西武グループ ネイチャーポジティブ宣言の策定について

2024 年2月5日
各 位
会 社 名 株式会社西武ホールディングス
代 表 者 代表取締役社長兼COO 西 山 隆 一 郎
(コード番号 : 9024 東証プライム市場)
問合せ先 執行役員広報部長 多 々 良 嘉 浩
(TEL.03-6709-3112)


西武グループ ネイチャーポジティブ宣言の策定について

株式会社西武ホールディングス(本社:東京都豊島区、代表取締役社長兼COO:西山 隆一郎)は、2030
生物多様性枠組実現日本会議(J-GBF、会長:十倉雅和経団連会長、事務局:環境省)が企業、地方公共団体、
NGO 等に対して呼びかける「ネイチャーポジティブ宣言」を策定しました。なお、本宣言は当社グループにお
ける重要拠点である、マチづくりに関する包括連携協定を締結している所沢市と同時に公表しております。自
治体と企業の同時公表は日本初となります。
「ネイチャーポジティブ(自然再興)」とは、自然を回復軌道に乗せるため、生物多様性の損失を止め、反
転させることを意味します。
西武グループでは、グループの経営理念である「グループビジョン」に基づき、持続可能な社会の実現に向
けた取り組みを「サステナビリティアクション」として積極的に推進しています。また、西武グループ環境方
針の中でも森林や生物多様性の保全に努めることを規定しており、グループ各社がさまざまな形で取り組み
をおこなっています。


西武グループ ネイチャーポジティブ宣言

西武グループは、当社グループにかかわる全ての人々の「ほほえみ」を生み出すことを目指しております。そ
の実現に向け、多様な人々を惹きつけるまちづくりや、心が動く感動体験の提供によって人々の特別な「時」の
創造をおこなっております。
まちづくりや感動体験の創造にあたって、生物多様性の保全による豊かな自然環境の維持は、欠かすことがで
きない重要な立脚点であると考えています。また同時に、豊かな自然環境を維持することで人々のほほえみを生
み出し、当社グループのまちづくりや感動体験創造に大きな価値を付加できるとも考えています。
そのことから、当社グループは、お客さまへより良いサービスを提供するために、ネイチャーポジティブの実
現に向けた国際的な目標を尊重し、すべての事業活動が生態系に依存し影響を与えているという認識のもと、ネ
ガティブな影響を回避・最小限に抑え、ポジティブな影響を最大限広げられるよう以下の施策に取り組み、ステ
ークホルダーの皆さまとともに歩んでまいります。


1. 保有アセットの OECM 登録等や森林認証を通じて生態系の保全に努めます
2. 事業活動と生物多様性への依存度・影響評価等をおこない、生物多様性の保全・回復活動を推進します
3. 周辺自治体や地域等と連携して自然と触れ合う機会を提供します
4. 生物多様性に配慮した消費活動を進めるため、食品ロス低減等資源の適切な使用に努めます

●ネイチャーポジティブ宣言について
ネイチャーポジティブの実現に向けて、様々なステークホルダーが、未来にむけた活動を表明し、一歩前進していくための“ネイ
チャーポジティブを目指す宣言”。
「2030 年ネイチャーポジティブ(自然再興)
」の実現に向けて、人類存続の基盤としての健全な生態系を確保し、自然の恵み
を維持し回復させ、自然資本を守り活かす社会経済活動を広げるために、これまでの生物多様性保全施策に加えて気候変動対策
や資源循環等の様々な分野の施策と連携し取り組みを進めることが求められている。
<ご参考>
西武グループのネイチャーポジティブ実現に向けた取り組み

・社有林や里山の保全
西武グループでは全国に社有林を保有しており、社有林および周辺の
里山の保全に努めております。
株式会社西武リアルティソリューションズでは、自治体・NPO・地域
住民・地元企業と協働で、森林保全や周辺地域の生物多様性の保全活動
を行っております。
所沢市に位置する菩提樹池では、所沢市や株式会社西武リアルティソ
リューションズをはじめとする関係者によって、豊かな自然環境と里山
景観の保全活用を図るための協定を締結しています。下草刈りや池のか
いぼりなどを定期的に実施し、生物多様性に配慮した保全活動等を行っ
ています。
飯能市に位置する飯能・西武の森では、水田の再生や近隣小学校が田植え等の授業を実施するなどしてい
ます。また、野球のバット材料となるアオダモの植樹を実施するなど森づくりへの貢献や、周辺の希少生物
保護にも取り組んでいます。
プリンスホテルズ&リゾーツでも、ホテルの立地する自治体と共に間伐や植林を実施しております。

(詳細はこちらをご覧ください:西武リアルティソリューションズ WEB サイト「社有地を活用した森づく
り」)

・環境省「自然共生サイト」認定評価の獲得
株式会社西武リアルティソリューションズが所有・管理・運営する飯能・
西武の森と東京ガーデンテラス紀尾井町 光の森では、
「自然共生サイト」
の認定評価を獲得しております。
飯能・西武の森は針葉樹林(スギ・ヒノキ)と広葉樹林(クヌギ・コナ
ラ)などの豊かな自然に恵まれた森で、都市近郊の里地里山の保全・管理
のモデル的な取り組みになり得ること、生物多様性の保全に企業と市民が
一体となって取り組む理想的な活動になっていることなどが評価されまし
た。また、東京ガーデンテラス紀尾井町 光の森は、都心に位置しながらも、
周辺の清水谷公園や弁慶濠まで緑を連続させ、生物多様性の保全と再生を
図る取り組みなどが評価されました。
(詳細はこちらをご覧ください:西武リアルティソリューションズ WEB サ
イト「環境省「自然共生サイト」において『飯能・西武の森』
『東京ガーデ
ンテラス紀尾井町 光の森』が認定評価を獲得~生物多様性の保全が図られ
ている区域として評価されました~」)


「生物多様性のための 30by30 アライアンス」への参画

西武グループ各社では、2030 年までに陸と海の 30%以
上を健全な生態系として効果的に保全を目指す国際的な目
標である「30by30 目標」の達成に向けて、環境省が主導す
る「生物多様性のための 30by30 アライアンス」へ参画して
います。
・埼玉西武ライオンズの環境・生物多様性の保全に向けた活動
西武ライオンズでは、野球を通じて持続可能な社会を実現するため「SAVE
THE EARTH Lions GREEN UP! プロジェクト」に取り組んでいます。
プロジェクトの一環として、環境支援について考えるきっかけづくりになる
ことを願い、「SAVE THE EARTH Lions GREEN UP! DAY」を開催し、監
督・コーチ・選手が着用するオリジナルキャップなどにサインを入れ、オー
クションに出品し、埼玉県の豊かな自然環境を次世代に引き継いでいくこと 「©SEIBU Lions」
を目的とした「彩の国みどりの基金」に寄付をしています。加えて、2022 年
度より所沢市のみどりの保全と緑化を推進するための「所沢市緑の基金」に寄付をしております。
(詳細はこちらをご覧ください:
埼玉西武ライオンズ「SAVE THE EARTH Lions GREEN UP! プロジェクト」



「西武グループ サステナビリティアクション」

西武グループの経営理念である「グループビジョン」に基づき、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを
「サステナビリティアクション」として推進しています。特に、事業を通して創造する社会価値として「4領
域と 12 アジェンダ(重要テーマ)」を設定し、積極的に取り組んでいます。


詳細ページ https://www.seibuholdings.co.jp/sustainability/

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