS が実現するモバイル ID 機能が、銀行サービスや決済/ウォレッ
ト機能、さらにモバイル通信機能等、さまざまなデジタルサービスのセキュリティ基盤になり、これを構
築・活用することで、デジタル・トランスフォーメーションの推進力になる、という考えで一致していま
す。今後、3者共同で具体的なサービスの実現を目指します。
世界各地に 1 億 4 千万人以上のメンバーを擁すインドネシアの NU(エヌ・ユー) 安全なモバイル・
は、
エコシステムを活用することで、信仰に基づく最大の組織であり市民社会組織であるコミュニティに、デ
ジタル変革の実現を目指しています。この AAA 統合モバイルプラットフォームを介して提供されるサービ
スには、ペア鍵ベースのセキュア ID(PKBS ID:Pair-Key-based Secure ID)による FPoS 技術やリモー
ト SIM プロビジョニング技術に基づくモバイル ID と認証、国境を越えた送金、モバイルバンキング、決
済サービス、国際電話サービスなどが含まれます。
NU デジタルサービスの会長であり PT ALL ACCESS AREA の取締役社長である Imam Pituduh は次
のように述べています。
「このモバイルで電子的な身分証明機能(eID)を備えたスーパーアプリは、モバイル決済/ウォレット、電
話会社サービス、フィンテック、銀行サービス、ソーシャルサービスなどの AAA がコミュニティと世界中
のインドネシアの人々に提供するサービスに加えて、次世代レベルのデジタル ID セキュリティを提供しま
す。これにより NU としてのデジタル主権が確立され、セキュリティで保護された環境内で様々なサービ
スを提供する基盤が構築されます。まずは1億4千万人の NU メンバー、そして3億人弱のインドネシア
国民が新たなデジタルサービスにより最も恩恵を受けることになります。NU には日本、台湾、マレーシ
ア、中東、その他の世界各地に多数の会員がおり、現時点で既にマレーシアの 100 万人を超える NU メン
バーが定期的に家族等への送金を行っています。この日本プロジェクトの取り組みを通じて、より良い未
来の世界のために、デジタル・セキュリティ・エコシステムによってサポートされる国境を越えたバンキン
グとコミュニケーションのためのアクセスビリティ、アビリティそしてアフォーダビリティを構築します。
これは NU が目指すデジタル・トランスフォーメーションと人間とがうまく調和する世界です。
」
HIS Impact Finance 株式会社の創業者であり代表取締役社長 CEO である東小薗 光輝は次のように
述べています。
「私は、この画期的なグローバルプロジェクトに参画できることを大変光栄に思います。HIF / Fimple
Bank は、セキュリティで保護されたモジュール・エコシステムによって国際送金と国内送金をともに簡素
化する等、“ファイナンスをシンプルに”することに取り組んでいます。このブレークスルーは、手のひらの
上での真にシンプルなバンキングサービスをもたらすと確信しています。
」
日本通信株式会社の代表取締役社長である福田 尚久は次のように述べています。
「このプロジェクトはデジタル・トランスフォーメーションと人間との調和に対する明確なビジョンを持
つ AAA が主導し、HIF と当社は、その考えに共鳴し、参加しています。インドネシアあるいは他の国々か
ら来日し、生活あるいは旅行している方々に向けて、バンキング・決済・通信等のサービスを提供すること
を目指しています。当社の Fintech プラットフォームである FPoS が、1 億4千万人のメンバーを有する
組織から高い評価を受け、採用されることは、誠に光栄であるとともに、改めて責任を感じております。
」
■Nahdlatul Ulama(NU)について
Nahdlatul Ulama は 1926 年 1 月 31 日にインドネシアのスラバヤに設立されました。NU は信仰に基づ
く最大の団体および市民社会組織であり、会員数は 1 億 4,000 万人を超え 37 か国にまたがっています。
NU の使命は、人類に力を与えオムニチャネル(オンラインおよびオフライン)を通じてより良い文明を創
造することです。NU はまた学校や病院に資金を提供する慈善団体であり、貧困を緩和するためにコミュ
ニティを組織しています。
■All Access Area(AAA)について
All Access Area は、マレーシアに拠点を置く AM Capital Investment が支援する企業で、国境を越えたバ
ンキング、コミュニケーション、モバイル決済プラットフォーム、送金・両替サービスなど多くのサービス
に対応するスーパーアプリ機能の地域プロバイダーです。AAA は、B2B および B2C に効率的で費用対効
果が高く、信頼性の高いサービス、たとえば送金、支払いインフラ、様々な国の多数のコミュニティにアク
セスできる旅行用インターネット接続などの提供を目指しています。
■HIS Impact Finance(HIF)について
HIS Impact Finance 株式会社は、株式会社エイチ・アイ・エス出身者で澤田経営道場 2 期生の東小薗が創
業し代表を務める、主に信用保証業・ファクタリング業(企業間決済業)を行う金融事業会社です。2017
年 11 月に設立され、現在は売掛金まで保証する企業間決済サービス「Fimple 決済」やファクタリング業
務を展開し、HIS グループにおける金融事業の中核企業となっております。2019 年 3 月 4 日に GMO あお
ぞらネット銀行を所属銀行とする銀行代理業の許可を取得したことにより、HIS Impact Finance は銀行代
理事業と兼任業務である信用保証、ファクタリングサービス(企業間決済業)を同時に行うイノベーション
バンクサービスに世界で初めて取り組みます。今後は HIS グループだけに留まらず、より多くのお客様に
向けて、イノベーションバンクサービスをご提案してまいります。
■日本通信について
日本通信株式会社は、1996年の創業時から強い信念をもってMVNOという新たな産業を生み出してきた会
社です。あらゆるものがデジタル化し通信でつながる今日において、日本通信の特許技術であるモバイル
専用線は、その主要システム全てにおいて国際セキュリティ基準のPCI DSS認定を取得し、警察や銀行、
クレジットカード業界などの厳しいセキュリティ要件が求められる分野で採用されています。さらに日本
通信は、世界最高水準のセキュリティを確保しつつも、利便性を損なわずに本人認証と取引内容の改ざん
防止を可能とし、スマートフォンで安全・安心な金融取引を実現するフィンテックの共通プラットフォー
ム化も進めています。日本通信は今後も、チャレンジャーであり続け、安全なモバイル環境が、国境を越え
た社会インフラになることを目指してまいります。
<本件に関する報道機関からのお問い合わせ先>
PT ALL ACCESS AREA
PR:Meutia Besila E-mail:meutia@och.co.id
HIS Impact Finance 株式会社
広報:畠山 TEL:03-6872-1171 E-mail:his-impact-finance@his-financial.com
日本通信株式会社
広報:堀江 TEL:03-5776-1774 E-mail:corpcomm@j-com.co.jp
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