次世代MVNO基盤づくりに向け、ソフトバンクにHLR接続を申し入れ

2015 年9月 24 日
各 位
東京都港区虎ノ門四丁目1番 28 号
日本通信株式会社
代表取締役社長 福田 尚久
(コード番号:9424)
問合せ先 代表取締役常務 片山 美紀
電話 03-5776-1700



次世代 MVNO 基盤づくりに向け、ソフトバンクに HLR 接続を申し入れ


日本通信株式会社(以下、
「当社」という)は、本日、ソフトバンク株式会社(以下、
「SB」という)
に対して、SB の携帯通信網と当社の HLR(注)との相互接続を正式に申し入れます。当社は、他事業
者と差別化したサービスの提供を MSP 事業として推進していますが、自社 HLR はその基盤となるも
のであり、次世代 MVNO の基盤となるものです。


HLR は Home Location Register の略で、携帯網を利用するために必要な携帯電話番号や端末識別番
号等のユーザ情報を一元管理するデータベースで、モバイル通信サービスを定義し、実現するコアに当
たる機能です。今日の我が国の MVNO は、自社 HLR を使用していないため、サービスの独自性を発
揮できない状況が続いています。


当社は創業以来、MVNO の本分は、携帯事業者ができない、あるいはやりたくない通信サービスを
提供する、すなわち他事業者とは差別化した独自のサービスを生み出し、提供することにあると考え、
常に新機軸を打ち出してまいりました。そして今日、当社は、MSP 事業として、他者とは明確に差別
化したサービス展開を強力に推進しています。


そしてこの MSP 事業をさらに飛躍させるために、次世代 MVNO 基盤の構築を進めています。その
コアが自社 HLR なのです。


次世代 MVNO 基盤においては、今日ではできない様々な新サービスを提供可能になりますが、その
中の一つとして、国内及び海外を含めて当社が既に接続している携帯ネットワーク網を一元的に利用で
きるサービスを構築できます。特に IoT 分野の機器製造業者が、日本だけでなく、海外においても、当
社の特許技術である無線専用線と組み合わせて利用できる IoT 機器を輸出することも容易に実現できま
す。


MVNO 事業を生み出し、パイオニアとしてリードしてきた当社が、さらに新たな道、つまり次世代
MVNO 基盤づくりにおいてリーダーシップを発揮してまいります。
(注)HLR と同様の機能を有する装置として HSS (Home Subscriber Server) がありますが、ここで
は、HLR 及び HSS の総称として、HLR と表記しました。



■日本通信について
日本通信は 1996 年5月 24 日、モバイルが実現する次世代インターネットの可能性と産業構造に目を向け設立され
ました。当社ビジネスモデルはのちに MVNO と命名され、2009 年3月、総務省の携帯市場のオープン政策のもと
NTT ドコモとの相互接続を実現しました。特許技術のネットワークセキュリティ、ネットワークを効率的に運用する先
端技術やリアルタイムの認証技術、さらには MVNO ルールメーカ、世界初のモバイルインテグレーターとしての強
い技術ビジョンと高い遂行力によって、ユニークな通信サービスをつくりだしています。東京、米国コロラド州および
ジョージア州に拠点を置き、東京証券取引所市場第一部に上場(証券コード:9424)しています。

※文中の社名、商品名は、各社の商標または登録商標です。

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